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【インタビュー】YELLOW SHOES MAN/瞬間を切り取って描く家族愛『夏の光る閒』

大阪を拠点に活動するバンド、YELLOW SHOES MAN(イエローシューズマン)が、2021年8月14日にリリースしたMV『夏の光る閒(なつのひかるま)』。

有名YouTuberである『みゆみゆチャンネル』と、奈良のシンガーソングライター『Enuiiy』とのコラボとなった今作は、『みゆみゆチャンネル』のために書き起こされ、制作された。

今回は、そんなYELLOW SHOES MANのGt./Vo.DAIへの単独インタビューを敢行。
『夏の光る閒』の制作の経緯や秘話を交えながら楽曲の魅力について、たっぷり話を伺ったので、MVのメイキング映像などを交えながら楽しんでもらえたら幸いだ。

いろんな思いを織り込んだタイトル『夏の光る閒』

https://youtu.be/CI06jeYGM70

――今日はよろしくお願いします!早速ですが、今回の作品はこれまでと若干作風が異なるイメージを受けました。今作のコンセプトについて教えてください。

DAI(Gt./Vo.):そうですね。今回『夏の光る閒』っていうタイトルなんですけど、このタイトル作りにめちゃめちゃ時間かかって。曲完成した時点でもですし、ミュージックビデオを作ってる時点でもタイトルが決まってなかったんですよ。
で、撮影終わってからミュージックビデオの撮影風景とかをイメージして付けていったんですけど、意味合いとしては夏の始まりから終わりまでの間をキュッと数分の中に収めたい、というのがコンセプトです。
その「間」っていう字の中にはいろんな意味が含まれてて、例えば人間だったり瞬間だったり時間だったりっていうことをイメージしてます。

――なるほど。

DAI:曲の中に「蛍」とか「月見」とかがあるんで初めは『蛍の光』っていう仮タイトルをつけてて、次に花札の役からとって『月見で一杯』にしてたんですよ。
で、いろんな人に自信ありげに「月見で一杯っていうタイトルどう?」って聞いて回ったら反応がイマイチだったんで変えようかなと思って(笑)
そこからもメンバーで考えて考えて『夏の光る閒(なつのひかるま)』になりました。

――『夏の光る閒』ってすごい綺麗な言葉ですし、「間」が旧字体になってるのも深いなと思いました。

DAI:ありがとうございます。『夏の光る閒』っていう言葉は造語で、僕たちが作ったんですよ。「間」も読みづらいけど、思い切って旧字体の「閒」にしました。
曲の中に「月」って言葉が出てくるんですけど、この旧字体、中の文字が「日」じゃなくて「月」なんですよね。そういう美術的なというか芸術的な要素も兼ね備えてる言葉にしたくて、そこにピッタリだったのがこの言葉だったから、読みやすさとかは度外視して、その思いを優先しました。だからこのタイトルは、ものすごい思い入れとこだわりがあります。譲れないくらい(笑)
だからこそ、ずっと決められなかったんですよね。

――そんなにタイトルに難航することって、今までありましたか?

DAI:いや、ないですね(笑)一番難航しました。ピッタリくるものがなくて。だいたい撮影してるときには決まってることが多いんですけどね。今回は撮影してるときもずっとタイトル決まりませんでしたし(笑)

――皆さんと一緒に臨んだ撮影があったからこそ、この言葉が降りてきたんですね。

DAI:それは大いにありますね。そうした思いも含めて、聴いて欲しいし、見て欲しいですね。

『みゆみゆチャンネル』のために制作した楽曲

https://youtu.be/dnQgt0Z4rko

――タイトルが完成するまでの間、すでに歌詞も曲もあったわけですが、この曲にかけた想いっていうか、心情的なというか。この曲で、どういう気持ちを表現したかったんでしょうか?

DAI:そうですね。この曲自体、今回コラボしていただいている『みゆみゆチャンネル』のために書いた曲で。家族の愛情みたいなものを表現できればいいなと思って書いてみました。
言葉にすると難しいんですが、夏の家族の様子。
たわいもないというか、なんてことない家族団欒の風景を思い描いていただきたいなと思って作りました。

――「家族団欒」って季節で行くといろいろあるかなと思うんですよね。冬なら鍋を囲んでみたり、春だったら花見をしてみたりとか。その中でも夏をピックアップしたのは理由があるんですか?

DAI:曲作ってる時が6月頃だったんで、次の季節と言えば夏みたいな(笑)曲の完成も7月の頭くらいで、みゆみゆチャンネルのご家族と連絡を取ったのもその辺りだったんですよ。で、急遽撮影日を決定してくれて、撮影して、ミュージックビデオ完成まで短い間で進んでいって。
元々みゆみゆチャンネル見ててめちゃめちゃ好きで大ファンで、僕がDMでラブコールを送ったんですよ。
「あなたたちのために曲を作らせていただけませんか?もし興味があれば返信いただけるとありがたいです」って送ったら「“未来の花嫁”など、過去の作品を見ました。ぜひやってみたいです」って形でご返答いただいたので、そこで急遽曲を作っていきました。

――それって、「みゆみゆチャンネルのために曲を作りたい」って思って声を掛ける段階では、曲の原型とかは全く無かったんですか?

DAI:全くなかったです。本当に、ご返答いただいて、1から作りましたね。

――それはすごい…!返答が来るとは思ってなかったところもあったりして?

DAI:そうですね、ダメ元でいった感じです。気持ちを込めてラブコール送ってよかったなって思いました!

――今回、みゆみゆチャンネルとは別にシンガーソングライターEnuiiyさんもご出演されてますけど、DAIさんからのラブコールですか?

https://youtu.be/AI3_cIYM6zw

DAI:ラブコールですね(笑)Enuiiyさんは奈良のシンガーソングライターさんなんですが、Instagramで初めて知って、ボクの好きな声で、しかも僕の声に合うなと思ってずっと見てたんです。

――ずっとファンだったんですね!

DAI:そうなんですよ。だから、元々は違う曲に対して歌を入れて欲しいなって思ってお声がけさせていただいてコラボが決まっていたんですが、並行して『夏の光る閒』も完成して、ちょっと僕の声だけじゃ寂しいなと思ったこともあって、予定になかったけど急遽『夏の光る閒』にも歌を入れてもらいたいってお願いして、OKしてもらいました。

https://youtu.be/RmUM5QJx-MU

家族の自然な姿を映像に残したい

https://youtu.be/agpFdYlco8I

――そういう巡り合わせで実際MVの制作に入って行ったと思うんですが、制作秘話をお聞きしていいですか?

DAI:そうですね。あの撮影は2日がかりだったんですよ。ロケは予約した京都の宿と、嵐山と、風鈴作りができる有名な正寿院というお寺でやりました。
ご家族で風鈴作ってもらうシーン撮ったり、宿で月を見るシーンとかを撮影していきましたけど、とにかくね、かいちゃんが可愛くて、Enuiiyさんも僕たちみんなメロメロでした(笑)

https://youtu.be/Z4e6tD0l4E4

――映像見ましたけれど、かいちゃん可愛いですよね!

DAI:そうなんですよ!車移動も長くて暇だったみたいで、かいちゃんが「つまんないよー」って言ってたことがあったんです。で、当日カメラマンしてくれてたHARAちゃん(“MOBYDICK”“DANNY BOY”Yuseki Harazono)の車で移動してたんですけど、その車に積んでたカービィのぬいぐるみを気に入ってくれてずっと抱っこしてました(笑)

――そのぬいぐるみは……

DAI:最後、HARAちゃんがプレゼントしてました(笑)そんなかいちゃんも可愛かった!

――あげたくなる気持ちわかります(笑)撮影に関しても、天気的にもすごい恵まれてたようですね?

DAI:そうですね、ちょうど満月の日で綺麗に撮れましたね!

――今回、演技とかではなく自然な姿を映像に収めた感じですか?

DAI:はい。もうほんとにできる限り自然に、僕たちがいないって感じで振る舞ってもらって。作り物っぽいというかクサくなるのが嫌だったんで演技はほとんどしてもらってなくて、チャンネルの雰囲気とか家族の雰囲気そのままで、自然体で撮影させてもらいました。

――では、絵コンテとかはガッツリ作り込んだわけではないんですかね?

DAI:絵コンテはガッツリ作ってないんですけど、ざっくり「この歌詞のときはこんなことする」みたいな構成だけ決めた感じです。当日撮影していく中で、構成通り行ったり、「こっちの方がいいな」ってなったら柔軟に変更したり。

――なるほど!なんとなく、YELLOW SHOSE MANのMVってストーリー性が高いからガッツリ絵コンテから作り込んでるイメージだったので、新しい挑戦だったんですか?

DAI:いや、僕たちからしたらいつも通りな感じです(笑)
『未来の花嫁』のときも「自然に」って感じで撮影して、HARAちゃんの編集でストーリーチックに仕上げてもらいました。

https://youtu.be/pX75iIuugc4

――そうだったんですか!

DAI:そうなんです。でも今回は本当に力入れて作りましたね。『夏の光る閒』って2分半くらいの短い曲なんですが、そこに2日の撮影でいろんな思いを詰め込みました。
思い出いっぱいの撮影期間で、本当に久しぶりに人とお別れするのが寂しかったです。

https://youtu.be/LPDHxyzv1Wc

――テレビでよくある「泊めてもらえませんか?」の別れのシーンを体験した感じ。

DAI:そうそう!あれテレビで見てて「1日2日で、そんなに悲しくならんやろ(笑)」って思ってたんですけど、今回でわかりましたね、悲しみが(笑)

家族の温かさを思い出してもらえる曲になることを願って

――『夏の光る閒』は、どんな人に聴いてもらいたいですか?

DAI:この曲はみゆみゆチャンネルみたいに、小さいお子さんがいて家族の時間が取れる年代の方に一番聴いて欲しいなって思うんですけど、もっと年配の方とかでも子供が小さかった時のこととか思い出して、自分の家族に優しくできるようなきっかけになればいいなって思ってます。本当、いろんな人に聴いて欲しいです。

――家族を知ってる人なら思い出して欲しいし、今家族の時間が取れてない人にはその時間を取れるようにしてもらいたいし、家族を知らない人には家族の温かさを知ってほしい、みたいな。

DAI:はい。『夏の光る閒』というタイトル通り、瞬間瞬間が光ってるというか、「あの時よかったな」っていう瞬間を思い出して欲しいですね。
この曲自体、みゆみゆチャンネルのために作ったんで、ご家族が何年後、何十年後にまた映像見返して「こんなこともあったな」ってのを思い出してもらえたらいいなって。そんな思いも込めて、曲も映像も作りました。

――聞いてるだけでほっこりしますね。今回「コラボしたいから」というより「この人たちのために作りたい」っていう思いでコラボが実現したわけですが、コラボすることに対して手応えすごい感じたんじゃないでしょうか?

DAI:手応えは、すごい感じましたね。自分が好きになった人にラブコール送って、OKしてもらって、しっかりその人の雰囲気を生かして、魅力を引き出して、素敵な時間を過ごして、いい作品を残せたら、やってよかったなって思うし、やっぱり自分からアタックして実現したというのはすごい達成感がありました。自分から行けてこうして作品が完成したことは自信にもなるし、大きな喜びを感じましたしね。
今回は、かいちゃんはじめみゆみゆチャンネルの皆さん、Enuiiyさんに会えたのがすごい嬉しかったです!

アルバムリリースをお楽しみに!

――今後のYELLOW SHIES MANの活動についてお伺いしていいですか?

DAI:今はアルバム制作に力を入れていきたいと思っていて、すでに曲は完成していてあとはマスタリングとかを進めている感じです。
あとは、ホームページ作ったりしたいですね。
それに、ありがたいことに最近『未来の花嫁』のMVをきっかけにいろんな人にYELLOW SHOES MANを知ってもらう機会が多くなってきて、いろいろなお話いただけるようになってきたので、これからいろいろ大きな動きがあるかもしれません。それもお楽しみに!
ライブは具体的な予定はないですけど、面白い企画とかがあればどんどん出演したいなって思います。

――楽しみなことがたくさんありますね!今後のYELLOW SHOES MANに期待が膨らみます!今日は本当にありがとうございました!

(Photo by YELLOW SHOES MAN / Interview & Text by 倉田航仁郎

『夏の光る閒』クレジット

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