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【連載】音楽と僕らの共存論/第6回

<隔週木曜日連載>




帰りたくない話。

これは、僕がバンドに固執する
根源的な理由のひとつ。

多分、まだ帰りたくないだけなのだ。
遊びのやめ時がわからない子供だった。
帰りのチャイムが鳴っても
もう一回と言ってきかない。
夜な夜な親の目を盗んで、
ベッドの中でゲームボーイに興じる。

終わりというものにとかく敏感で、
卒業式みたいなものはおろか、
家の車が代わるだけで
一悶着起こしていたという。

打ち上げ、みたいな集まりがある時も、
二次会、三次会、決まって最後まで残っていた。

もし。

ひとり、またひとり友達が去ったとして、
やがてひとりになってしまった時、
僕は続けているのだろうか。

少なくとも、
なにかを世に出すような活動は
出来ない気がする。

僕を外の世界へ連れ出してくれるのは
いつだって友達なのだ。

人に呼ばれない限り。
僕は家の扉を開けることはない。

内向的なタイプではないと思う。
けれど事実、自発的に出かけることは
非常にまれである。

そのくせ、一度出かけると中々帰りたがらない。
意味不明である。

今いる所から動きたくないのかな。
これはクリエイティブとしてどうなんだろう。

だけれども、欲求に嘘はつけないのだ。
けれどそれに支配されるかどうか、
これはまた別の問題だ。

うまく付き合っていかなければならない。

そういう意味では帰り道って重要で。

帰りたくないけど帰る日に聴く音楽とか、
そういうシーンでお供できるような、
浸れるような音楽作りたいよなあ。

帰り道ってみんなどんな音楽を聴きますか?

僕はどうだろう。

こんなこと言うと元も子もないけれど。
意外と、
音楽はかけてないかもしれない。

例えば今書いているこの記事は、
帰り道に少しずつ書き溜めたものだ。

こうやって、
なにかをアウトプットしている事も多い。

帰り道って、
その日あった色んなコトとか、
感情が。

ぐるぐる渦を巻いている時間だから。
それを整理したくって、
こうやって書き殴っているのかもしれない。
思えば、歌詞を書くのも。
帰り道っていうパターンは多い。

その時は大抵メロディも一緒に
降りてくるものだけど、
0が1になる瞬間っていうのは、
やはりこれまでの所、帰り道が多いようだ。

ともあれ、僕はバンドを続けたい。

まだ、帰りたくないのだ。

Endless宵道/伊藤 翔(Dr.)

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過去の連載記事

Endless宵道/今日の1曲

https://youtu.be/z9g2uYurKlA

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