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【連載】カセットテープに吹き込んで/第1回

<隔週金曜日連載>




第1話【陰と陽】

PUTAINS(ピュタンズ)によるA面とB面からなる小話。
そのお供にお勧めの曲も紹介しているので、聴きながら楽しんでもらえたら幸いです。
さて、今日はどんなお話なのか・・・

A-side

(I Wanna Live A Dream In My)Record Machine/Noel Gallagher’s High Flying Birds

https://youtu.be/ooDi6tZb3LQ

私は「陰キャラ」という言葉が嫌いだ。
なぜなら、私が「陰キャラ」だからだ。
学校のクラスの上流階級たちが考えた、我々を蔑む言葉だ。
「陰キャラ」とは、根暗で目立たない、イケてない人を指すのだろう。

いいじゃないか別に。

みんな学級委員長だったらクラスはまとまらないだろうし、サバンナにライオンしかなかったら生態系はすぐに崩れるだろう。

ポップにイジったこの言葉は浸透し、我々の存在を明るみにしたのだ。

私は中高生の時、クラス内の勢力図の中でもちろん最下層に属していた。
体育祭などの学校行事なんて最悪だった。

「陰キャラ」は邪魔扱いされるから。

でも、いいんだ。
無理に集団に入る必要はない。

そもそも私は人間が苦手だ。

人と関わると疲れるから、その分のエネルギーを音楽に費やしていた。
MTRやDTMが普及し始めた時代に、私はカセットテープレコーダーを愛用していた。
毎日毎日、カセットテープに何十曲、何百曲と自分の作った曲を吹き込んだ。
曲を作るということは、私にとって日記をつけるようなもので、日々の鍛錬により誰にも負けない作曲能力を身に付けたのだ。

私は引き続き「陰キャラ」として、ピュタンズで最強の曲を書き続けていく。

B-side

光の方へ/カネコアヤノ

https://youtu.be/cE7-jDEKtE4

火山が噴火し、マグマが冷えて固まってできた裸地。
ここから大森林の形成には1000年以上かかると言われている。

初めの荒原ではコケ植物などが出現し、その後土壌の栄養分や水分量が充実していくにつれて草原となる。

さらに、土壌の環境が整ってくると、樹木が生育できるようになるが、初めに登場するのが陽樹である。
日当たりの良いところで生育でき、他に遮る植物はいないため、どんどん繁栄していく。瞬く間に陽樹の森となる。

しかし、弱点がある。

陽樹の森の内部は、自分の姿のせいでほとんど太陽の光が入らない。

つまり、自分の子孫として作った種は地面に落ちたとき、太陽の光は当たらず死んでいく。

その隙に、森林の地面で出現するのが陰樹の芽である。
日当たりの悪い場所でも自己ベストの光合成ができ成長する。

その後、陽樹の寿命による倒木と陰樹の急成長によって、最終的には陰樹の森となる。
この森林の最終形態は陰樹で構成され、これをクライマックス(極相)という。

かっこいいではないか。

そう、勝利したのは「陽キャラ」ではなく「陰キャラ」だったのだ。

ピュタンズはまだ大森林の地面にようやく芽をつけた陰樹だ。

これから光の方へ伸びて急成長を遂げるために、養分と水分をたくさん吸収しなければならない。

PUTAINS/MYSK(Gt./Vo.)

PUTAINS

オフィシャルサイト:https://putains.wixsite.com/putains-official

Twitter:https://twitter.com/putains2016

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YouTube:https://www.youtube.com/channel/UC_37-tDdNF7GycLnjY3sRsA

AppleMusic:https://music.apple.com/jp/artist/putains/1494427506?ct=artists_putains&ign-itscg=30200&ign-itsct=toolbox_linkbuilder&ls=1%2C1

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