【連載】オ客ハ読ムナ。/第6回

<毎週土曜日連載>
大阪聖地巡礼の旅① 中野音響編
本日は番外編です。
関西でバンドを長くやっていれば、自然とたどり着く場所がいくつかある。
そんな場所のひとつを今日は紹介します。
「中野音響」さん。
どーん!!
アンプの修理屋さんです。
南堀江knaveとしてももちろんですが、
三国ヶ丘FUZZ時代からライブハウスの人としてもお世話になってますし、
自分のアンプや機材関係でも色々とお世話になっています。
大阪のライブハウスであったり、練習スタジオであったり、誇張なしに8割ぐらいが
中野音響のお世話になっているんじゃないかな?と思います。
さてさて。
中野音響の中野さん。
アンプ修理の腕はもちろんなのですが、とにかく話が面白い。
そして濃い(笑)。
即実践できる実用的な話から、あらゆるロック、機材の豆知識まで、
中途半端なセミナーに行って1万円払うぐらいなら、中野音響で中野さんの話を聞いてるほうが勉強になるんじゃね?
って、ぐらいタメになる話を色々と聞かせてくれます。
実際、僕がアンプ関係で偉そうに若い子に話す内容って、
ほぼ中野さんから教えてもらった内容だったりするのは内緒の話です(笑)。
心の師匠です。
中野さんはちょうど僕の半世代上ぐらい。
やっぱりたまにはね、
先輩の知識と経験にもとづいたタメになる話を僕だって聞いておかないとダメなんですよ。
で、どうしても僕のブッキングという仕事柄もあって、
「最近の若いプレイヤーにはこういう言い方しても伝わらないんですよね~」
みたいな話を中野さんにすることも多いです。
先輩から受け継がれてきた音作りやバンドをやる、演奏をするうえでの「当たり前」が、
僕らの次の世代ぐらいから、継承されてないようなイメージはたしかにあって。
たぶん僕ら世代ぐらいで、一本「線」が引かれているイメージなんです。
もちろん僕らもギリギリの世代なんで、知らないことは山のようにあるんですが。
そういうのを途切れさせちゃいけないよな…みたいな変な使命感も多少は僕にもあって。
音作りで悩んでるバンドマン向けにそんな話をする機会をうまくつくれないかねー?みたいな話も中野さんとしたり。
セミナー形式になるんですかね。
ミュージックラビッツさんの企画としてどうでしょうか?(と軽く売り込んでみる 笑)
話はそれますが、
僕にもそれなりに蓄積してきた、音作りだったりアレンジだったりのノウハウみたいなのもあるので
バンドのプロデュースみたいなことも本当にやってみたいんですけどね。
PAさんでもレコーディングエンジニアさんでもないので、プレイヤー、ライブハウスの人目線でのそれにはなってしまいますが。
もちろん、バンドと僕との相性もあるとは思いますし、それなりに完成してるバンドをどうこうはできないとは思うんですけど
まだ方向性の定まりきっていないバンドさんに、演奏をするうえでのコツを教えてみたり
それなりに形にする…っていうのは出来るような気はするんですが。
これもミュージックラビッツさんの企画でどうですかね?(と、また売り込んでみる 笑)
と、話もそれてしまいましたが。
本当は今回ぜんぜん別の話を書くつもりでいたのです。
用事があって中野音響に久しぶりに行ったら、予想外に話が長引いてしまいまして。
なので、ミューラビさんのこのコラムを書く時間がなくなってしまい
中野音響さんの話を書いてます。
中野さん、楽しい時間をありがとうございました。
アンプの修理屋さんなので、そもそもアンプを持っていないと行けないお店ではあるんですが
ギターアンプ、ベースアンプを持っている方は一度、リペア、メンテナンスなんでも良いので
理由をつけて、中野音響さんに行ってみてください。
「待ち時間の世間話」と見せかけて、かなり濃い有益な話を聞けると思います。
では、また来週!!
The denkibran(Vo./Gt.)&南堀江kanve(ブッカー)/倉坂直樹
中野音響

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