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【インタビュー】Kinail × Som /初コラボを果たした二人の核心に迫る

大阪を拠点に活動するトラックメイカーKinailが、東京で活動するシンガーソングライターSomとコラボ作品 “ My Wave ” をFTZrecords(@ftzrecords)からリリースした。

https://youtu.be/E2gLPWGSe90

今回初コラボとなった二人だが、その素性はSNSなどでもあまり伺い知ることができず、そうしたミステリアスさも魅力と言える。

そこでミュージックラビッツでは、そんな二人の核心に迫るべく、インタビューを敢行した。

普段の活動

――SNSなどを見ていても結構ミステリアスな部分が多いので、まずお二人の普段の活動について教えていただけますか?

Kinail:はい、普段はトラックメイカーとして活動していて、歌い手さんのトラックメイクをしたり作曲をしたりしています。オールジャンルでプロデュースしていて、今回も自分からSomさんにお声がけさせていただき、一緒に作ることになって今に至ります。

――なるほど。楽曲提供とかも含めて、普段からいろんな方々に自分から声をかけているんでしょうか?

Kinail:提供っていうより、自分からお声掛けさせていただいて「一緒にやりましょう!」ってやってる感じですね。

――今回はそれでSomさんにお声がけしてということですね。

Kinail:そうですね。

――ちなみにKinailさんは楽器はされるんですか?

Kinail:楽器は幼稚園の時からずっとドラムやってて、中学校では部活でサックスを吹いてました。ピアノもちょっとやってて、音楽にはずっと触れてきたと思いますね。

――今はその辺の楽器を演奏することは考えてないということですね。

Kinail:ないですねー。そこのスキルを作曲に生かしたいと思っているので!

――なるほど!ありがとうございます!では、Somさんはいかがでしょうか?

Som:シンガーソングライターとして活動してて、作詞作曲とミックスとマスタリングのすべて家で完結させている『ベッドルームアーティスト』をやってます。ずっと本名で活動してたんですが、去年の夏頃からリリースし始めたのをきっかけにSom名義で活動していて、去年の12月に EP をリリースした、というところですね。

――ライブとかもされてるんですか?

Som:そうですね。コロナ禍になってからはライブもあんまりできてなかったんですけど、2、3ヶ月弱前に大阪から関東の方に引っ越して来たタイミングでライブに出演させていただいてたりして、都内でのライブ活動もちょこちょこ開始している感じです。

――普段はお家で作品は作れるけどライブは外に出ていてちゃんとやるということですね。お二人とも、あまり顔出しされていないので気になっていたのですが、スッキリしました!Somさんは最近顔出しされてきていますが、Kinailさんは顔出しされてませんよね?

Kinail:そうですね。今のところしないですね。笑

――それはやっぱり裏方だからなのでしょうか?

Kinail:そうですねー。アーティストとして活動するということになったら考えようかなと思ってます。笑

――では現段階ではまだ今のアー写で行くということですね。

Kinail:はい、そうですね。

音楽のルーツ

――次に、音楽を始めようと思ったきっかけやルーツとなる音楽っていうのがあると思うんですが、影響を受けたアーティストなどをお伺いしても良いですか?

Kinail:基本的に邦楽を聴かなくて、洋楽ばっかり聴いて育ってきたんですね、ちっちゃいときから。だから洋楽調のトラックを作りたいっていう思いがあって。歌うとかじゃなくて、アーティストをサポートしたいとか裏方に立ちたいとかっていう願望があったので、今プロデュースとか作曲とかをしているっていう感じですね。

――聴いていた洋楽のジャンルはどんな感じでしたか?

Kinail:ジャンルはポップスですね。親がOne Directionとかの王道系が好きやったんですけど、自分はちょっと外れてクラブミュージックとかハウス系に興味を持ったんです。他にはアコースティック系の洋楽にもちょっと興味を持ち始めて、そこから段々深く掘っていく中で、自分の持ち味とかを考えるとEDMとかクラブ系の音楽がやっぱり好きなんじゃないかなって思ってます。洋楽全般も好きなんですけどね。笑

――普段からもそういう音楽を聴いているんですね。

Kinail:そうですね。プレイリストにはだいだい洋楽しか入ってないですね。笑 だからバンド界隈とはあまり繋がりがなくて。海外だとたぶん、バンドってあまりメジャーじゃないんやと思います。日本人って結構バンドとかに興味を持ちがちじゃないですか。バンドのライブとかもよくやるんで。でも海外って多分ソロアーティストとかがバンって伸びたりとかしてるから、バンドの文化っていうのが日本よりないんじゃないかなって感じてます。

――では視野は海外に向いてるっていうことですかね?

Kinail:そうですね海外向きですね、多分。

――じゃいつか本場で…!

Kinail:いや、まだそこまでは!笑

――いやいや、楽しみにしています!Somさんの方はいかがでしょうか?

Som:きっかけはいろんな事が積み重なって、今に至るかたちにはなるんですけど、K-popとか日本のアーティストを沢山聴いていく中で、作曲をしたいと思うようになったのがきっかけのひとつではあります。専門に入って作曲を学び始めたのが音楽生活になっていく最初の段階でした。その後バンド活動をしたのも転機でしたね。自分で音楽を作って自分自身がアーティストとして活動していきたいのかもなと思うようになったからです。それまでは作曲家を目指していたので。

――バンドやられてた時はご自身の曲ではなかったんですか?

Som:自分の曲ではありましたね。自分で作曲してボーカリストに歌ってもらうっていう感じだから自分が前に立つ側ではなかったんですけど。その活動が終わってから自分で歌うのもアリ……アリって言うと軽いんですけどね。笑 自分が前に立って表現したいことを形にしていきたいと思ったことが大きいかもしれないです。

――バンドの時はパートは何をされていましたか?

Som:トラックを同期で流しながら、キーボードをしてました。

――なるほど。先ほど専門学校で作曲を学び始めたとのことでしたが、そもそも何を目指して入学されたんでしょうか?

Som:作曲家を目指して入学しました。作曲した曲を歌ってもらったり、映画音楽にも興味がありました。作曲だけでなく、演者として人前で演奏する事も多くあったんですが、そんな経験をしながら、自分も前に立って表現をしていきたいと思う様になったのかなと思います。今はサウンドやジャケットまで自己完結させてますが、それも色んなアーティストを見てきて、プロデュースを自ら行なう姿がかっこいいと思ったのもあります。笑

――じゃあできることは全部自分でやっていきたいというところなんですね!

Som:そうですね。物を作ったりとか音楽を作ったりとか、全部好きだったので一気にやってみようと思って始めました。

――始めようと思っても、ジャケットだったりの制作系だと全然違うスキルだと思うんですけど、そういうのもやっていけて自分の中でその結果に満足できるってすごいなと思います!

Som:いやでも最初の方は全然でした。笑

作品制作について

――次に、作曲をされているお二人にお伺いしたいのですが、曲が浮かぶタイミングってどんなときなのでしょうか?

Kinail:自分はホンマに日常生活でメロディーが頭に出てきたりとかがあって、それをひたすら携帯のアプリに打ち込むっていうのをずっと前からやってます。没もいっぱいあるんですけど、その中でいいものを集めて作曲してますね。思いつくのは日常生活の中で、それをひたすらメモリーするっていう感じです。

――あとでそれらの断片を膨らませていくという感じですね!Somさんも同じように曲や歌詞をメモするカタチでしょうか?

Som:そうですね。歌詞はメモったりするんですけど、実際に曲を作るってなるときは本当にいろんな作り方があって…… “ 降りてきた ” ときはメロディーとかワンコーラス全部思いつくことがあって、そんなときは全部一気に携帯に録音しといて、あとで使ったりします。それに、曲を作りながら「次はこんな曲を作ってみよう」っていうこともあるので、現在の制作をしながら次の制作の方にフォーカスさせているってこともありますね。もちろん、コンセプトとかと決めてそこで一気に制作するときもありますし、「この音使いたい」ってところからも入るところもあって、いろいろかもしれないですホントに。笑 普段Spotifyで何気なく他の人の曲を聴いてるときとかに、自分の作りたい曲が思いついたりとかも結構多いかもしれないです。

――最近なら、どんな曲を聴いてインスピレーション受けましたか?

Som:最近は海外のアーティストの、Fiji Blueというユニットの “ Outside ” をよく聴いていました。

――ピアノで作曲されるているんですかね?

Som:そうですね。midiキーボードで打ち込んでシンセを使うことが多いので。

今後の活動や展望

――最後に、今後の活動や展望をお聞かせください。

Kinail:裏方としてのプロデュース業をやりながら、アーティスト活動をやっていきたくて。パフォーマンスとしてはDJとかをこの先やっていきたいなと思ってますね。プロデュースしつつ作曲しつつDJをやるっていうのが、僕の夢見てるスタイルです。

――固定のメンバーで、というわけではなくてですか?

Kinail:ではなくて、個人的にライブハウスとかクラブでDJしたりとかっていうのが、今の目標ですね。

――今回のSomさんのように、やりたい人見つけたら声かけて組んでやるみたいな感じですね。

Kinail:そうですね。

――目標としているステージやイベントとかってありますか?

Kinail:イベントは視野に入れてて、DJとして活動して行くんだったらイベントに出ないとですからね。知名度もあるんで、そういう点を結構重視してイベント出演とかしていきたいです!最初は大きなイベントでも小さなイベントでもいいですけど、そこにゲストとかでサブで出たいなと思ってて。そこからつながり増やして行きたいなと思ってます。

――その界隈で仲間を増やしながら、ということですね!Somさんはいかがですか?

Som:私がすごく憧れている日本のアーティストでAAAMYYYさん(@amy0aaamyyy)とかさとうもかさん(@rrw6sv)がいるんですけど、ソングライター力もしっかりとありながら個性がすごい強いじゃないですか。存在感がすごいあるのと、しっかりと自分の曲として作品を出しながら他の人の作品とかもサポートされてたり、CM の楽曲を作ったり。そういうクリエイティブなところも前面に出しながら活動されているので、ああいう風になりたいなって思います。

――今Somさんがされてることの延長線上にいるような人たちですもんね!具体的にこうしようっていうのはあるんでしょうか?

Som:今まであまり顔を出しながらっていう感じじゃなかったんですけど、今後はもう少し自分のキャラクターというか、曲だけをどんどん出すんじゃなくてちゃんとコンテンツを提供していきながら、自分がどういうアーティストなのかっていうのを表に出していかないといけないなと思ってるんです。最近自分を出せるような場所として、ラジオとかで自分のことを話す機会があったりしてたんですけど、そういうのを自分でもやっていかないとなっていうのがあったりします。実際のリスナーさんとかフォローしてくださってる方に向けて「こういうアーティストです!」っていうのを出して、曲と一緒に自分自身のアーティスト性を好きになってもらえたらいいなと思っています!

――なるほど!お互い目指すところが明確にあって、今後の活躍がとても楽しみです!では今回のインタビューはここで終わろうと思います。ありがとうございました!

Kinail、Som:ありがとうございました!

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アーティスト情報

(Photo by Takashi Komine / Interview & Text by 倉田航仁郎




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