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【連載】音楽と僕らの共存論/第3回

<隔週木曜日連載>




ジャンル分けの話。

どういう音楽聴いてる?への解答

切ない系が好き。

最近はこう答えている。

以前はつい、

「最近はポストロックの流れを汲んだ
 深夜アニメの主題歌やってそうな邦ロックを聴いてます。
 メタルなら速いのとクサいのと北欧系が好きです。
 あと何だかんだV系はずっと聴いてます」

なんて捲し立てていた。
知らん人からしたらなんのこっちゃ、
ヤサイカラメアブラマシマシさながら全く意味が通じない。

しかし、人はジャンルを分けたがる。

これは音楽に限った話ではなく、
先の例をなぞればラーメン業界もまあジャンル分けの多い事。

やれ魚介系だ二郎系だ家系だ、
「こいつらはラーメンじゃなくて情報を食っている」
なんて見事に揶揄したマンガの一コマが
インターネットで流行ったっけ。

当該のマンガをしっかり読んでいないのでアレだが
この一コマだけ切り出しても
中々痛快ではある(だから流行ったのだろう)。

しかし揶揄する気持ちもわかるが
僕自身ご多聞にもれず「情報を食う」ことの悦びも
わかってしまう性格の為、このように考える様にしている。

情報も食べていいじゃん。

結局ものの楽しみ方なんてものは
僕ら個人に許された自由であり、私的な領域だ。

実際のところ僕が本当に味を楽しめるほどの舌を
持ってるかなど知る由もないが、

とにかく世界を楽しむ為に、
僕は”味”も”情報”も余すとこなく
平らげてやろうという気概でもって
この情報社会に挑みたい。

本題に戻そう。

音楽に於いてもジャンル分けがなされ、
無数のサブジャンルが乱立し、
ジャンル分け論争が巻き起こる。

これは、

勿論一部にはレコード会社なりの
マーケティング戦略も多分に関わって居るだろうが、

むしろそれこそが
音楽の”情報”を食っている人々が存在している事の
なによりの証左と言えるだろう。

じゃあ音楽を情報で楽しむってなんだろう。

きゃりーぱみゅぱみゅを初めて知った時は、

Perfumeと同じく
中田ヤスタカプロデュースの
アーティストという触れ込みで認知し、

楽曲を聴いた後の感想も、

「なるほどやはりテクノアレンジだけれども
 より明るくポップで遊びの効いた歌詞だな」

なんて、

やはり前情報との比較で捉えたものだ。

ジャンル聴きというものもある。

ジャニーズの新譜はとりあえず担当のグループでなくても
抑えているという人もいるだろうし、
とにかく俺はメタルしか聴かない
というような知り合いもいる。

僕は結構ヴィジュアル系と呼ばれる様なアーティスト群は
定期的にチェックする癖があるのだが、
特に近年サブスクやらYouTubeなどの
関連アーティスト機能のおかげでこういった聴き方は
前にもまして試みやすくなったように思う。

その一方で、
ヴィジュアル系ならなんでも好きになれるかというと
残念ながらそうでもない部分がある。

そして、ヴィジュアル系以外を全く聴かない訳でもない。

だから、当たり前かもしれないけれど、
ヴィジュアル系に好きなバンドが多いのは、
彼らがヴィジュアル系と呼ばれているからではないのだ。

けれど、彼等がヴィジュアル系と呼ばれていたからこそ、
彼等の音楽と出会えた可能性は高い。

そういう意味では、

やっぱりジャンル分けって
返す返すも大きな意味を持っているんだろうけれど、

じゃあ逆に気になるのは、
僕の好きな音楽の本当の共通項って何だろう?

言いかえれば。
僕の好きな音楽をズバリ指し示す音楽ジャンルの名前である。

それに対する現時点での近似値としての解答。

切ない系が好き。

するとたちまち生まれる次の疑問、

何をもって切ないとするのか哉。

これについてはまたの機会に。

Endless宵道/伊藤 翔(Dr.)

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過去の連載記事

Endless宵道/今日の1曲

https://youtu.be/_LV2Kl7EA4k

アーティスト情報




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