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【ライブレポ】PUTAINS/苦しみの渦中だからこそ、音楽で幸せなひと時を

自粛・延期となった1st Full Album『FEEL』リリースパーティが、急遽無観客配信ライブという形で開催された。

3月25日に1st Full Album『FEEL』をリリースした彼ら。

当初開催予定だったリリースパーティは、昨今の新型コロナウイルスの影響でやむなく自粛・延期に。

しかし今この状況だからこそ音楽を届けたい、という思いから4月5日に無観客配信ライブを慣行。

今回はその模様をレポートした。

なおこの配信ライブは現在もアーカイブで視聴可能(文末にリンクを掲載している)なため、ぜひそちらも見ていただきたい。

(使用している写真は配信映像をもとに構成しているため、画質が悪くなっている。あらかじめご了承いただきたい。)

ポップでハピネスなPUTAINSのライブへようこそ!

MSYKによる弾き語りで配信ライブはスタート

当初の予定時刻を少し過ぎて配信ライブは開演。

アコースティックギターを抱えたMSYKによる『Good Wave Good Night』の弾き語りで幕を開けた。

アルバムのラストを飾るゆったりとした牧歌的な空気を纏うこの曲を、ギターを鳴らし優しく歌うMSYK。

音源とは違ったテイストを楽しめるのも、こういったライブならではの醍醐味だろう。

演奏を終えたMSYKは、「PUTAIN配信ライブ、スタート」の一言で我々を誘う。

彼の声にかぶせるようにkajuhiroのリズムが跳ね、doyのリズミカルなベースが鳴る。

いよいよ楽しいライブの始まりだ。

リズム隊2人による安定感抜群のパフォーマンス

アルバム冒頭を飾る『New Day』で、場の空気を一気に自分たちの世界へと変えるPUTAINS。(MV:https://youtu.be/1F6lXX28wwQ

穏やかな音色ながらもタイトなリズムと、浮遊感のあるギター・シンセサイザーの音は、思わず身を委ねたくなる心地良さだ。

ライブはそのまま3曲目『Cassette Tape』へと突入。

ボーカルMSYKのルーツともなる往年のUKロックを思わせるサウンドに、新しさを感じさせる現代的な電子サウンドを乗せた、正真正銘彼らにしか作り出せない1曲だろう。

無邪気な笑顔でリリースの喜びを滲ませるMSYK

演奏を終え、ここで一旦ライブはMCへ。

生放送、生配信ライブというこれまで経験のない形で、多くのリスナーへ自分たちの音を届けられる喜びを表す彼ら。

無観客でのMCに若干のやりにくさを滲ませながらも、MSYKはいつもと変わらない語り口で新作を発売したことの喜びや思いの丈を語る。

自らが通っていたCDショップで自分たちの音源を販売していることへの嬉しさを語る姿は、さながら純粋な音楽好きの少年そのものだ。

スペシャルゲスト、シンガーソングライターEriが登場

MCの流れからそのまま、ここで次曲のゲストが登場。

『FEEL』の制作にも深く携わったという愛媛のシンガーソングライター・Eriをステージ上に招き、4曲目の『素敵ね』へ。(ソラミドレコーズTwitter:https://twitter.com/soramidorecords

気だるげでスロウなメロディの中に、時折お茶目さを感じさせるようなEriのギターフレーズがキラキラと光る。

文字通り『素敵なゲスト』を迎え、曲はエンディングを迎えたのであった。

ポップミュージックの奥底に秘めるPUTAINSの大きな原動力とは

SNSでは彼らに向けての多くのファンの声援が

ゲストのEriを見送り、ここで再びMCタイム。

画面の向こうの視聴者はどんな風に配信ライブを楽しんでいるのか、とSNSで彼らの反応を見てみることに。

蓋を開けると、予想以上の多くの視聴者の反応に笑顔を見せるPUTAINSの面々。

自分たちの居る愛媛県から遠く離れた地で応援してくれているファンの存在も、非常に心強い存在となったようだ。

今しかない時間を、後悔のない人生に

「(スタッフから)巻けって言われたんですけど、ちょっと語らせて下さい。」

MSYKはそう一言前置きして、言葉を紡ぐ。

全ていつか終わる。

雨も必ず止むし明けない夜はない。

だから皆さん、今を乗り切りましょう。

それは楽しい時間や自分の人生も同じ

人生は短いし、やり直しもできない。

だからこそ、やりたいことをやろう。

自分を憎む人たちより、自分の好きな人たちと、一度きりの人生を生きよう。

僕たちはそんな思いでPUTAINSをやっています、だから皆さんも自分の人生を大事に生きて下さい。

お互い、いい人生を過ごしましょう

穏やかな、けれど力強い口調でMSYKはそう語った。

これこそが、きっとPUTAINSが音楽を奏でる一番大きな原動力なのだろう。

そんな思いを込めたとっておきの曲です。

そう言い、彼らは至高のポップチューン『Happy & Lucky』を展開させた。(MV:https://youtu.be/VTL9icEwwk0

確かな彼らのメッセージがどこまでもハッピーに伝わってくる

音楽を紡ぐ、今この時は永遠ではない。

だからこそ、今だけは楽しい気持ちでいたい。

それはいつか来る終わりから目を背けた逃避ではなく、終わりをも受け入れ全てを肯定する為のポップミュージックだ。

この2つには天と地ほどの差があるし、だからこそPUTAINSの音楽には底知れない説得力と包容の優しさがあるのだと思う。

自らの音楽を奏でる大きな原動力を背に、彼らのライブは終盤へと向かっていく。

色鮮やかな照明を受け、疾走感を携えた『Wet Dream』のサウンドに乗って。

エンディングの前に…バンド物販紹介コーナー

ラスト1曲を控えた、MSYKによる最後のMCタイム。

曲の前にグッズ紹介を、という一言でベースを置きdoyがおもむろに物販を持ってきた。

前作『YOLO』のロゴTと、MSYKの落書きをあしらったキュートなTシャツ。

そして、PUTAINSのロゴが入ったミニポーチ。

これらは現在ネットでも通販を行っている為、気になるファンはぜひ購入してみて欲しい。

https://putains.wixsite.com/putains-official/goods

いよいよ最後の1曲。

今のこの状況に若干の悔しさを滲ませながらも、再び平和な日常が訪れた日には、またここライブハウスで会えるように。

その日を願いながら、そして大勢の視聴者・スタッフへの感謝を述べながら、ラストソング『愛してやまないあなたに』で彼らのライブは幕を閉じた。

PUTAINSらしいエンディングでライブは終演へ

演奏を終えた彼らは楽器を置き、ステージ前方へ。

バンド初の、そしてライブハウス松山サロンキティとしても初となった緊急配信ライブ。

彼らはその最後にこれを支えてくれたスタッフ1人ひとりを紹介しながら、彼らへの感謝と拍手を送っていた。

一般的なバンドマンのイメージとはかけ離れた、非常に謙虚で穏やかな姿勢。

これもまた、PUTAINSというバンドや彼らの音楽の1つの魅力なのだろう。

45分の中で様々な魅力を見せてくれた彼らの活躍に、これからも大きく期待したいと思う。

SET LIST

<2020年3月14日/配信ライブ>

  1. Good Wave Good Night
  2. New Day(MV:https://youtu.be/1F6lXX28wwQ
  3. Casette Tape
  4. 素敵ね
  5. Happy & Lucky(MV:https://youtu.be/VTL9icEwwk0
  6. 愛してやまないあなたに

ライブのアーカイブ配信

当日の配信ライブの様子はアーカイブされており、松山サロンキティ/松山キティホールの公式チャンネルで現在も視聴することが可能なので、ぜひ確認してほしい。

https://youtu.be/2Z4LU3j6_8A

アーティスト情報

PUTAINSについて

PUTAINSの概要やオフィシャルサイト、ディスコグラフィーなどの情報は、以下の記事で解説している。

(Text & Photo by 曽我美なつめ

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