【連載】チセツナガラ小唄ぺこのどないせえと?/第4回

<毎週水曜日連載>
サイダーの死体を一瞥して冷蔵庫に向かう。
まだ夏じゃ無いけど夏を切なく表現する為に安易にサイダーを使うのはよくないことです、気をつけましょう。
フタがちゃんとしまっていた、しまっていなかったは関係がない。
ラベルの下辺りまで飲んだサイダーは次の日、常温になる頃には息をしていない。
サイダーよ、どうか安らかに。
最近はほとんど冷たいうどんの事ばかりを考えている。
こうなってしまったらもう9月の前半くらいまではきっとダメです、ごめんね。
先週人に、「人懐っこい」って言われた。
別の人には、「人嫌い」って言われた。
人と関わる事自体は嫌いで、人と話すのは大好きだと思う。
まあ、温かくない麺類みたいでいいんじゃないかなって。
でも、冷やし中華は嫌い。
つけ麺が好き。
これは色んなところで言ってるから、僕の事を長く気にかけてくれている人は、「またその話か」って思うかも。
ラーメンは人を裏切る。
みんなは知らんかもやけど実はチャーハンも意外と人を裏切る。
でもつけ麺は人を裏切れへんのよ。
どの料理においても回数食べれば自分の中に、「その料理の美味しさの基準値」が出来上がる。
唐揚げ、大体美味しい。
カレー、大体美味しい。
ラーメン、大体美味しい。
のに、たまにとんでもないラーメンに当たる事あるやろ。
美味しいラーメンを知ってるからこそ、裏切られた時のショックが大きい。
ラーメンに対する美味しさの、「基準値」が高いだけにその値が低いラーメンがキツすぎる。
店名は伏せるけど大阪では割とチェーン展開されてる某つけ麺屋さんが僕にとっての、「つけ麺の基準値」
本当に色んなつけ麺を食べたけどどんなに美味しくても、どんなに美味しくなくても±10以内の点数におさまってくれる。
それがつけ麺。
大体どこで食っても似たような味。
そういうキャラも踏まえてつけ麺が好き。
「つけ麺は裏切らない」って自信があるから雑に言ってしまったけど、「自分の事を裏切らない」ってわかってる人にこそ優しくあるべきやんな。
ごめんねつけ麺、好きやよ。
つけ麺が居なくなると寂しい。
冬の夜とどっちが寂しいかな、とか。
それでも早く冬に戻ってきて欲しいと思う。
春は自分だけが取り残される気がするから嫌い。
2018年のツイートより。
夏は自分以外がみんな輝いて見えるから嫌い。
秋は気付かないうちにどっかにいっちゃうから嫌い。
冬は孤独なのは自分だけじゃないように感じるから好きだよ愛してる行かないで
そういえばやねんけどこの連載、なんかとても好評を頂いてます。
いやまあ、不評をわざわざ伝えてこないでしょうが。
褒められると嬉しい。
リツイートとかいいねとか、活力になる。
この記事の公開ツイートをみんながたくさんリツイートしてくれるだけで僕にたくさんお金が入る。
好きなもの、チケットの取り置き、リツイート、たばこ、おかね。
昔さあ、なんかの先輩に、「陰ながらやけどほんまに応援してるからな!!」って言われてんけど
いやまあ応援はありがとうな?
でも正直ただでさえ陰におるインディーズバンドマンを陰ながら応援すんの?って思ったから普通に応援して欲しかったな。
リツイート、いいね、無料です。
指先ひとつ、おまえ、俺の活力。
これからもどうぞよしなに。
もう連載も4回目やし、「終わりの雰囲気」感じ取ってくれてる?
1.2.3回と、わりと秀逸な締め方をしてる事って気づいてくれてる?
でももうネタ切れやねん。
頑張ってはみたかったけど、上手く締められなさそう。
この記事が公開されたら、ちゃんとしまってるか見にくるわ。
チセツナガラ/小唄ぺこ(Vo./Gt.)
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