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【ライブレポ】“DANNY BOY”/映像を駆使した新感覚ライブで魅せた新境地

6月6日(日)に、大阪にあるライブハウス寺田町Fireloop(@Fireloop_info )にて開催された、『ミュージックラビッツ×Fireloop presents 映像×ライブ “REFLEXION” feat.”DANNY BOY”』。

ミュージックラビッツ初の企画ライブとして開催したこのイベントは、Fireloopに設置された透過スクリーンを駆使した映像とライブのコラボステージとなっている。そんな企画に賛同し、ステージに立っていただけたのは大阪のバンド“DANNY BOY”。今回はこのイベントをレポートする。

“DANNY BOY”のパフォーマンス力の高さと、映像制作技術の高さをぜひ感じてみて欲しい。

https://twitter.com/Fireloop_info/status/1401434672530223111?s=20

短い時間に持てる力を凝縮したミニワンマンライブ

https://youtu.be/c5Fyv5fy-Tc

ミニワンマンということで、アンコールを含めても長い時間ではなかったものの、入念な準備とリハを経て挑んだ“DANNY BOY”渾身のステージは見るものを掴んで離さない。

当日の様子をダイジェストでまとめた映像が公開されているので、ぜひ確認して欲しい。

映像はもちろん、絶対的な技量とパフォーマンス力は圧巻

暗転の中、スクリーンにはミュージックビデオやメンバーの写真を織り交ぜた映像が印象的な楽曲に乗せて映し出される。
オープニングムービーは配信でカットしており、会場にいた人だけのお楽しみとなっているが、相当な完成度でライブの幕開けを華やかに飾っていた。

そんな映像に合わせてメンバーが入場し、演奏がスタート。

1曲目は “ Big Mouth ” 。ミディアムテンポに乗せた力強いロックに合わせ、流れる球体やMVの映像などが乱れ飛ぶ映像が楽曲を盛り上げる。

続く2曲目、ブルージーなボトルネック奏法が印象的な “ Strike Blues ” 。「Get down ! 」「Rolling !」「 Strike blues」といった歌詞に合わせて文字が踊り、演奏と見事にシンクロしていた。

ギターソロでは、ステージ中央で演奏する西村リュウ(Gt./Vo)の周囲に炎が出る演出で、会場のボルテージを上げていく。

曲の最後、一気に加速してテンションを爆発させ

「Thank you!ありがとうございます!改めまして、“DANNY BOY”です!今日は短い時間ですけど最後までよろしくお願いします!まだまだいくぜ!」

という西村のMCを挟み、3曲目 “ メロンマン ” へと続く。

メロンをイメージした緑色の球体や、

緑の人がステージいっぱいに広がり、ブルースサウンドに華を添える。

セッションにも似た構成で、ゆったりとしつつも熱い“DANNY BOY”の魅力が詰まった1曲だ。

曲が終わり、暗転の中で怪しげなサウンドが響き渡ると同時にステージ袖からキッズダンサーRyo-ma(リョウマ)が登場。

“DANNY BOY”が演奏する、映画『007』のテーマ“James Bond Thema 〜007〜”に合わせて、中学生とは思えない見事なダンスを披露する。

そのまま “ 俺Feel alright ” へと流れ込み、Ryo-maとともにダンスvsギターのバトルを含む白熱のステージで会場からも拍手が巻き起こり、大きな渦を生み出していく。

ステージを彩るさまざまな映像に目を奪われつつも、ハイクオリティな演奏やダンスがそのボトムをしっかりと支え、バンド×映像×ダンスのコラボレーションがまるで生き物のように会場を飲み込み、昇華し続ける。

「みなさん改めまして、こんばんは!“DANNY BOY”です!楽しんでいただけてますでしょうか!?」

西村の言葉に、会場から大きな拍手が沸き起こる。

「実は今回の映像、全部ドラムの(原園)裕夕くんが作ってくれてます。1から10まで。またMVとかも撮ってるんで、依頼もお待ちしてます!」

この日流れている映像制作や曲に合わせた再生も全て、原園裕夕(Dr.)が担当しており、3人で映像を含む制作会社を経営している彼らの強みを遺憾無く発揮していた。

「今ダンスしてくれたRyo-maなんですけど、2〜3年前に路上ライブしたときに飛び入りで参加してきたんですよ。その縁もありまして、今回こういう形で声かけさせてもらいました。実は、ミュージックビデオも一緒に撮りまして、近日公開なのでそちらもお楽しみに!」

今回Ryo-maとコラボしていた5曲目“ 俺Feel alright ”のミュージックビデオの撮影が既に完了しており、現在編集作業中とのこと。公開が待ち遠しい。

そして6曲目、しっとりしたギターが響き渡り、バラード “ いつでもいつの日も ” がスタート。

これまでとは打って変わって、歌に合わせて全ての歌詞が表示され、観客も一緒に歌うことができる演出となっていた。

「今日本当に、こんな時期の中ですけど集まっていただいて感謝しています。本当にありがとうございます。」

温かい拍手に包まれる。

「今回、このイベントにお誘いいただいてから、僕たちもできるかどうか不安やったんですけど、なんとか開催できました。みんな純粋な気持ちを持って取り組んでます。今日のこの1日で何か自分にとっての力になれたらいいなと思ってるし、みなさんも見て、何かの力を感じて帰ってもらえたらいいなと思います。」

収束の兆しが見えないコロナ禍において、実際このイベント自体も情勢によってはどうなるか不明瞭な部分もあった。有観客が完全にNGだという指示が国や府から出る可能性もあった。

そうした不安の中でも、開催できることを信じて準備を進め、何度も打ち合わせやリハーサルを重ねてきたからこそ、今日のこの日がある。

その喜びを噛み締めるように言葉を紡いでいたのが印象的だった。

そんなMCから続く7曲目は “ ブルーバード ”。大空に飛び交う鳥たちの映像が、熱く歌い上げる楽曲の世界を大きく広げていく。

バラードが続いた流れからラストソング “ Come Back !! ” へと続く。激しい曲調に赤い照明と炎の映像が見事にマッチし、高まるボルテージを爆発させる。

メンバー紹介なども挟みながら、3人の演奏はさらに熱を帯びる。

演奏が終わり「“DANNY BOY”でした!ありがとうございました!」という言葉とともに、スクリーンに6月30日に開催されるワンマンライブの告知映像が流れる。

映像が終わるとすぐにアンコールの拍手が響き渡り、「本当にありがとうございました!」という言葉とともにステージに戻ってくるメンバー。

アンコールは予定外だったこともあり、映像はこれ以降用意されていないため、Fireloopによる粋な計らいによってスクリーンが上がる。

物販で販売していたオリジナルTシャツやタオルなどの告知も挟みつつ、

「6月30日にもワンマンライブがあるので、ぜひお越しください!今日は本当にありがとうございました!」

というMCから、アンコール曲 “ ロックンロールバンド ” がスタート。

アンコールの定番曲は “ Come Back !! ” だが、この日はミュージックビデオもリリースされているこの曲が締めの1曲となった。

ミディアムナンバーでゆったりとした優しい時間が流れる。

短い時間の中で彼らの持ち味をふんだんに盛り込んだ、その充実した時間を噛み締めるかのように演奏され、この日のステージは幕を下ろした。

最後、ステージにはライブ中盤を華やかに彩ったキッズダンサーのRyo-maも、“DANNY BOY”のTシャツを着て再登場。

ステージからの全体写真を撮影し、制限下における有観客のありがたみを感じながら、ミュージックラビッツ初となる企画イベント『“REFLEXION” feat.”DANNY BOY”』は全工程を終了した。

イベントを終えて

寺田町Fireloop全面協力のもと、“DANNY BOY”の高い演奏力とハイクオリティな映像制作力を最大限引き出すべく開催された『ミュージックラビッツ×Fireloop presents 映像×ライブ “REFLEXION” feat.”DANNY BOY”』。

メジャーアーティストがホール級の大きな会場でしかできないと思われがちな映像を生かした演出が、誰もが手が届くライブハウスでできるということを実証できた貴重なイベントになったと思う。

誰もが手軽に映像を作ることができるようになった昨今。

バンドと映像、そしてダンスの融合によって生まれる新たな化学反応は、これからのライブシーンを語る上で欠かすことができない演出のひとつと言っても過言ではない。

映像による演出は限られた人しかできないパフォーマンスではないということが少しでも伝わったなら、企画者としてはとても嬉しく思う。

観客からも「良かったよ!」「すごかった!」と口々にお喜びの声をお聞きできたこともあり、手前味噌ながら、新たな可能性を感じる、素晴らしいイベントになったという手応えを感じた。

今後もこうしたイベントを企画していくので、これからの“DANNY BOY”に、そしてミュージックラビッツに、注目していていただけると幸いだ。

公式Twitterで公開されている当日の映像も要チェック!

SET LIST

<2021年6月6日/ミュージックラビッツ×Fireloop presents 映像×ライブ “REFLEXION” feat.”DANNY BOY”>

  1. Big Mouth(MV:https://youtu.be/m8Xt_FQnXEQ
  2. Strike Blues(MV:https://youtu.be/OqykWM0DdRU
  3. メロンマン(MV:https://youtu.be/mtvNig7CUQI
  4. James Bond Thema 〜007〜
  5. 俺Feel alright
  6. いつでもいつの日も(MV:https://youtu.be/sAXNHIItOAA
  7. ブルーバード
  8. Come Back !!(MV:https://youtu.be/kKJDDawLI-Q

<encore>

  1. ロックンロールバンド(MV:https://youtu.be/oqR2izmdaBI

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(Photo by 株式会社blissCreative / Text by 倉田航仁郎




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