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【連載】ファイアーループ足立のライブハウスなんかやめてやる!!/第38回

<毎週日曜日連載>




かんたんに専門用語解説をしてみよう

先日、友人に「足立は難しいことをかんたんに説明するのがすごくうまい」と褒められたので、調子に乗って今回は「コロナ禍によって始めて出会った用語」「しばらく忘れてたけどこの機会に掘り返した用語」について、超かんたんかつ簡潔に解説をしていこうと思います。こういった箇条書きシリーズは書くのがすごくラクなのです。今週はまたパソコンばっかりいじっていて(しかも全然うまくいかないやつ、うまくいったと思ったら何かしら不具合が出てイー!なるやつ)で脳が半死なので、テーマとしてはイイ感じです。ちなみに今回から「かならずしも挨拶で始まるわけではない」というフォーマットになったことにお気付きでしょうか。定型挨拶の後は(つなぎの都合上)文章が似たり寄ったりになるので、今回からはそれを打破するプチ作戦です。

はい、というわけで(ユーチューバーとかMC上手な人はよく使う便利な言葉)早速始めてみましょう!新型コロナが始まった去年2020年の2月くらいから、順に追っていこうと思います。まじで、パソコン触ったこともない人でもわかる説明を目指すよ!うーんさすがにそれは無理かな!解釈が間違っていたらこっそり教えてくださいね。

※さらっと書くつもりだったのに、まためちゃめちゃ長くなってしまいました。お暇なときにでもどうぞ~

・OBS Studio
配信をするためのパソコンソフト。無料。いろいろ重ねたりリアルタイムで処理したりしてテレビ番組っぽい物を作れる。シンプルだが工夫次第でなんでもできるようになっている。ソフトの存在は知っていたけど、自分には関係ないと思ってた。おしゃべり生配信をするにしても、パソコンで大袈裟にやるよりケータイでパっとやれたほうがいいじゃんって思ってたからね?

・配信プラットフォーム
YouTubeとかツイキャスとかニコニコ動画とか、素人でも配信できるように準備されたwebサービス。「プラットフォーム」とは「土俵」みたいな意味。配信プラットフォームごとにやれることやれないことや性質・性能・層が異なる。ちょっと引くくらいたくさんある。

・HDMIキャプチャ

最近のデジタルカメラのキレイな映像をパソコンに取り込んで扱ったり録画するためにはこの「HDMIキャプチャ」という周辺機器が必要である。コロナ禍でとつぜん品薄になったことを考えると「みんな配信やりたくなった」ということを物語っているよね!据え置きゲームの配信などにも必須のアイテム。

・ATEM Mini
上のHDMIキャプチャを4つ組み合わせたような機械で、上面のボタンで複数のカメラをなめらかに切り替えることができる。他の類似品と比べるとめちゃめちゃ安いのでこれまた品薄になった。便利だがすごく熱くなるのが心配。

・オーディオインターフェース
パソコンに音を取り込むための機械。パソコンにはマイク入力やライン入力があるのでコレが無くてもできないことはないが、専用の機械を用意することで音質がグレードアップする。足立がコレを買ったのは20年ぶり。PAには特に必要ないので。

・VSTプラグイン
パソコン内で色んな会社が作った色んなエフェクターを使えるやつ。無料のものもたくさんある。そもそも「プラグイン」とは後付けで機能を足せちゃうよ!ってことをいうっぽい。周辺機器のソフトウェア版みたいなイメージ。足立がこれに手をだすのも20年ぶりです。PAにはあまり必要が無いので(使えないこともない)。

・ASIOドライバ
オーディオインターフェースを使ってパソコンに音を取り込んだり、その音を聞かせたりするには少なからず変換時の音声の遅れが発生する。それをめっちゃ短くしちゃうぜ、という仕組みのことを言うっぽい。これも触るのは20年ぶり。「あじお」と読むらしい。むかし僕が買っていた犬は「さばお」だったので、ちょっと感慨深い。

「ぽい」とか「らしい」が多くなってまいりました。

・ディラッドスクリーン
透明なのに、プロジェクターの映像が映る不思議なフィルム。人とかモノの前に映像を映すことができるので、色んな演出ができる。けっこう昔からある。すごく高価。パフュームのライブとかで使われて話題になった。

・ポリッドスクリーン
ディラッドスクリーンがすごく高価なので、なんか安くアレみたいなことが出来ないかとみんなで探した結果、農業用のポリなんちゃらというビニールハウスで使うヤツが代用できることが分かった。超安いが、メーカー名が真ん中にデカデカと印字されているものが多いというワナがある。ディラッドスクリーンをモジって「ポリッドスクリーン」と呼ぶ。

・アミッドスクリーン
「ポリッドもイイけど、他になんか無いのか」とみんなで探して見つかったのが、なんと網戸。普通の網戸の網。正確に言えば「防虫網」という。これまたディラッドスクリーンをモジって「アミッドスクリーン」という。順番で言えば「アミッドスクリーン」を更にモジったのが「ポリッドスクリーン」のような気もする。

・ハーフミラー
透明なガラスやアクリル板に角度を付けてテレビとかを映すと、反射して映像が浮いてるように見えるというワザ。「ペッパーズ・ゴースト」と言われる。ダライアスというシューティングゲームで、つなぎ目の無い3画面をブラウン管テレビで実現するために利用された(懐)

・ホログラフィック
「ホログラフィー」は立体映像のことで、有名なのはスターウォーズでR2D2が目からピャーって光をだしたらレイア姫が「助けて助けて!ヤバイ!」みたいなシーン。現代の技術をもってしても実現ほぼ不可能だが、上のディラッドスクリーンやハーフミラーを使った「浮いてるみたいに見える映像」をもってして「ホログラフィック(ホログラフィーみたいなやつ)」と呼んだりする。

・透明ディスプレイ
ほぼガラス、に映像がちゃんと「出る」ディスプレイで、プロジェクターを投影したりするよりはるかに明るくてキレイ(らしい、実物見たことない)だが、今のところ死ぬほど高価で、割れたらリアルに死ぬ。

・タッチデザイナー
映像に強いプログラム言語。リアルタイムに映像をなんちゃらかんちゃら動かしたい時に威力を発揮する。プログラム言語と言うと文字の羅列を思い出すが、こちらは図で「どの命令がどういう経路で流れているか」を見ながら組むことができる。VJ以外にもいろいろ使い道がある。

・レゾリューム
あらかじめ用意しておいた映像を組み合わせたり選んだりエフェクトを掛けたりしてリアルタイムに演出できる定番VJソフト。誰でもかんたんにやれるが、(これだけで)やれることはタッチデザイナーに比べて限定的。VJ自体がニッチゆえ、そこそこ値が張る。

・DLPリンク
プロジェクターの投影映像に赤外線の同期信号を混ぜておいて、その信号を受け取った3D眼鏡が「右目用」「左目用」の映像をそれぞれの目に送ることができる仕組み。3Dテレビより製造コストが断然低い(むしろDLP方式のプロジェクターならほぼゼロ)ため、3Dテレビ衰退後の現在もプロジェクターには(オマケ機能みたいな扱いで)乗っているいることが多い。

・バーチャルカメラ
パソコンのzoomとかラインビデオ通話では、その設定で映像を送るための「カメラ」を選ぶのですが、逆に言えば「カメラ」しか選べません。例えば自分の持ってるビデオクリップとか、OBSでリアルタイムに文字を入れた映像とか、はたまたVJソフトで出した映像は「カメラ」ではないので本来は選べないということです。そこで、その映像を「バーチャルカメラ」に送り込んで他でも使えるようにする仕組み、というわけ。

・バーチャルケーブル
パソコンのzoomとかラインビデオ通話では、その設定で音声を送るための「マイク」あるいは「ラインイン」を選ぶのですが、逆に言えば「マイク」「ラインイン」しか選べません。例えば自分の持ってる音源とか、音楽ソフトで流す音楽とか、はたまたPC内のボイスチェンジャーで変化させた音声は「マイク」でも「ラインイン」でもないので本来は選べないということです。そこで、その音声を「バーチャルケーブル」に送り込んで他でも使えるようにする仕組み、というわけ。音声の出力を「バーチャルケーブルのインプット」に刺す、というイメージです。マイクに相当するのが「バーチャルケーブルのアウトプット」

だんだん説明が長くなってまいりました。もっと一言ずつで言う予定だったのに無理でした。すみません。もうちょっと続きます。

・LAN
LANケーブルで家庭内・社内のパソコンとかをネットワーク接続しちゃうよってやつ。ローカルエリアネットワークの略。

・LANケーブル
CAT(カテゴリー)6、CAT7、CAT8などがあって家庭用にはCAT7以降は無意味、むしろ弊害しかないのだがケーブルメーカーはケーブルを売りたいので「新しい方が高速ダヨ」とか言いがち。注意すべし

・NDI
LAN内で映像とか音声を共有できる仕組みだが、まともに使うにはあまりに敷居が高すぎるので放置。ネットワーク・デバイス・インターフェースの略。

・SDI
NDIに名前が似てるけどぜんぜん関係ない。HDMIよりスーパー長い距離で映像を引きまわせて、ケーブルはシンプルで丈夫で自作も簡単と言うことなしだが、民生用のカメラだとHDMIをSDIに変換する機械が必要なので面倒くさい。HDMIと違って音声は送れない。シリアル・デジタル・インターフェースの略。

・IPv4とIPv6
インターネットのIPアドレスの方式。IPv4では足りなくなってきたので、もっとたくさん作れる新方式が現れた。

・PPPoEとIPoE
夜にインターネットをやるとき、混みやすいのがpppoe接続、混みにくいのがIPoE接続

・PingとJitter
遠くとインターネットで通信する時に、どれくらいの時間で往復できるかがPing。そのPing値がどれくらい安定しているかがJitter(共に小さい方がグッド)

・WebRTC
遠方と映像と音声をやり取りする仕組みだが、ブラウザ上で動くので何かアプリを入れたり(相手に入れてもらったり)する必要がない。p2p接続である。オープンソース(改造が許可されていて商用利用も可)だが、相当がんばらないと音が悪い。

・OBS Ninja
WebRTCをめちゃめちゃ改造してバッチリ実用レベルまで引き上げているサービス。

・p2p接続
遠方のパソコン同士で直接つなぐ方法。ダイレクトなので遅延がとても少ないが、セキュリティ的に怖いのでシグナリングサーバー(なんかえらいやつ)に仲介をしてもらうのが普通。上のWebRTC以外にも、zoomやLINE通話など色々な通話で利用される方式

・websocketとOSC
別のアプリが別のアプリを操作できる仕組み。

・タスクスケジューラー
Windowsに昔からあって、「立ち上げた1分後にこのプログラムを立ち上げる」とか「毎日〇〇時にこのプログラムを立ち上げて10分後に落とす」とかできるプログラム。便利だが意外と細かい設定ができない。

あかん、書きすぎた。オタクやん。オタクの「アカンとこ」って、相手が興味あるかないか関係なしでベラベラベラベラ喋っちゃうとこだと思ってるので控えます。まぁコラムなのでいいです。てゆうかすみません。次からはもうちょっとストーリーのあるやつ描きたいです。ではまた来週!

ライブハウス『Fireloop』店長/足立 浩志

プロフィール

足立 浩志

大阪府大阪市のライブハウス

寺田町Fireloop』店長

Twitter:@adatinc

大阪にある、寺田町Fireloopという面白ライブハウスのオーナーで店長です。大喜利が大得意ですが、気の利いた答えを出すまでに1日かかります。

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