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【連載】街鳴りのSorako、本音しか言わん/第42回

<毎週水曜日連載>




Sorakoの名前の由来

どうも!おはそらこ!!
大阪で活動中の3ピースバンド、
街鳴りのギターボーカルのSorakoです!

わたしを前から知ってる人は、
このSorakoが本名じゃないことはよく知ってますし、なんでSorakoなんですか?と聞かれれることが多いのですが、改めて言うと「Sorako」は昔飼ってた愛犬の名前なんです。

とその前に愛犬と出会うまでの経緯を!

私は子どもの頃から動物が大好きで、野良猫と遊んだり、幼稚園の鳥やうさぎの世話や小学校はずっと生きもの係をやってたりしてました。
何より1番犬が大好きで、小さい頃からずっと犬が欲しかったのですが、マンションだったので飼えず、ずっと犬を散歩させたいという夢がありました。

そこで小学校4年生くらいの時に考えたのが、近所の犬を散歩させてもらえばいいんだと!(ง `ω´)ง

よく遊んでた公園に住んでる仲良しの友達に公園の周りの一軒家で犬を飼ってる家を教えてもらい、一軒一軒ピンポンを鳴らして、こう尋ねてまわりました。

「犬を散歩させても良いですか?」と。

今思えばやばい行動でしたが、それを断る家が0で、みんな快く「良いよー!お願いねー」と言ってくれてました(´,,•ω•,,`)笑

そこから毎日を代わりばんこに散歩させてましたね!

雑種犬のサンタ、柴犬のリク、ミニチュアダックスフントのコテツがいつものお馴染みでした!

一番仲が良かったのはコテツですね!
鉄会社の工場になっていてそこは夫婦でやられるでるんですが、その夫婦も優しくて親戚くらい遊びに行ってました。

毎日学校が終わって時間がある時は必ず行って、ワンちゃんを散歩させる。これが私の日課に!

あと一番思い出深いのが、友達の真横でやってる美容院のおばちゃんが仲良しで、そのおばちゃんがある日に子犬を手に歩いてて、聞いたら大阪城公園で捨てられていて拾って帰ってきたと。
その時は敵意丸出しで、触ろうとしたら噛み付きそうで、人間を怖がっているとのことでした。

名前はラブちゃんで、
私は心を開いて欲しくて、毎日通いました。
初めは近寄っただけで、唸って鼻をくしゃくしゃにして敵意丸出しでしたが、3週間くらいしたら近寄っても唸らなくなり、1ヶ月を過ぎたら普通に触って散歩させられるくらいになって、あの時はとても嬉しかったですね!
でも他の子には相変わらず敵意丸出しだったので、そこは大変でしたが(^_^;)

とりあえず犬が大好きな子どもでした。

そして12歳になったときに、友達から近所の仲良しさんの愛犬(ゴールデンレトリバー)が子犬を産んで1匹引き取り先が見つからないらしくて、よかったらもらってくれる?って言ってるんやけどどうする?と電話が来て、私はなんか運命的なものを感じて、お父さんとお母さんに頼み込みました。

いつもは犬には大反対してたお母さんが、なぜか「会いに行こうか!」と言ってくれて、お父さんは「お母さんに任せる!笑」と笑いながら言ってくれました。

あとで聞いた話だと、お母さんはあのとき癌がすすんでていて、治療法を探してた時に犬を飼って治ったと言う海外の情報を見て心が揺らいでたそうです。お母さんも動物好きですが、反対してた理由が、死んだら悲しいからということだったので、背中を押されたのかもですね!

でお母さんと見に行ったんですが、あの日の事はめちゃくちゃ覚えてます。

生後3ヶ月なのに成犬の柴犬くらいの大きさで
ふわふわで可愛いわんちゃんがそこにいました。

私の方にすり寄ってきて、手をぺろぺろ舐めてくれて!
そしたら飼い主さんが「え!この子人に全く興味なかったのに!!うち7匹子犬産まれて、色んな人が見にきてくれてもらってくれたんやけど、他の子犬はみんな来た人に寄って行くのにこの子だけお母さんのそばをずっと離れなくて貰い手見つからずだったの!おばちゃん既に3匹ゴールデン飼ってるから、誰かと思ってたけど貰い手見つからんから、私が育てようと考えてたけど、懐ける人に出会えて良かったわ!」
と言ってくださって嬉しかったですね。

ただそれを聞いてお母さんが、「今日連れて帰ります!」と言った時は驚きましたが(笑)
嬉しかったんですけど、心配になって「え!今日見にきただけよね?お父さんは?家は?マンションだから飼ったらあかんよ?」と言うと、お母さんは「大丈夫!言うてなかったけど、近々一軒家に引越し予定なんよ!連れて帰ろ!」と言ってくれて、私は泣くほど喜びましたね!(´ω`)

そのまま手に抱っこして連れて帰りましたが、お兄ちゃん2人とお父さんが帰ってきたの驚きようは今でも思い出したら笑えます(笑)
お兄ちゃんは一度開けたドアを閉めてました(笑)

お父さんは最初「えーー!連れて帰ってきたん?!任せろとは言うたけど…」としぶってましたが、徐々に愛犬の可愛さにデレデレしてましたね(笑)

愛犬の名前をわたしがつけることになって、その子の誕生日が7月7日で七夕の日なので、夜の空ということで、「ソラ」とつけました。男の子でしたしね!!

本当に愛犬ができて、毎日楽しくて楽しくて仕方なかったです!
犬駄目なマンションではありましたが、犬飼ってる人多かったですし、管理人さんも飼いはじめたので見つかっても怒られませんでした(笑)

でもそのあとすぐに一軒家に引越しして、堂々と家族としてみんなで暮らしてました。

お母さんも一時期ソラが来てから、病状が悪化する事なく、腫瘍がなくなりましたし、何より家族に笑顔が増えて、ソラを迎えて良かったなとみんなが思いました。

とても頭が良くて、トイレも芸もすぐ覚えますし、新聞とってきてと行ったらとってきてくれて、お兄ちゃん起こして来てと言ったらちゃんと連れてきてくれますし(´ω`)
でもずる賢さもあって、おばあちゃんのお供物で卵焼き3つ置いてたら、1つだけ食べて知らんふりしてたり(笑)でも口に卵がついててすぐわかりましたね!

こんな楽しいストーリーなんですけど、なんでこの愛犬飼ってたことをもっと早く連載に書かなかった、あまり人に話していないのかって事なんですが、実は最後死んだ時私たちが見送ってないのです。はっきりいうと私たちはソラを手放したんです。

今日はこの話をメインでしたかったんです。

ソラを手放したのは中学2年生の頃。
お母さんが死んで、お父さんが働かなくなり、借金もでき、自己破産をするに当たって家を手放さないといけなくなってしまったときです。

本当にお金がなくて、私たちはおじいちゃんの家に居候しなければならない状態で、おじいちゃんは犬を飼えないマンション。そして私たちにはお金が全くない。そんな中、ソラはゴールデンレトリバーでご飯も半端なく食べるんです。ソラの1番の楽しみで大好きなご飯やおやつも十分に買ってあげられる状態ではなく、ソラのことを考えると、私たちより大事に育ててくれる家に行った方が良いのではと家族は考えたんです。
ソラにとって私たちと暮らすのが幸せだとは思う、でも生きてる幸せを本当にあげれるのかそれが手放す大きな理由だったのだと思います。

もちろん捨てるなんて考えはなく、誰か信用できる人にということで、元々ソラを出会わせてくれた飼い主さんに相談しました。

いただいた後もだいぶ仲良くさせてもらってたので、家の状況は全て把握してくださってたので、責めることなく理解して協力してくれました。
飼い主さんも会社を経営しててお金もあるので相談しましたが、なんとそのソラの7匹の兄弟のうちの2番目の兄弟の飼い主さんが引き取らせてほしいとお願いされたんです。
そこもめちゃくちゃお金持ちで田舎にでかい家と広い庭を持っていて、2番目の兄弟は会わせたこともあり、仲良しでしたしそんな良いとこなら幸せになれるとそちらにお願いすることになりました。

ただやはり手放すのはめちゃくちゃつらくて、決まった瞬間毎日泣きました。家族全員。
お父さんは、良い貰い手が見つからなかったらホームレスになってでもソラを飼おうと思ってたけど、幸せにできるところと信用できるところだから手放したんだと言ってました。

私はソラに申し訳なくて、明日お別れという前夜にソラに説明しました。大好きだけどお別れしないといけない、ソラのためなのと。
日本語を理解してくれてるかはわかりませんが、ソラはずっと顔を見て聞いてくれて、抱きついて泣いてもずっと座ってじっとしてくれてました。

そして次の日お別れしたんです。
車にのせられて連れていかれるときにソラはずっと後ろの窓から見えなくなるまで見ていて、あの姿は今でも目に焼き付いてます。
もうめちゃくちゃめちゃくちゃ泣きました。

ソラを手放した。

でもはっきり言えば捨てたようなものでもある。
この罪悪感は死ぬまで忘れる事はないです。
だからもう生半可な感じで動物を飼うつもりはないし、絶対次家族にする動物は何があっても最後まで見届けると決めてます。

ソラを手放した後日談ですが、新しい家に着いてからは、2日もご飯を食べなくてソラの好きなものはないかと連絡がきて、いつも私がご飯に載せてあげていた特製のミンチの炒め物のレシピを教えたんですが、それを作った途端ご飯を食べ始めたそうです。
それを聞いて良かったと思った反面、申し訳なく思ってました。

ソラは一緒には住んでませんでしたが、貰い手のソラの兄弟の飼い主さんが、写真をよく送ってくれて、ソラが楽しそうにボールを追いかけたり、近くの川で遊んだりしてる写真を見て、嬉しかったですね。幸せそうで良かったなと。
ソラと二度と会わないことが条件だったので、写真がソラを見れる手段でした。

でも実は3年くらいたったときにたまらなくソラを見たくなってしまったお父さんが、遠くからでいいから見させて欲しいと頼み込んで、遠くからならとお許しをもらって、お兄ちゃんと会いに行ってましたね。

私は確か仕事のスケジュールで行けなかったので話だけでしたが、会いはしなかったけど、ソラがお父さんとお兄ちゃんに気づいてしまったそうなんです。
ドッグランに連れて来てもらって遠くから見てたのに、ソラがお父さんの方を見て走って来たので、お父さんとお兄ちゃんは慌てて逃げて隠れたそうです。
匂いは忘れてないんや、あかんけど嬉しかったとお父さんが泣きそうになりながら話してくれて私も泣けました。

犬は一度飼われた人や家族は忘れないと言います。
ソラの中で私たちは許せない存在だったのか好きでいてくれてたのかいつかあの世で会えたら聞いてみたいですね。

ソラは7年前に亡くなりました。
今では立派なお墓もたててもらっています。
わたしたち家族が幸せにして最後を見送ってあげたかった。
私たちを許してくれるのか。それは聞けないので、これからわたしとしてできることは、ソラを忘れない事。ずっとわたしの愛したものとしてずっと忘れません。

これを読んで動物を飼うなら最後まで面倒見ないといけないのに手放すなんてと批判的な意見も出ると思います。
その通りです。どれだけ責められても当然のことです。

私はこれからもこの罪を背負って生きます。
でも1日でもソラを忘れた事はないです。これからもずっと愛し続けます。

以上!ソラコでした!

街鳴り/Sorako

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