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【連載】愁人の“週刊1週間の習慣”/第36回

<毎週金曜日連載>




やく についての考察

みなさん「月が綺麗ですね」という
言葉に聞き覚えはありますでしょうか?

知ってる人も居ると思いますが
単純に「月が綺麗だ」というわけでは無く
小説家・夏目漱石が英語教師をしていたときに、
生徒が” I love you “の一文を
「我君を愛す」と訳したのを聞き、
「日本人はそんなことを言わない。
月が綺麗ですね、とでもしておきなさい」
と言ったとされる逸話があるそうです。

さすが夏目漱石兄やんですね。
移ろいゆく時代の変化と
人間の倫理より深くにある想いを
「こゝろ」と
例えるだけありますね。

” I love you “を「月が綺麗ですね」
と訳するってシンプルに素敵ですね。
すごく奥ゆかしく、粋ですよね。
日本における” I love you “は
本来の英語の” I love you “の持つ
気持ちを伝え示す事の
ある種のアピールのようなニュアンスがあるんですが

そこを「月が綺麗ですね」という表現をする事で
機微や情事を理解し合った上で趣のある言葉で
ある種の彩りのようなニュアンスの言葉なんですね。

こうみると真逆な意味にも思えますが
風習や美的観念の違いがあるので
本質的な意味合いは同じって事なんですね。
意味が違うのに意味は同じって事です。
(伝わらないのは覚悟してます。)

この表現法から粋を抜いて
野暮にするなら
” This is a pen “を「これは食べ物ではありません」ですね。
(もちろん、伝わらないのは覚悟してます。)

夏目漱石兄ですと
僕は「こゝろ」が一番好きなんですが
有名なもので言うと「吾輩は猫である」あたりが
一番有名でしょうか?

ちなみに「吾輩は猫である」の「吾輩(猫)」は
作中で名前はまだないとある通り
夏目漱石の飼っていた吾輩のモデルとされる猫も
名前はなく、夏目漱石には「猫」と呼ばれていたそうです。

「こゝろ」の話も機会があればしたいですね
ぱっと思い浮かぶだけで
「こゝろ」「人間失格」
「武士道」「羅生門・鼻」
「論語と算盤」
の話はいつかしたいと思います。

こうやって書き出すと
「こゝろ」「武士道」「論語と算盤」
この3冊合計すると1万6千円ですね。

1万6千円あれば890円で売ってる
「学問のすゝめ」が17冊買えますね。
「学問のすゝめ」が17冊と言う事は
合計すると17万円ですね。

17万円あれば890円で売ってる
「学問のすゝめ」が191冊買えますね。
という事は2146冊、24112冊、と買えますね。
もはや「日本銀行のすゝめ」ですね。
何を言っているんでしょうね。

最後に昔の紙幣になっていた人の
基準の中に髭が生えているという項目があったそうです。

僕も髭生えてます。

ネコレクション/愁人

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