1. HOME
  2. ブログ
  3. 【ライブレポ】街鳴り/夢の舞台で魅せる渾身のステージ

【ライブレポ】街鳴り/夢の舞台で魅せる渾身のステージ

5月1日(土)に、大阪にある3つのライブハウスで開催されたサーキットイベント『MISOJI RIOT 2021』。毎年、イベントの中心である南堀江knave(@knave__)にゆかりのある多くのアーティストが参加するのだが、今年はコロナの影響で直前に発令された緊急事態宣言のため、急遽無観客による配信限定スタイルでの開催となった。今回はこのイベントから、会場のひとつであるSOCORE FACTORY(@socorefactory)に出場した街鳴りのライブをレポートする。

バンドを始める前から観客として参戦し、出演を夢見ていた彼女たち渾身のステージをお伝えする。

https://twitter.com/machinari_osaka/status/1386989266991910918?s=20

(配信ライブのキャプチャ画像を使用しているため、画質が荒くなっております。ご了承ください。)

毎年恒例!knaveが誇るサーキットフェス

毎年開催されているMISOJI RIOT。関西を拠点に活動する多種多様なアーティストが出演している話題のフェスだ。

夢の舞台のひとつに立った瞬間

暗転の中、Sorako(Vo./Gt.)の歌とギターが響き渡る。
1曲目は、街鳴りのキラーチューン “ 胸の内 ” 。
要所要所でバックライトで強調される3人が、画面越しに見ている我々にもその緊張感を伝える。通常なら山場で演奏されることが多いこの曲が1曲目にくるあたり、力の入り方がこれまでのステージとは異なり、その強い意気込みを感じさせてくれた。

https://youtu.be/FgWQs0sRoWA

曲が終わり、ドラムがリズムを刻む中でSorakoのMCに色を添える。

街鳴りです、今日はよろしくお願いします!憧れてたMISOJI RIOT。SOCORE FACTORY。トップバッター。大変光栄です。ありがとうございます。」

その喜びを噛み締めるように言葉を紡ぐ。

「次は大切な母を思った曲を。今日生きていたらきっとここにきて、応援してくれたと思います。聴いてください。“ 忘れ雪 ”」

曲振りから続く2曲目 “ 忘れ雪 ” は、今は亡き母に向けた思いメロディに乗せて朗々と歌い上げる。ミディアムテンポにハイトーンの大サビが、聴く者の胸を締め付けるような切なさで満たしていくようだった。その曲終わりも余韻に浸るわけではなく、バンと終わるところにも込められた思いを感じられるアレンジだ。

「MISOJI RIOT、結構前から声かけていただいて、こんなメンツの中にいていいんですか?っていう。カブトムシの中にテントウムシがいるような形で、いいんですか?って。悪くはないんですけどいいですか!?って感じの気持ちやったんですけど(笑)」

無観客ながら、会場にいた他のバンドやスタッフから笑いが溢れる。

「直前で緊急事態宣言になって急遽配信でっていう形になったんですけど、開催できて嬉しいです。本当にありがとうございます!主催者のThe denkibran@The_denkibran)の倉坂さん(@thedenkibran)と天の声さん、ライブハウスの皆様、配信見てくださってる皆様、本当にありがとうございます!」

コメントもタブレットでステージ上から確認することができ、それぞれに反応するあたり、Sorakoの人柄が垣間見える。

Sorako「一回目のMCは、(主催者の)倉坂さんについて話そうって思ってたんですけど、倉坂さんは初めてknaveに出たときにもたくさんご意見いただいて、それからもすごいお世話になってる人です。会うまでは強面の人やと思ったらそんなことなくてすごい優しく、私にとってはドラミちゃんみたいな人です。」

ぞの(Dr.)「ドラえもんではないんや(笑)」

Sorako「ドラミちゃんですね、頼りになる優しい、時に厳しいっていう感じの(笑)今日はね、街鳴りメンバーから倉坂さんにメッセージを考えてきてもらってます、はいどーぞ!」

ぞの「マジで振りよったなこいつ(笑)まーね、倉坂さんは本当にお世話になってて、僕も一緒に公園デートとかしてほしいなって思ってるんですけど、ひとつ言いたいこととしては3、4ヶ月前かな、“唐揚げ奢るよ”って言ってくれたのまだ奢ってくれてないなと思って、僕、ちゃんとそういうの覚えてるのでいつでも待ってます(笑)」

ごうや(Ba.)「私と倉坂さんは宇宙の不思議な力によって引き寄せられた2人です。誤解されるかもしれんけど、ただ家が近所でバイトの行き帰りに偶然よく会うっていうだけなんですけど(笑)倉坂さんは公園フレンズなんですよ。ライブハウス出たらオールで酒も飲まず、チョコレート食べながら恋バナとaikoの歌詞について語り合う仲なんで、倉坂さんまた公園行きましょうね(笑)」

Sorako「っていう感じで、倉坂さんはそれくらい関係の深い人ってことです(笑)」

こうした、笑いを誘うアットフォームなMCも街鳴りの魅力だ。

「今日出れなくなったバンドさんもいるんですけどその分、街鳴り全力で最後までやって、しっかり次に繋げていこうと思います。次2曲やらせていただくんですけど、MVにもなってます “ クライ ” って曲です。結構昔うつ病で苦しんでいたときに、音楽とか周りの人にすごい助けられたので、私も助けられるような人になりたいと思って書いた曲と歌詞になります。聴いてください。」

それぞれの思いがこもったMCとSorakoの曲振りから続く3曲目は “ クライ ” 。
過去に病気で苦しんでいた時期に励まされ、自分も励ませるようになりたい。そんな思いで書かれたこの曲は、悲しげでありつつも力強く、元気をもらえる1曲だ。

https://youtu.be/bpITLXomVcY

間髪入れずに始まった4曲目 “ 夜が終わる ” 。ミディアムテンポを得意とする街鳴りの中でも珍しく、疾走感のある1曲。前へ前へ。聴いているだけでそんな気持ちにさせてくれる。リズム隊のキレの良さが冴え渡るアレンジが印象的。

ここでチューニングを兼ねた最後のMCパートへ。

Sorako「ずっとこの日を目標に掲げてきたんですけど、ひとつ街鳴りからお知らせがありまして、先ほど演奏した “ 夜が終わる ” をサブスク配信することが決まりました。今日は間に合わなかったのですが、5月中には配信できるかと思います! “ 夜が終わる ” っていうのはね、最近別れた元彼に振られて悔しくて作った曲です。」

ぞの「曲ごとに彼氏が存在してたり(笑)」

Sorako「そうそう、彼氏と別れたら曲が1曲できるので、漏れなく曲にしてほしい人は私と付き合って別れていただいたら街鳴りの曲に入れるっていう(笑)」

ぞの「告白するときも、曲にしてください!って言って告白するのもありかもしれない(笑)」

Sorako「振られ方も私が決めるみたいな感じで(笑)」

曲作りの秘密も垣間見えるMCで、会場からの笑いを誘う。

Sorako「MISOJI RIOTの1回目、6年前くらいに私見に来てて、その客席の真ん中らへんにいてて、岡崎体育さん(@okazaki_taiiku)とかみるきーうぇいさん(@kaori__milkyway)を見たんですよ。そのときはバンドしてなかったんですけど、すごい感動したんです。みるきーうぇいさんとか女ボーカルでギターでこんな上手い人おるんやとか思って。その6年後にこうやって今日呼んでもらえて、今日SOCORE FACTORY出れて本当に嬉しいです!28歳から曲作り始めてきたんですけど、今年で30歳。諦めなければこうやって何か楽しいこと幸せなことがあるんだなって実体験してて、それをみんなに伝えて行けたらなと思って、街鳴りこれからも頑張っていきたいと思います!」

確かなバックボーンがあって、それを糧に次に繋げながら確実に前進してきた彼女たちだからこそ言える、説得力のある思いに勇気をもらった気がした。

Sorako「そして、この日のために作ったと言っても過言ではない、新曲を持ってきました。“ 逆光 ” という曲なんですが、コロナですでに息苦しい中でマスクをつけないといけない、本当に嫌な世の中、生きてていいのかっていう葛藤の中で作った曲になります。でも負けたくないっていう思いも入ってるんで、ぜひ聴いてください。本当に、街鳴り、ありがとうございました!」

そうして始まった5曲目 “ 逆光 ” 。重厚でうねるベースラインに切れ味の鋭いドラムが印象的な1曲。切なさと力強さをまとった歌声と楽曲の勢いが見事にマッチし、ベースソロが間奏を彩るこの曲は、今後の街鳴りの代表曲になることだろう。緊張感もありつつ、ここまで高め続けたボルテージのピークをこの曲に持ってきたことが伝わるようなパフォーマンスで心を掴まれ、曲が終わってもまたすぐに聴きたいと思わせてくれた。

こうして全5曲、30分の街鳴り夢のステージは幕を閉じた。

成長と進化は止まらない。街で鳴り響く日は遠くない。

この日のために新曲を完成させるほどの意気込みを持って望んだMISOJI RIOT。

そのうちSOCORE FACTORYステージのトップバッターという重責に見事に応え、イベントそのもののスタートダッシュを見事に飾った。

憧れだと言っていたみるきーうぇいとの共演は、残念ながらコロナの影響で叶わなかったが、夢の舞台をしっかりとその手に掴んだ姿は多くの人の希望になったのではないだろうか。

この日は配信限定の無観客にも関わらず、画面越しの我々にもその熱量を伝え、胸を熱くさせた街鳴りはライブのたびに成長し、進化を感じさせてくれる。

MCの中で言っていた「これからも夢を叶えていきます」という言葉を、我々リスナーは信じ、これからもその背中を追い続けよう。そう思わせてくれる、見事なステージだった。

これからも、関西を中心としたさまざまな場所で街鳴りの姿を、その名前を見ることが増えていくことだろう。今後の活躍からも、目が離せない。

SET LIST

<2021年5月1日/MISOJI RIOT 2021>

  1. 胸の内
  2. 忘れ雪
  3. クライ
  4. 夜が終わる
  5. 逆光

ライブはまだまだ視聴可能!

配信ライブのため、チケットさえ購入すれば録画映像を2021年5月15日(土)23:59まで何度でも視聴できる。

■SOCORE FACTORY 配信チケット購入URL
https://twitcasting.tv/c:knave__2/shopcart/70817

ぜひ、一度見てみてはいかがだろうか?

アーティスト情報

(Photo & Text by 倉田航仁郎

関連記事