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【連載】ミューラビ倉田のラビッツボックス/第5回

<代打的不定期連載>




掲載料をいただいている理由

おはようございます!

ミュージックラビッツ編集長、倉田航仁郎(クラタ コージロー)です。

とあるバンドさんたちのご助言をきっかけに、ボクの考えやメディアにかける思い、アーティストさんに対して感じることなどを運営者目線で発信する休載時の代打的不定期連載。

本日も、現在音楽活動に集中するべく長期休載中のDr.FOOL( @Dr_FOOL_ )とハヤシライフ( @hayashilife884 )のベーシスト、新田さん( @nitta_FOOL )の連載『新田概論(仮)』の代打です。

新田さんの連載は以下にまとまっているので、ぜひご覧ください↓

さて第5回の今回は、なぜミューラビは掲載料をいただいているのか。

この内容について、ご説明してみようと思います。

ミューラビを立ち上げた当初、実は掲載料は無料でした。

しかし、メディアデザインの一新やライターさんの増員などをした2020年7月の大改革以後、掲載料をいただくことにしました。

これは苦渋の決断でした。

なにせ、アーティストさんからお金をいただくことは、ボクにとって本意ではないから。

音楽活動にはお金がかかることを、元バンドマンのボクとしてもわかっているつもりです。

  • ライブのノルマ
  • 機材や衣装の購入費
  • スタジオ費
  • 移動交通費
  • レコーディング費
  • サブスク管理費
  • CD製作費
  • 物販製作費
  • ミュージックビデオ製作費
  • 打ち上げ費

などなど、挙げていけばキリがないくらいアーティストさんが音楽を続けるには膨大なお金がかかり、それを音楽だけで回収している人は本当に一握りだと思っています。

「そんなお財布事情を知っているくせに掲載料取るとか鬼か!知った気になるな!何様だ!無料でやって当たり前だ!」

と言われたこともありますし、今も言われます。

実際、こう言われたとき胸が痛くなるのは事実です。

そこを押し切って掲載料をいただく決断をした理由は、端的に言えば

ミューラビの運営費用が自腹でまかなえないようになったから

です。自分本位ですいません。

実はメディア運営にもお金がかかります。

ボクひとりでやっていたとしても、交通費やドメイン代、写真撮影などで必要な機材代などなど。

さらにミューラビは多くのスタッフさんと一緒に運営しているので、原稿料やその他もろもろの費用も発生してくるわけです。

撮影やライティング、取材など、関わって作業してくださる人には、可能な限り適正な報酬をお支払いして「仕事」として依頼しています。

ミューラビを立ち上げた当初、そうした報酬や諸経費(ライターさんへの原稿料やメディア維持費など)をボクが自腹でまかなっていたのですが、もしそのまま自腹でまかなえる範囲でやっていたなら、掲載料はいただかなかったと思います。

でもそこで信念を曲げてまで「掲載料をいただく」方向に舵をきったのは、

これではメディアを大きくすることができないと判断したから

です。

メディアが大きくならなかったら、これまで掲載したアーティストさんのためにもならないし、ただ載せて満足して終わってしまう。

それでは、ボクとしては運営している意味がないんです。

「アーティストさんのファンを一人でも増やして、チャンスを掴んでもらう」という目的を実行するには、メディアが大きくなることは必要不可欠だから。

ボクの、ボクたちの自己満足でワイワイやってるだけじゃ意味がないんです。

だから少しでも掲載料をいただいて赤字を軽減し、それを運営資金に充てることでメディアを加速させることができるなら、結果としてアーティストさんに還元できるのではないか。

これが、掲載料をいただくことを決断した背景です。

ライターさんをはじめとするスタッフさんを増やすことで、より多くのアーティストさんをピックアップしてプッシュすることができるし、新たなサービスも拡充していけるから、いただいた掲載料を少しでも有意義に使っていけるよう、これからも尽力していこうと思います。

ちなみに、裏事情を話すと、掲載料の価格設定も難航したんです。

いろいろな案を出し合って、考えて詰めて詰めて出した結論が

「1記事5,000円。初回のみ1記事半額の2,500円。アーティスト紹介記事は無料でサービス」

でした。

大手メディアだと1記事で数万円が相場となっている中で、この価格ならご理解いただけるのではないか、と。

とはいえですよ。

仮に4人組のアーティストさんだったとして割り勘で1人1,000円ちょっとという価格設定だとしたって、いきなり「5,000円ですけど記事書かせてください!」と言われてもね、決して安くない金額なのだから「え?お前誰やねん」ってなるじゃないですか。

なると思うんですよ。

「どんな記事書いてくれるねんコラ!」って。

だから初回はお試し価格の半額での設定としました。

実際のところ、初回に限りアーティスト紹介記事ともう1記事の、合計2記事を掲載させていただくことになるので、2記事2,500円では運営的にいえば大赤字なんです。(赤裸々)

でもね。それでもいいんです。

それでも、ボクたちライターは、アーティストさんに納得していただけるだけの文章力と熱量を持って記事を作成するし、そのクオリティに自信があるから、そうして作った記事を見ればきっとわかっていただける、ご満足いただけると思っているから。

ご満足いただければ、またご依頼いただけるかもしれないと思っているから。

公開した記事を気に入っていただけて、リピートでご依頼いただけるアーティストさんもいてくださるので、とても嬉しい限りです。ありがたい。本当に。

記事だけじゃなくて、活発に活動しているアーティストさんであればミューラビ主催で企画しているライブイベントにご参加いただいたり、他のメディアや団体やメディアの運営するプレイリストに推薦したり、何か有益な情報を見つけたら共有したり、そうした支援も継続的におこなっていくことで、お支払いいただいた掲載料は無駄じゃなかったと思っていただけると信じているから。

こうした理由で、掲載料をいただいています。

ボクたちミュージックラビッツは、決してアーティストさんを食い物にしたいとか、アーティストさんからお金を巻き上げようとしているとか、そんなんじゃないということを、少しでもご理解いただけたなら、幸いです。

というわけで、今回はここまで。

ではまた!

ミュージックラビッツ編集長/倉田航仁郎

プロフィール

倉田 航仁郎

ミュージックラビッツ運営者・編集長

Twitter:@cohzirow3_music

京都在住のフリーライター兼ディレクター。元バンドマン(ベース/ドラム)。お酒はビールと日本酒が好き。自分が楽しいと思うこと、周りが楽しいと思うことを追求していきたい。40代目前にしてもなおラーメン大好きぽっちゃり系。

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