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【インタビュー】“DANNY BOY”/シンプルでクールな3ピースロックバンドの世界観へのこだわりを紐解く

関西を拠点として活動する3ピースバンド、“DANNY BOY”。ロック、ガレージ、ブルースの匂いのするオーセンティックなロックサウンドが魅力の彼らに、今回本メディアが初の取材を敢行。彼らのバンドの結成秘話やルーツなど、本邦初公開となる情報もたくさんのインタビューとなった。




10年以上の付き合いの中でバンド結成!その経緯とは?

――本日はよろしくお願い致します!そうしましたら、まずはさっそくバンド結成の経緯などから伺えれば。元々結成当初から活動は今の3人で?

原園(Dr.):はい、ずっとこの3人でやってます。

西村(GtVo.):僕と崚くん(Ba.住吉)は中学の同級生ですね。裕夕くん(Dr.原園)は僕の一個上の代で。全然学校も違うんですけど、高校時代に出会いました。そこからの付き合いで「いつかバンドしようぜ」とは話をしてて。2年前にやっと組んだ、って感じですね。

――あ、結構じゃあそもそものお付き合い自体はかなり長いんですね。やっぱり最初に仲良くなったきっかけも音楽やバンドだったんですか?

西村:そうですね。僕高校時代軽音楽部だったんですけど、同じ部活の仲間と当時裕夕くんの高校の文化祭に飛び入り参加してて。で、そのとき彼が音楽流しながらひとりでドラム叩いてるのを見て「あいつスゲーな」ってなって、舞台裏で声掛けたのが始まりでしたね。まあお互い思ったと思うんですけど。

原園:あっはは!お互いね(笑)まあ俺も確かに思った、こいつヤバいなって(笑)

―へぇー!そうだったんですね。

原園:僕、当初その外部参加の人達があんまり好きじゃなくて。敵対視みたいな(笑)まあどんなもんやろ、と思って見てたら、ギター(西村)だけなんか物凄いロックンロール感じるな、と思ったんですよ。で、終わって声掛けて「めっちゃ格好よかったよ!」って話して。そのときに外でやってるバンドのライブにも誘ってもらったんですよ。それ見に行ったときに「やっぱりこいつヤバいな」って改めて感じましたね。その頃からいつか一緒にやれたらな、と思ってて、今に至るって感じです。

――そうしたら、今一緒にバンドされてるのも念願の活動っていう感じなんですね。

原園:そうですね (笑)

――ありがとうございます(笑)西村さんと住吉さんは先ほど中学の同級生とお聞きしたんですけど、仲良くなったきっかけはどんなものだったんです?

西村:ほんとシンプルに中学のクラスメイトとして仲良くなった感じですね。僕は当時音楽に全然興味なかったんですけど。崚くんは家にギターあったりとかして。で、別の友達と「今日帰ったらセッションしようや」みたいな話してるのを聞いてて、「かっこええなー」って思ったりして(笑)

住吉(Ba.):いやいやいや(笑)

西村:(笑)いいなあ、俺もいつか一緒にやりたいなあ、って思ってましたね。

――そうしたら、一緒に音楽を始めたのは高校の頃からなんですね。

西村:そうですね、けど高校も別だったんで、がっつり一緒にはしてなくて。即席でバンド作ったり、「ちょっとベース弾いてくれへん?」みたいな。そんな感じでやってました。

――なるほど。そしたらそんな経緯の後、2018年にバンド結成かと思うんですが。このバンド名の由来はどういったものなんでしょう。

原園:最初いろいろバンド名の候補を挙げてたんですけど、西村くんの出す候補がダサくて……「Fire」とか。

西村:(笑)

原園:ちょっと恥ずかしいな、みたいな(笑)で、なんかないかなと思ってたんですけど、当時僕『金色のガッシュ!!』っていう漫画にハマってて。それにダニーっていうキャラがいるんですけど、そいつがダニーボーイって呼ばれてるんですよ。それ見て「ああ、ダニーボーイって語呂がええなあ」と思って、それで決まりましたね。

西村:王将でな。

原園:王将でね(笑)

――餃子の王将で(笑)

西村:しかも2人だけで(笑)

住吉:僕はその一部始終を何も知らないっていう(笑)後から聞いて「あ、“DANNY BOY”なんや」って。




王道かつ原点のスタンダードロックンロールがバックグラウンド

――ではここからは、皆さんの音楽的なルーツなんかを伺えればと思うのですが……。

西村:僕は中2で1回ギターを買ってもらって、当時GLAYとかを弾こうとして難しくてマッハで挫折(笑)そこからしばらく放置してたんですけど、その後一度急に洋楽に目覚めたんです。で、Deep Purpleとかのメジャーなフレーズを練習してたら、結構没頭してしまって……。高校からは父親に勧められたビートルズとかローリング・ストーンズレッド・ツェッペリンジミ・ヘンドリックスとかを聴いてて、ギターにもかなりのめり込んでました。当時歌は歌ってなかったですけど。

――そうなると、今の“DANNY BOY”の音楽性はその辺りの影響がすごく大きそうですね。ボーカルを始めたのは?

西村:高校1年のときかな。周りに歌える人がいない、ってなって、それ以来自動的にっていうとあれですけど……僕が歌ってましたね。

――じゃあ原園さんと出会ったときもギターボーカルで?

西村:あ、いや。そのときはギターでした。自分のバンドのときはボーカルで、即席バンドのときはギターで。

――そうしたら、原園さんは最初ギターだけの西村さんを見て、後でボーカルをしてるのを知った感じなんですね。

原園:そうですね。すげぇなってなりましたね。

――驚きますよね(笑)ありがとうございます。そうしたら続いて原園さんにもお伺いできれば。

原園:僕は元々ドラムを始めたのは中2のときですね。ドラムがやりたくて吹奏楽部入ったんですけど、いろいろあって出来なくて。で、それがつまらなくなって学校にも行かなくなったんですよ。でも親がすごく理解があって、学校行かんのやったらその時間でドラムやり、ってドラムを習わせてくれて。そこで学校行かずにずっと練習してて、その内バンドやりたいな、って思ってネットとかでメンバー募集に応募してたんです。

――ドラムだと募集多いですから、すぐ見つかったんじゃないです?

原園:そうなんですけど、僕学校も行かずにずっと練習してたから、レベルがあんま合わなくて。自分より年上の人たちやのに、全然みんな上手くないやん、みたいな。そんな感じで結構あちこち転々としてて、で、やっと馬が合うベーシストが見つかって。その子とは結局2020年の1月までバンドしてたんですけど、それが僕の青春ですねえ。

――へえー!そんな方に巡り合えたのは素敵なことですね。

原園:そのバンドの合間にリュウくんとかと即席でバンドしてて、って感じでしたね。

――なるほどです。聴いていた音楽だとどんなものになるんですか?

原園:バンドだとレッド・ホット・チリ・ペッパーズとかですけど、どちらかというとドラマーがやっぱり好きで。この曲のこのリズムいいな、みたいなことの方が多いですね。

――ドラマーですとどんな方ですか?

原園:チャド・スミスとかスティーブ・ガッド、あとジョン・ボーナムとか。目立つわけじゃないけど存在感があるというか、華のあるドラマーがめちゃくちゃ好きですね。

――屋台骨としての格好いいドラマー、という面々ですね。ありがとうございます。そうしましたら最後に住吉さんにも伺えればと思うのですが……。

住吉:僕は元々家族が楽器をしてて、家にもギターとかピアノとかドラムがあって。周囲にも音楽をする人が多かったので、気づいたらっていう感じですね。

――その中で、自分から好んで聴くようになったものってどんなものだったんです?

住吉:うーん……。僕もわりとフレーズと言うか、この曲のココが弾きたい、みたいな感じでギターやってたので……。よく好んで弾いてたのはL’Arc~en~CielとかBOØWYJUDY AND MARYとか。その辺りの音楽になりますね。

――80~90年代の邦楽のバンド、っていう形になるんですね。今でもやっぱりその辺りの方々の影響は強いんです?

住吉:自分ではあまり意識しないことが多いんですけど……やっぱりそうなんじゃないかとは思いますね。

――なるほど。そうなると、“DANNY BOY”っていうバンドの音楽性だとやっぱり西村さん、原園さんの音楽の影響が大きい感じですね。

西村:そうですね、僕が偏り過ぎてるんやと思います。カロリーが高いというか、コテコテというか(笑)

――ふふ(笑)そうなると、曲作りはやっぱり西村さん中心なんです?

西村:“DANNY BOY”はそんな感じですね。わりと僕の脳内でフレーズを作って、スタジオに持ってって他のメンバーに伝えてる感じです。

――ただ、西村さんでいくと今ソロ活動もされたりしてますよね?

西村:そうですね、“DANNY BOY”を始めたのと同じタイミングで始めました。でもやってることは全然違くて。バンドはやっぱりパッションとか、ライブのエネルギーを重視してるんですけど。ソロの方はもう少し親しみやすさとか、いろんな人に聴いてもらいたいなっていうのがありますね。

――なるほど、そうなんですね。

西村:曲作りしてると、バンドとソロとどっちの毛色の曲も生まれるんですよ。作詞作曲の練習にもなるし、ライブの場慣れの練習にもなるし……。そういうのもあって、ソロ活動は始めた形になりますね。

――バンドだけだと、曲作りの中で「これはバンドじゃないな」っていう曲が出来ちゃうと表には出せないので勿体ないですもんね。

西村:そうですね、そういうのが出せるのはソロ活動だからこそ、の部分ですね。




新春にニュース有り!2021年の“DANNY BOY”から目が離せない!?

――ここまででバンドの基本的なお話を聞かせて頂いたんですが、ここからは現在や今後の活動についても伺えればと。今現在って、バンドではセルフタイトルの音源を1枚出してますよね?

西村:そうですね。去年の4月に出してますね。

――今アルバムとして出してるのはこれだけです?

西村:はい。形になってない音源とか曲で、ライブで披露してる曲は何曲かありますね。

――なるほど。そうなると次の音源や作品なんか予定してるんですか?9月頃にレコーディングの風景をTwitterにも上げられてましたが。

西村:9月頃から久々に何曲かレコーディングしましたね。で、それを年明けからぽつぽつ小出しに発表していこうかと思っています。MVを作ったり配信でリリースしたり……曲によってその辺りも変えながら出していく予定ですね。

――それはいいですね!ファンの皆さんも楽しみになるかと思います。

西村:今回レコーディングでも実は新しい試みをしていて。オープンリールっていう機械を使って、完全アナログで録ってるんです。自分たちの色にも合ってるなってメンバーもテンション上がってたので、その辺も楽しみにしていただければ。

――ライブに関してはいかがでしょう?

西村:ライブもちょっと今年は状況が状況だったので、なかなかできなかったんですけど。最近少しずついろんなところで再開してますね。主に大阪、関西……状況が落ち着けば他のエリアでも機会があればぜひやりたいです。

原園:あとは路上ライブかな。コロナ前はバンドで路上ライブもよくしてたので、それも復活させたいですね。

――ありがとうございます。そうしましたら最後に、今後のバンドの目標や抱負などあれば。

西村:そうですね、来年の春頃あたりにワンマンライブを企画できたらと思ってます。

原園:大阪の寺田町に、Fireloopっていうライブハウスがあるんですが。そこに透過スクリーンがあって、それを使ってのライブをしたいです。

僕らバンドでお店をやったり、映像制作なんかもしてて。そういう演出を使って、自分たちのバンドの世界観をもっとライブで緻密に作り上げていきたいですね。

――お話だけでも非常に見てみたくなるワンマンの内容ですね、とても楽しみです!




アーティスト情報

(Photo by “DANNY BOY” / Interview & Text by 曽我美なつめ




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