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【連載】パーティ日和/第17回

<毎週土曜日連載>

対ストレス決戦兵器

読者の皆様はストレスは溜めていないだろうか。あるいは生きているだけでどうしても蓄積されていってしまう日々のストレスとどのように向き合っておられるだろうか。今日はその辺のところをお話ししようと思う。

ぼくは元々だいぶマイペースな性格なのでストレスなんて溜まらんでしょ、とぼくを知る人は言うかもしれないがこれでも小さな体を震わせながらストレス社会に揉まれて生きているのだ。よってストレス解消は急務である。
言うて音楽好きな人間がライブハウスで働いているのだ、大きく分けると「好きなことを仕事にした人」ということになるので「好きでもない仕事を生活のために頑張る人」に比べたらお気楽なものかもしれない。しかし得てして僕たちのような自由人の暮らしの中にこそ、ストレスにまみれた人々のヒントになることが潜んでいるものではないか。なんだ今回はまるで電車の中吊り広告だ。実用新書風に読んでいただくといいかもしれない。

1.ソロ飲酒
これはとても効果的。自宅でまとまった時間を用意して、しっかりアテも用意して映画やアニメ、本などと過ごすと良い。普段見ない種類の作品がオススメだ。ぼくは普段ほのぼの日常系が好きなのでこういうときはあえてバトルものやサスペンスを見たりする。1人なのでおもいっきし泣くのも良いかもしれない。「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」とか良いですよ。TV版を一気見すると全身の水分が全部出てスッキリすると思う。お酒は飲みすぎないように、感情を開くためのほろ酔いをキープしましょう。

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』

引用元:©暁佳奈・京都アニメーション/ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会
http://tv.violet-evergarden.jp/

2.料理
料理スキルの無い人に言うと大体の人が「えー……」という顔をするので、そもそもぼくが料理好きなだけなのかもしれない。だが聞いてほしい、食材を”消費”して美味しい料理を”生み出す”のだ。”消費”することは気持ちが良い。生命を食うのだからありがたく隅々まで頂こう。美味しいものを”生み出す”ためにもイメージはしっかり持って挑もう。食べたいものをわがままに、金に糸目をつけずに作るとより効果的だ。変わった料理に挑む必要は無い。「ぼくのかんがえた最強の〇〇」みたいなのを目指すといい。
作るだけではなく、料理には食べる楽しみだってある。さらには友達や恋人、家族に食べてもらい、「美味しい」と笑顔で言ってもらえたら全てのモヤモヤは吹き飛ぶこと請け合いだ。
なにより食材と無心で向き合っているとあっという間に時間が過ぎていく。料理が完成した頃、心を苛んでいた小さな悩みや嫌な記憶はすっかり消えている。剥いた皮や洗い流した泥と一緒にどこかへ行ってしまったのかもしれない。

作り置き惣菜なんかをいろんな種類作るのもたのしい
料理ではないけど鍋をピカピカに磨くのも気持ち良くておすすめ

3.散歩
これもおすすめしたい。身近な交通機関に乗って知らない駅で降りるのが良い。あえて少しお腹をすかせておくとより楽しめるだろう。君は魅惑的な香りを放つ町のパン屋さんを、はたまた肉屋さんが揚げるコロッケを素通りできるだろうか。
路地はなるべく細いものを選んで歩こう、地域住民には挨拶をしよう。万歩計アプリなど便利なものもあるのでスマートホンに入れておくとより達成感を味わえるだろう。カメラで写すと花の名前を教えてくれるアプリなんてのもある。花が好きなら是非。散歩中というのはやたらと曲のイメージが湧いて来やすいものなので、作曲する人はボイスレコーダーも入れて行こう。
日本は小さな町が鈴なりに連なっているので散歩が捗って良い。東京など散歩スポットは無限にあると言っても過言ではないだろう、1人アド街である。つくづく都民が羨ましい。

・散歩中にみつけたお気に入り

超フォトジェニックな昭和コーヒーフロート
古い室外機
男の子的ロマン
ロマンpart2
この構造ができた過程を想像して楽しむ
フィールドチャンク読み込みエラーみたいな風景。この一角だけタイムスリップしたみたいな

ぼく流ストレス撃退法をいくつか紹介したが、いかがだっただろうか。

どれも大したお金を必要としない、準備もそこそこにできるストレス解消法なのでピンと来たらやってみてほしい。また読者の皆様のストレス解消法も是非聞かせていただきたい。そこに人柄が出ていたりするとなお味わい深いものだ。
コロナで生活環境が大きく変化した方も多いだろうし、個人が抱える社会的ストレスは多様かつ大量、メンタルヘルスは現代人の必須科目と言っても良い。変わっていく暮らしの中で強く居る為にも、どうか自分流にカスタマイズされた必殺ストレス撃退ムーブを身につけてほしいと思うばかりだ。

ライブハウス『松山サロンキティ』店長/武花 正太

プロフィール

武花 正太

愛媛県松山市のライブハウス

松山サロンキティ』店長

Twitter:@take87syouta

音楽、アニメ、旅、鉄道、廃墟、階段など、引っ掛かりを覚えた物を節操なく取り込んだボーダーレスなライフスタイルは国内外を問わず広く呆れられている。

自身のバンド「MILDS」では作詞作曲、歌、ギター、ピアノを雰囲気でこなし、さまざまな現場でベースを弾く。

DJとしても活動しており、主な得物はなんとアニソンである。

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