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【インタビュー】Jessica/ストレートなギターロックを奏でながら、どこまでも4人で歩み続ける未来を見つめて

愛媛県松山市を拠点に活動するバンド、Jessica(ジェシカ)。シンプルかつストレートなギターロックの中に僅かな哀愁を織り交ぜたサウンドを鳴らす、四国の次世代バンドとして現在少しずつ頭角を現し始めているニューカマーだ。今回そんなJessicaに初のメディア取材を敢行。彼らのこれまでとこれからについて、さまざまな思いの丈を語ってもらった。

本来は3ピースバンドだった?Jessica結成の経緯とは

――本日はよろしくお願い致します!まずはこういったインタビューも初めてかと思いますので、バンドの基本的な情報をメインにお話できればと。

4人:はい、よろしくお願いします。

――そうしたら、まずはバンドの結成経緯から。結成したのは2000……?

かつ(Ba.):結成の話が出たのが2019年1月、実際結成、活動し始めたのが4月です。

――元々4人は同じバンドサークルのメンバーなんですよね。

かつ:そうですね。結成前にこの4人でバンドしたことはなかったんですけど。一部のメンバーだけ一緒になったことは、もちろんありますが。

――そこからどうしてこのメンバーでやろう、という話になったんです?

かつ:最初は僕とりょう(Vo./Gt.)の間で話が出てましたね。で、僕とえいと(Gt.)がBLANKY JET CITYのコピーをしたことがあったんですが、そのときボーカルだったえいとの声がすごくいいなと思って。それこそチバユウスケみたいなオルタナロックがしたいと思って、彼も誘ったんです。でも途中で元々ドラムだったりょうが「ギターボーカルやりたい」って言い出して(笑)。

――突然の転向ですね(笑)。

かつ:じゃあえいとはリードギターか、ドラムどうする?って。そのときに自分たちの同回生で一番ドラムが上手い奴ってなって、おのちゃん(Dr.)の名前が上がったので誘ったって感じでしたね。

――そうしたら、最初は今とは全然違う形の3ピースになる予定だったと。

かつ:そういうことですね。

――バンド名がJessicaになったのはどういった経緯なんです?

えいと:……初ライブギリギリで決まったよね(笑)。

かつ:(笑)。初ライブの詳細が必要になったときに名前が決まってない、ってなって。最初……「ロマンス青年隊」?(笑)。

りょう:懐かしい!(笑)。

かつ:(笑)。ちょっと洒落た感じが欲しいなって。りょうが挙げたそれが一番インパクトがあって……。

――なんか昔のジャニーズグループみたいな名前……(笑)。

かつ:ただ、その名前で検索したら同じ名前のグループがいて(笑)。使えないなってなって、その後もいろいろ話してた中で「女の人の名前にする?」みたいな話が出たんです。GOING STEADYの “ 佳代 ” みたいな……あれは曲名ですけど。で、外国人の名前がいいね、キャシーとか、って。で、いくつか挙げた中でジェシカの響きが一番しっくりきたんで、Jessicaになりました。

――で、そこから徐々にライブ活動なんかも始めていって。音源は今出しているのは……。

かつ:最初の “ 叫び ” のデモが2019年10月頃に出てますね。それから2020年の2月頃にさっきの “ 叫び ” も収録されたシングルの “ 変えろ ” を出してます。

バンドのルーツは峯田和伸!Jessicaを形作る音楽を紐解く

――そうしたら、次のお話でバンドのバックグラウンドなんかも教えてもらえると。ぜひ1人ひとりのルーツを聞かせて頂きたいんですが……まずかつくんからいこうかな。

かつ:僕はTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTとかGOING STEADY銀杏BOYZとか……暑苦しい、男臭い音楽がルーツですかね。元々高校の時なんかはずっとサッカー部で、音楽への興味もほとんどなくて。部活を引退してから当時仲のよかった子にUNISON SQUARE GARDENを教えてもらって、そこからバンド格好いいなって思って興味が湧いてきた感じです。で、大学の時に先輩たちがコピーしてた銀杏BOYZに感動して、そっちの音楽に傾倒して行った形かな。

――なるほど、ありがとうございます。そうしたら次は……りょうくん。いかがでしょう?

りょう:はい、えっと……僕は結構なんでもジャンルは聴くんですよね。昔ピアノをやっていた影響もあって、ジャズやクラシックも好きだし、J−POPも聴くし……。でも小学校の頃からずっと聞いてたのはストレイ・キャッツですかね。

――へえー!また渋い音楽を聞いてますねえ。

りょう:僕の父がブルースが結構好きで、その辺りとか派生のロックンロールを聴いてたんです。で、大学入ってGOING STEADYとかのパンクバンドを新しく聴いて。今までパンクってTHE BLUE HEARTSとかのぼんやりしたイメージだったんですけど……いわゆる青春パンクっていうカテゴリを知ってからは、その辺が好きになりましたね。

――ありがとうございます。そうしたらおのちゃんにも聞こうかな。

おのちゃん:僕は元々back numberが好きでバンドサークルにも入って……そこからドラムも始めたんですけど。そうやってバンドをやるようになってからは、本当にいろいろ聴くようになりましたね。それこそGOING STEADYとか。

――やっぱりその辺なんですね、GOING STEADY、銀杏BOYZ……峯田さんの影響か(笑)

おのちゃん:あはは、そうですね。その辺りの影響が強いですね。

――ふふ、なるほどです。じゃあ最後はえいとくんに。

えいと:はい。最初にバンドを知ったのは……僕徳島の出身で、田舎だったので全然娯楽がなくて。唯一の楽しみが家で見れるSPACE SHOWER TVだったんですよね。それでたまたま流れてたoasisの “ Don’t Look Back In Anger ” を中学のときに見て興味を持って。で、同じぐらいの時期にノエル・ギャラガーがソロで来日してて、Mステに出演したのを見て格好いいってなって、oasisが好きになったんです。ただやっぱり当時田舎なのもあって、なかなかバンドできない環境で。大学に入って地元を出て、バンドサークルに入って、っていう流れでしたね。

――そこからは音楽の趣味としては変わった部分もありましたか?

えいと:実はoasisともう一個ASIAN KUNG-FU GENERATIONがすごく好きで。その話をアジカンの好きなサークルの先輩にしたら、そこからeastern youthとかbloodthirsty butchersを勧められて……。それで大学からはエモ、ハードコアも好きになりましたね。

――アジカンのルーツを辿っていった形なんですね。ありがとうございます。ここまでお話聞いてると、みんな結構ゴイステや青春パンクの影響を受けてるっていう話が多かったんですが。Jessicaのサウンドを実際聞くと、そのニュアンスをあんまり感じない気がしてて……。

かつ:そうですね……早々に挫けましたね(笑)

――挫けたの?(笑)

かつ:最初僕は青パンをやりたかったんですけど、りょうが真っ向から全然違うを持ってきて(笑)。両方の曲をライブでやったんですけど、彼が持ってきた曲の方がお客さんウケもいいしやってる方も楽しくて。なのでそれからはりょうのルーツを辿ったり、めんたいロックとかそっちのジャンルを聴いて曲を作ったりしてますね。

――なるほど。そうしたら今は昔と結構書いている曲の傾向なんかも変わってきてる状態なんですね。今じゃあ曲を中心で作っているのは誰になるんです?

かつ:今ライブでやってる曲のほとんどはりょうの曲ですね。だから彼の流行によって作る曲の雰囲気が変わることもあるんですが……(笑)。僕が作った物も1、2曲あるんですが、それもりょうが少し監修したり、って感じですね。

――じゃあメインはもうかつくんとりょうくんっていう感じか。ドラムのパートも?

おのちゃん:そうですね、最近は僕も少し関わるんですが。

りょう:元々僕がドラマーなので……。

――ああ、そうか!なるほどです。楽器が複数できるメンバーがいるのはいいですねえ。

かつ:ははは、そうですね。すごく助かってます。

目標はフルアルバム制作!さらにその先に見据えるバンドの未来とは

――そうしたら最後に、バンドのこれからのお話をしたいと思うんですが。今後のJessicaの目標とか、近々動きもあるかも、というのを少しだけ聞いたんですけど…。

かつ:そうですね。バンドの目標としてはフルアルバムの完成、っていうのがひとつあって。そこに着手をしようかな、という感じで。

――それはなぜ目標をそこに置いているんです?

かつ:うーん……シングルとかより、一連の曲配置含めた流れっていうのをひとつの作品にしたくて。それをやりたい、っていうところですね。

――うんうん、アルバムっていう作品形態の醍醐味ですよね。やっぱりそういう音楽の聴き方が、メンバーの皆さんが好きっていうのもあるんじゃないですか?

かつ:もちろん作品にもよるんですけど……そういう作りをしているアルバムを聴いて、曲の配置や作品全体の流れを面白いって思うことは確かに多いですね。

――なるほど。今の時代だとどちらかと言うとそれとは逆の傾向でもあるんですけど……サブスクとかで単曲で聴く、っていう流れが主流になってて。でもその中でもやっぱり作品の流れを大事にしている人たち、音楽好きな方もやっぱりまだまだいるから、そういうところに届くようになるといいですね。

かつ:そうですね、それが僕たちの価値になるといいかな、とも思います。

――そしたらでも今そこに着手をしようかな、という感じで目標に手を伸ばしてる形だと思うんですが。その次はどうしたいです?

かつ:その次……突拍子もないかもしれないですけど、僕はフジロックに出たくて。

――お、いいじゃないですか。ROOKIE A GO-GO出ますか。

かつ:そうですね(笑)。もっと欲を言えば、一番の夢は日本人ヘッドライナーにもう一度なりたくて。

――いいですよ、夢はでっかく(笑)。でもそれはどうして?

かつ:やっぱりTMGEブランキーの影響がデカいですね。好きなバンドがヘッドライナーをしてたフェス、として憧れがある、っていう感じです。

――それをこのJessicaで叶えたいってことですね。他の3人はどうですか?

りょう:僕もフェスに出るのはひとつの経験になるからいいな、とは思うんですけど……。個人的には自分のしたい音楽をやり続けられたら、っていうのが一番シンプルな思いですね。

おのちゃん:僕は……そうですね……。僕もやっぱりJessicaとして続けていきたい、っていうのがありますね。売れたいのもありますけど、このバンドでずっとやっていきたい、っていうのが目標です。

――うん、やっぱり単純ですけど続けていくのって一番大変な事でもありますもんね。えいとくんはいかがでしょう?

えいと:僕は生活の中のひとつとしてJessicaを中心に置きたいっていうのはありますね。もちろんかつの言うフェスに出たいっていう気持ちにもついて行きたいので、Jessicaをこれからもそうやって続けていきたいです。

――そうですよね。バンドを長年続けていくことって本当にしんどいことなんですけど、何があっても続けていくことに私も価値があると思っているので。まだみんな大学生ですが、ぜひ仕事を始めてもバンドを続けてもらえると嬉しいなあと思います。今日はありがとうございました!

アーティスト情報

(Photo by Jessica / Interview & Text by 曽我美なつめ

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