【連載】愁人の“週刊1週間の習慣”/第15回

<毎週金曜日連載>
き についての考察
ふと、どこにでもある
消火器を見ていて思ったんですが
消火【器】なんですね?
なんとなくの違和感を感じたんですが
消火【機】ではないんですね。
もちろん字にすると
見慣れてるので消火【器】の方で
わかるんですが
消火する為のものと考えると。。。
と打っていて気づきました。
【器】と【機】
【器具】と【機具】
【器械】と【機械】
作りや構造の複雑さによって
使い分けられてるということのようですね。
イメージで言うと
何かをする為に使う「道具」のようなものは【器】
何かをする為に使う「メカニカルな装置」的なものは【機】
ということのようですね。
実際に【器】と【機】が
使い分けられている物を探してみると
~【器】が使われているもの~
『楽器』『凶器』『食器』『漆器』
『鈍器』『楽器』『分度器』『受話器』
などがあります、モノではないですが
『不器用』なんて言う言葉もあります。
~【機】が使われているもの~
『洗濯機』『コピー機』『発電機』
『券売機』『飛行機』『電話機』
などがあります、また【機】には
『機会』などのある種の始まりやタイミング等の
意味合いもあるので『勝機』などもありますね。
こう並べるとなんとなく納得はいきますね。
『電話【機】』の『受話【器】』って
不思議ではありますが
ここまでを踏まえると
『受話【器】』だってなかなか複雑に出来てるはずですが
『電話【機】』の中の話す道具だと考えれば
なんとなく納得はいきます。
これが逆になると面白いかもしれませんね!
例えば
【器】→【機】
『消火【器】』→『消火【機】』
・スイッチを押すと火元を確認し一番被害を少なく
消火をする装置。
『分度【器】』→『分度【機】』
・角度を測りたいものを画面内に写し
カーソルを合わせると0.00度まで計測できる装置。
『鈍【器】』→『鈍【機】』
・殴りたいと思う相手に向かって持ち手にあるスイッチを押すと
相手の頭部までの距離を計測しブン殴ってくれる装置。
『楽【器】』→『楽【機】』
・出したい音を入力するといい感じの演奏が流れる。
iPhoneについてるアプリ、ガレージバンド。
『【器】械運動』→『【機】械運動』
・つり輪を強く引くと、周りに設置されている補助棒が回転し
つり輪の根元のモーターがねじれ運動を起こし
選手はなにもせずとも回っているように見える装置を使って
選手の表情を競う競技。
【機】→【器】
『洗濯【機】』→『洗濯【器】』
・洗濯板。
『コピー【機】』→『コピー【器】』
・書き写し。
『券売【機】』→『券売【器】』
・チケット売り。
『飛行【機】』→『飛行【器】』
・両腕に付ける羽。
使用すると、もれなくヤバい人だと思われる。
『機器』という言葉は【器】と【機】の
どの立ち位置になるんでしょうね?
。。樹木希林。
。。。すみません。
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