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【インタビュー】KILIG/お互いが支えとなり、一緒に夢を追い続ける存在になりたい

東京を拠点に活動するバンドKILIGの、Vo. you。今回のインタビューでは、彼が音楽に込めた思いや今後の展望を深く語っていただけた。ソロ活動からバンド活動に向けて、現在は正規でバンドメンバーを募集しているため、是非多くのバンドマンにも届いてほしい。

12月にリリースされる “ Fly  away ” の歌詞や公開間近となったMVに込めた想いについても、詳しく話を聞くことができた。リリースが待ち遠しく思うと同時に「仲間や友達」、「夢」、さらには「人生」についてまでも、考えさせられるインタビューとなっている。




音楽をはじめて、生活が180度も変化していった

――早速ですが、音楽をはじめたきっかけから、お話をきかせて欲しいです。音楽活動は4年程と伺っておりますが、新曲 “ Fly  away ” の完成度も高くて驚いています……!

学生時代も、バンドには誘われてはいたんですけど、人前で歌うとかもってのほかというか。結構、昔はシャイだったのもあって、断り続けてました。

でも上京してきて、趣味ないしなって思ってたときに、「コピーバンドでちょっとやってみようよ」って誘われたのもあって、たまたま音楽をやることになったんです。

――なるほど、今のyouさんとは真逆なイメージなので驚きです。やっぱり、音楽への縁はずっとあったんですね。

そうなんですよ。それで、コピーバンドでイベントに出たときに、前に所属していたバンドのリーダーから、「うちのバンドで歌わないか」って声をかけてもらったんです。

僕が音楽を始めたのは社会人になってからなので、周りと比べたら、スタートラインと全然違うところからのスタートなんですよね。だからこそ、音楽に打ち込むために、全力投球しようと思って。事務所からスカウトされたのをきっかけに、理学療法士の仕事も辞めたんです。

 本当に、上京して音楽をはじめてから、180度生活が変わりました。

――当時は音楽経験が2年くらいだったわけですが、そこから突然ソロへ転身するってすごい勇気ですよね。行動力というか。

転機といいますか、バンドに所属していたときの話なんですけど、ライブハウス主催の、『L-1グランプリ』っていう、勝ち抜きのイベントにバンドで出演予定だったんですよね。でも、ギターが急遽出れなくなって、バンドで出場するのは断念したんです。そのとき、リーダーに「度胸試しで、お前ひとりで出てみな!」って言われたんですよ。

――うわ~、リーダーの気持ちもわかるけど、youさんそれでよく出場するって決断しましたね。準備期間も十分に取れなかっただろうに……。

ソロだし、第1回戦は自分のお客さんもほとんどいない状態からスタートして、対バン相手はアイドル2つ、ビジュアル系バンド、女性ユニットだったんですけど、すでにコアなファンが絶対ついている演者さんの中で僕出たんですよ。だからもう、あれこれ考えず「今日はメンバーいないし、好き勝手やってやろう」と思って。そしたら、結果、僕が投票数1位だったんですよね。

――なんと!ドラマみたいな展開ですね。すごいなぁ。お客さんの心を掴むようなLIVEになったんですね。

自分のお客さんがいないアウェーな状態だったのに、他の演者さんを観に来ていたお客さんが、僕に票をいれてくれて。それがきっかけで、ソロでもいけるのかなって初めて自信をもちました。

――youさんのライブスタイルの強みってありますか?

『L-1』のソロライブを観に来てくれていたメンバーにも言われたんですけど、僕がもともとアイドル好きなのもあって、僕のライブパフォーマンスがアイドルに近いらしいんですよね。だから、『L-1』のソロライブ以降、バンドも路線変更して、『EDMアイドルバンド』へ寄せていったんです。

――Twitterでライブ映像を拝見しましたが、確かに普通のバンドマンとは違う盛り上げ方ですよね。

元々はガチガチのロックみたいなバンドを組んでたんですけど、「自分達の思うカッコいい」と「お客さんの感じるカッコいい」って、当たり前に一人ひとり違うんじゃないですか。この路線になってから最初は、盛り上げ方も含めてそこがなかなか合わなくて、やっぱりお客さんもつかなかったんですよ。

――そこはホントに難しいところですよね。

そこから試行錯誤していって。僕が発案したんですけど、それこそサイリウム振ったりとか、自分の一番やりやすいフィールドを作って行った結果、少しずつお客さんが増えてきたんですね。

――すごい、結果をきちんと出したということですね。

そうですね、ありがたいことです。でもラジオとか、ライブハウスの周年記念イベントにも呼ばれるようになってきた頃に、リーダーとバンドの方向性について揉めてしまって、それからバンドを僕が脱退してソロへ転身しました。

得意なフィールドをつきつめて、分析を重ねた音楽スタイル

――新曲 “ Fly away ” は、少年漫画のアニメにタイアップとして使われているんじゃないか?って思いました。不思議と、聴きなれた親しみのある楽曲だと感じましたね。

実は、曲作りを結構考えて「耳に残りやすいメロディー」に寄せて作っているんです。ターゲットも20代~30代の世代を狙って曲をかいて、この世代が好きで聴いてきた音楽に似せていますね。やっぱりそういう、誰に刺さりやすいのかのって大事だと思うんですよ、僕的には。

――音楽性のブランディングってやつですね。

はい。なので、音楽に全力で取り組んでる人達とは、ちょっと僕は少し違うかもしんないんですけど、「ビジネス」というか「商品価値」としてウケやすいものを、自分のやりたいことと共存させつつ活動していきたいと思っています。

 ――次は自分の音楽でバンドを組めるように、今は絶賛正規メンバーを募集中なんですよね。

はい。今回のMVに関して、メンバー募集の宣伝材料にもなるように、制作を進めましたね。僕自身、そんなに楽器が弾けるわけじゃないので、やっぱり専門の人がやってくれたほうが、もっとかっこいいフレーズが絶対出てくると思うんです。もうむしろ、「全部任せたい!投げたい!」と思うくらいですね。 本当に、どんどんぶつけてきてくれるようなメンバーと一緒にバンドができたらと思っています。

――共同制作はバンドの醍醐味でもありますもんね。

そうですね。ソロは身軽ではありますが、作詞作曲はもちろん、広報とかもしっかりしていきたいし、メンバーはずっともう探してはいるんですけど、なかなかご縁がなくて。

年齢的にも、そんなに時間かけてられないので、「友人・知人奮ってお声がけください!!」って感じです。報連相がちゃんとできる人がいいな~(笑)!!

プロデュースする楽しさは、自分の人生において重要だった

――バンドとしてはもちろんプロ志向ということですか?他にも、展望等あれば詳しく聞きたいです。

自分のバンドがプロとして売れるのはもちろん一番なんですけど、最終的にはプロデュース側に回りたいと思っています。良いバンドなのに、プロモーションの仕方を知らなかったら、届くものも届かないじゃないですか。最終的にそういう人たちを、何とか上に押し上げられるようなシステムを作りたいなと。

――明確なビジョンがあってすごいと思います!現在、何か具体的に動いていらっしゃるんですか?

そうですね。バンド活動と並行して不動産の勉強もしていて、ライブノルマのないイベント運営ができるライブハウスを経営したいなと、3年程前から考えてはいます。

――プロデュース側の楽しさも、youさんの音楽人生においては大切なことなんですね。

理学療法士として働いていたときに「ケアをすることで動けなかった人が、歩けるようになって、社会復帰できた」とか「その人の良いところ見つけて、うまいこと伸ばしてあげられた経験」は、仕事だけど僕の楽しみや喜びに繋がるんです。これって、ある意味プロデュースだなって思って。

――確かに。人のために何かできたときって、やっぱり嬉しいですよね。

そうなんです!バンド仲間にも、MCや曲とかで「もっとこういう風に」ってアドバイスをしたら「おかげで良くなったよ」って言ってくれる人たちもいて。

やっぱり、プロデュースする楽しさは自分の人生において重要なんですよね。

――映画製作も、プロデュースがきっかけと言っていましたよね。また、仲間同士ですべて製作を進めていると伺いましたが、詳しく教えていただけますか。

芝居サークルに友人がいるんですけど、活動面で悩んでたみたいで「どうしたらいいと思う?」って相談を受けたんです。そこから、アドバイスするうちに、活動も頻繁にできるようになったみたいで。

――そのご友人も、youさんのプロデュース力や発想力を信頼されていたんですね。そうして結果が出ると、アドバイスし甲斐がありますよね!

そうですね。しかも、来年の2月に短編映画のコンテストがあるんですけど、「you 君も、脚本を書いてみないか?」って言われたから書いてみたんです。他の色んな人の脚本の中から選んだみたいなんですけど、書いてみたら僕の脚本が選ばれたんですよね。

――チャンスをものにしてきたというか、you さんは多才ですね。映画の脚本を書くときに意識したことはありますか?

映画の脚本は、作詞・作曲やMVの構成と同じように起承転結を意識して作成しました。後々は幅を広げて、映画のBGMも作れたらいいなって思います。

――具体的にやれることがどんどん広がっていきますね!ちなみに、制作側だけじゃなくてタレント活動もなさっていると伺いましたが。

そうなんです。俳優としても少し活動してるんですよ。ダイワハウスさんのCMに今年の4月ださせて頂きました。

今は本当にいろんなことにチャレンジしています。今後、自分の名前を少しでも誰かに届けられるようなインフルエンサーになって、人と人とを上手いこと繋げていきたいんです。

――youさんを中心に人の輪が広がっていく感じですね。

はい。映画にしろ、今回のMVにしろ、友達に出てもらったんですよね。みんなの宣伝の場を作ってあげられたらと思って。例えば、映画目当てで観てくれていた人が、音楽に興味をもってくれる可能性もあるし、逆も然りで。単純に、露出の回数が増えるとか、そこでファンができたらいいねっていうのもあって、「色々、挑戦して行こう」っていうのが今の僕の活動方針です。僕もやっぱり夢を追いかけている側の人間なので、できたら仲間みんな売れて欲しいって思うんです。

人に寄り添うような、音楽を作り続ける

https://youtu.be/1RG5k9H0gQk

――今回リリースされる “ Fly away ” について、お友達に向けてかいた曲とおっしゃっていましたよね。

はい。友達に向けて書いた、めちゃめちゃポジティブな曲になってます。特に今回は、歌詞にこだわって作りました。

サビの最後に「今、僕ができること」って歌っているんですけど、最初はどっちかっていうと受身的な感じなんですよね。歌詞もだんだんと、「今、僕が君【に】できること」が最後は、「君【と】できること」って、だんだんと少しずつ与えてもらっていたものを返すみたいに、「これからも一緒に進んでいこう」っていう、友達にむけたメッセージになっています。

――なんだか、今の時点で胸がいっぱいになってきました……リリースが待ち遠しいです。

ありがとうございます。やっぱり人は、ひとりでは生きていけなくて、友達や仲間ありきだと思うんです。人だから、どうしても落ち込むときもあるじゃないですか。「大切な人だから何とかしてあげたい」とか、「なんとかしてほしい、支えてほしい」みたいなのもきっとあると思うんですね。

だからこの歌詞は、聴いてくれた人みんなに当てはまるように、「君」っていうのが、家族であったり、恋人であったり、友人であったりして欲しいなって思います。

――そうですね。聴いた人みんなに当てはる1曲になっていると思います。

 「音楽は寄り添うもの」だと僕は思っているので、僕の曲を聴いたときに、何かの支えになってくれるといいなって。僕は、他の曲も全部そういう風に作っています。

“ Fly away ” は特にそういう、曲に対する思いを本当に強く込めて作曲することができました。

 ―― “ Fly away ” のMVも、ストーリーもきちんと考えられていて「一緒に進んでいこう」というメッセージが伝わってくる素敵な映像となっていますね。

ありがとうございます。MVの内容も、もちろん歌詞とリンクさせてはあるんですけど、 主人公の男の子と女の子がいて、最初は「女の子に救われていた男の子」って設定で。 “ Fly away ” の「飛び立つ」って意味の、キーアイテムで、右と左の羽を準備したんですよ。MVの中で男の子が羽をひとつ失くしてしまうんですけど、2人がいろいろなすれ違いをしながらも、頑張って羽を見つけ出して、最終的には「ふたりでひとつ」 って内容のMVになっています。

――やはり丁寧にストーリ―を考えて作り込んでらっしゃってすごいと思います。出演されている方もたくさんいますが、全てお友達なんですよね?

さっきもお話ししたように、エキストラ全員友達ですよ。本当に、お笑い芸人さん、シンガーソングライターさん、アイドルさんとか色んな人に願いして出てもらってるんですけど、それもMVの内容と一緒で、「一緒に羽を探していこう」、「みんなで協力して一緒に良い方向を見つけられるといいね」って意味も込めています。

本当に僕、友達と仲間が大好きなんです 。

歌詞の中にもたくさん「願い」を込めたので、どこまでも届くと信じています。

アーティスト情報

(Photo by KILIG / Interview & Text by ソラ / Edit by 倉田航仁郎




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