1. HOME
  2. ブログ
  3. 【インタビュー】狐の嫁入り前/1st E.P.『吉兆の知らせ』発売!新作制作エピソードと彼らのこれまでに迫る

【インタビュー】狐の嫁入り前/1st E.P.『吉兆の知らせ』発売!新作制作エピソードと彼らのこれまでに迫る

愛媛県松山市を中心に、四国にて活動を行っているバンド・狐の嫁入り前。今回彼らの初となるミニアルバム『吉兆の知らせ』が11月21日に発売することとなった。それに際し本メディアでは彼らにインタビューを敢行。バンドのこれまでの経緯や新作について、さまざまな話を聴かせてもらった。

結成1年で音源2作発表!ハイペースなリリースの裏側とは

狐の嫁入り前

――それでは早速インタビューを始めさせて頂ければと思います!よろしくお願いいたします。まずはバンド結成の経緯からお話をうかがえればと思うのですが……。

ペコ(Vo./Gt.):結成は……2018年の12月1日が初ライブになりますね。当時は3人だったんですけれど。元々3人ともバンドサークルが一緒で、僕とミート(Dr.)が同回生で。当初僕が3ピースバンドをしたいってなってたんで、他の2人に声をかけて結成した形です。

――どうして3ピースバンドをしたかったんです?

ペコ:当時すでに僕が先行してオリジナルで曲を作ってて。その曲が3ピースを前提で作った曲ばっかりだったので、それでですね。僕が歌も歌いたいし、ギターソロも自分で弾きたくて3ピースの曲を作ってたから……(笑)。

――俺が全部やりたいと(笑)。いいですね(笑)。そこから今の2人の体制になったのは……。

ミート:2019年の6月頃ですかね。それ以来ベースはサポートを入れながら、基本的には2人で活動しています。

――なるほどです。これまでかなり音源も積極的に自主制作してますよね?今度の『吉兆の知らせ』で3枚目なので……。

ペコ:そうですね。1枚目を出したのが2018年の6月かな、以前いたベースが脱退する直前ぐらいですね。

――すごいですよね、結成して半年で音源をリリースするのってかなり早いペースかとも思ったんですが……。

ペコ:あー、オーディションとかを結構受けてたからですかね。りんご音楽祭のとか……。それで音源が必要になったので、急いで撮りました。で、その次の作品が2018年の12月頃、ですね。

――かなりのハイペースで2枚出してたんですね。それは全部自主録音?それともスタジオを借りて?

ミート:お世話になってる高知のスタジオがありますね。最初に音源作るときに知り合いが安くやってくれる場所を紹介してくれて。それ以来そこでレコーディングはずっとお願いしてる感じです。

――なるほどですね……。ちなみに今ってその音源は全て自主販売、手売りの状態じゃないですか。全国展開とかは考えてないんです?

ペコ:してみたいとは思いますね!今はまだ着手してないですが……。

――そうなんですね!それはぜひぜひ。狐は結構県外、四国の他県でも活動をしているので、そういった愛媛の外の方にも手に取ってもらえるようになる方が絶対にいいと思います。あと、音源もこれまでずっと同じ方がジャケットイラストを手掛けていますよね。

ペコ:そうですね、サークルの後輩が手掛けてくれています。

――ジャケットのイラストや音源のタイトルもそうですし、『狐の嫁入り前』っていうバンドの和のテイストに準じているかと思うんですが……。そもそも『狐の嫁入り前』というバンド名の由来はどういったものなんでしょう?

ペコ:僕が「狐の嫁入り」っていう単語が元々すごく好きだったんですよね。縁起もいい言葉だし、バンドが先々良い方向に向かいますように、っていう思いも込めて。

――バンドの向かう先に縁起の良いことがありますように、ということですね。

ルーツは詩の世界観のインパクトが強いあのバンド!

――そうしましたら続いてはお2人の音楽的ルーツを伺えればと思うんですが、いかがでしょうか。

ペコ:僕はいろいろ幅広く聞くんですが……バンドのサウンドのルーツになってるのはSEKAI NO OWARIゲスの極み乙女、あとスピッツ。この3組がバイブルですね。中学3年生の頃にSEKAI NO OWARIにハマって、それをきっかけにギターも弾くようになりました。

――ずばり、その3組の魅力ってなんですか?

ペコ:うーん、バンドの世界観もすごく好きなんですけど……やっぱり歌詞ですね。すごく噛み締めて味わえるような……そんな歌詞に惹かれます。

――SEKAI NO OWARIもだし、ゲスの川谷絵音さんはスピッツの草野さんが大好きですもんね。だから歌詞の世界観っていう部分はこの3組はすごく共通するものがあるんじゃないかと。ペコくん自身もこのバンドにはそういったこだわりがあるんじゃないですか?

ペコ:そうですね、歌詞はすごくこだわって作ってます。よく周りからは詩的な歌詞っていう風に言われることもあるんですが……。そういった部分は大事にしていきたいので、ライブでの表現力もそういうところをアピールしていきたいですよね。

――詩の具体的なこだわりってどういった部分になるんです?

ペコ:うーん……そうですね、1曲をストーリー仕立てにすることが多いです。物語みたいな形で。たまに1曲で収まらないこともあるので、そうなると続編にしたりすることもありますね。

――SEKAI NO OWARIとかもそうですよね、すごく1曲の中に物語を作っているというか。

ペコ:そうですね、なのでその辺りの影響がやっぱり強いですね。

――ありがとうございます。そうしたらミートくんはいかがでしょう。

ミート:僕は音楽を始めたのが大学生からなんですよね。それまでは運動部だったんですけど、音楽を聴くのは好きで。当時からキュウソネコカミとか……フェスとかでノれる系の音楽が好きでしたね。MONSTER BaSH(※1)なんかに出ているようなバンドを学校の登下校で聴いたりしてました。

(※1)MONSTER BaSH:香川県で開催される中四国最大規模の野外音楽イベント、通称「モンバス」。

――フェス文化の音楽で育ってきたっていう感じですね。

ミート:そうですね。最近はこのバンドをしてる中で、彼(ペコ)の好きなものを聴いて世界観を共有できるように、っていうこともやっている最中です。

――なるほどです。だからペコくんの詞の世界観がありながらも、さっき挙げてくれたバンドに比べていい意味でストレートなドラムのリズムや曲感があるのかな、と思いましたね。今じゃあ曲作りをしてるのは……?

ペコ:僕ですね、僕が完全に作ってますね。

――そうなるとベーシストがサポートの状態は大変ですね(笑)。その都度共有が必要なので……。

ペコ:あ、でも今は何人か固定で手伝ってくれる友人がいるので(笑)。1人ではないのでアレですけど、そこまで共有は大変ではないかもです。

――そうでしたか!確かに、それだとまだ負担としては少ない方ですね。

初のアルバム作品『吉兆の知らせ』!新作を携え向かう先とは

――さて、それではここからは新作『吉兆の知らせ』についてお話を伺えればと思いますが。まず本作のタイトルについてお話を聞かせて頂けますか?

ペコ:はい、今作の『吉兆の知らせ』。まあ良いことが起こる前触れ、という意味合いなんですけど、今回収録した曲の一連の流れで実はさまざまな吉兆を表しているんですよね。なのでどの部分がその吉兆を示しているのか、その吉兆となっている根拠がなんなのか……。そういったところを考えながら聴いていただけると面白いかと思います。

――作品全体にタイトルに纏わるギミックを散りばめている形なんですね。かなり作り込んでいる、ということがうかがえますね……。制作の着手にはいつ頃から取り掛かってたんです?

ペコ:作ろうと思い始めたのは今年の夏の始めかな……。いい曲もたくさんできたのもありましたし、現状のバンドの状態を音源としてパッケージングしたかったのもありますね。リアルタイムなバンドの作品があった方が、プロモーションもしやすいと思ったので。

――やっぱりこの2年間でもバンドの状態ってだいぶ変わりました?

ペコ:変わりましたね。単純にやっぱり僕の引き出しが増えて、自分の本当にやりたいことが出来るようにもなってきたかな、と。

ミート:今までの音源も結構その時々の世界観を詰めたものを作ってきたので……最近はその頃とはまた違った世界観になってるな、っていうのはありますよね。

――そうですよね。どうですか?完成した作品を聴いてみて。

ペコ:いや~、すごくね、自信はありますね(笑)。今回はプレスも力入れて本格的な造りになったので。前の2作はデモという形だったので、かっちりした形式のミニアルバムは今作が初めてですし。

――初のアルバム作品ということで。今回リリースツアーとかは……?

ミート:一旦は考えてないですね。

――このご時世ですもんね……。でも、いつかどこかでツアーもできるといいですね。そしてたくさんの方に聴いてもらえるような作品になると。

ペコ:はい、そうなるといいですね。

――今回新作も出て、やりたいこともありつつ、ということなんですけれども。バンドの今後という形になるといかがですか?何か目標や、考えてることなどはありますか?

ペコ:今後は……来年社会人になるので、とりあえず働き始めるまでは出来る範囲のことをやりたいなと。社会人になってからは忙しくなるでしょうから、どうなるかは正直わからないですけど……やれる範囲でバンドを続けていきたい、というのはありますね。

――続けていきたい、という気持ちはある、ということですね。ミートくんも来年社会人ですよね?

ミート:そうですね……。でも今バンドもいい感じというか、音源もこうやって出してやれてるので。どうにか続けていきたい、という気持ちはありますね。

――ありがとうございます。続けていく中で、具体的なこうしたいああしたい、っていうことは何かあったりしますか?もうほんと……夢目標でいいんですが。

ペコ:んー、フェスには出てみたいなって思いますね。モンバスとか。高校生の頃からよく行ってて、結構思い入れがあるので……。

――そうしたら1つMONSTER BaSHっていうのは、すごくペコくん、ミートくんの共通項っていうことにもなるんですね。

ペコ:そうですね、ふふ。

――ミートくんはいかがでしょう?

ミート:モンバスも出たいですし……僕はSTONE HAMMER(※2)も出てみたいですね。一番身近なフェスなので……。

(※2)STONE HAMMER:愛媛県西条市で行われる地域密着型夏フェス。愛媛ゆかりのBUZZ THE BEARSSEX MACHINEGUNSなどを始めとしたメロコアやパンクロックバンドが中心となって出演している。

――いいですね。今年は状況が状況だったのでフェスも軒並み中止でしたが……その目標を叶えられるように、今後も頑張らないとですね。本日はありがとうございました!

アーティスト情報


(Photo by キツネの嫁入り前 / Interview & Text by 曽我美なつめ

関連記事