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【対談】Sorako(街鳴り)×シアン(ソライロシアン)/第1回

大阪を拠点に活動するスリーピースバンド街鳴りのVo./Gt. Sorakoと、東京を拠点に活動する4人組バンド、ソライロシアンのVo./Gt. シアン。対バン経験のないふたりの強い要望により、この度zoomを使ったオンライン対談が実現した。お互いに似たものを感じ、惹かれ合った理由や音楽についての想いなどを熱く語り合ったこの企画。全4回にわたってお届けする。

Twitterが繋いだ関係

Sorako、シアン:よろしくお願いします!

Sorako:早速ですが……シアンさんっておいくつなんですか?私は29になります。

シアン:49です。

Sorako:え!びっくりしました!30代だと思ってて。THE ALFEE高見沢さんみたいで、カリスマオーラがすごい。本当、シアンさんにはいつもお世話になっていて。どうやって街鳴りを知っていただいたんでしたっけ?

シアン:インディーズバンドが好きで、ライブとかもよく観に行くんですよ。Twitterのタイムラインに流れてくるのも好きで、よく見ていて。それでたまたま、街鳴りさんのMVも流れてきて、見てみたらスゴイ衝撃をうけたんです。なので、すぐに音源を取り寄せました。そこから、ミューラビさんの紹介記事やらインタビューを読んで、今に至る感じです。もうね、いちファンですよ!(笑)

Sorako:うれしい!そんな偶然の出会いだったんですね。それを言うなら、私もシアンさんのいちファンですよ!すごい人から声かけられたなと思いました。ソライロシアンのフォロワーさん2,000人ぐらいいますよね。普通その人とか音楽が「いいな~」って思わないとフォローしないじゃないですか。だからそれだけの人に認められるって、本当すごいです。だからこうして対談できて嬉しいんです!いつかライブとか見てみたいんですけど、配信とかしないんですか?

シアン:そう、まだライブもしてないんですけどたくさんフォローしてもらって、ありがたいです。配信ライブは10月31日(土)にしますよ。無料配信で、自分で主催します。

10月31日に立川BABELで開催された無料配信ライブの様子

人間性と音楽性

シアンソライロシアン)(Photo by Cathy Wellincia

Sorako:シアンさんってどこに住んでいるんですか?

シアン:東京です。

Sorako:あ、そうでしたね!私、自分で頭悪いって言うわけじゃないんですけど、人の名前とかバンド名とか地名とか覚えられなくて。覚えても、ちがう言葉でおぼえちゃう(笑)。でも、シアンさんの名前は、唯一覚えられた気がします!覚えられないってとこで言ったらこの前、お世話になっているライブハウスの人の名前をずっと間違えて覚えてたんです。「倉田さん」ってずっと呼んでたんですけど、実は「倉坂さん」でした(笑)。The denkibran(※1)のメンバーで、knave(※2)のブッキングマネージャーの方なんです。

(※1)The denkibran:Vo./Gt.倉坂直樹を中心に大阪で活動する4人組バンド。@The_denkibran

(※2)knave:南堀江knave。大阪、南堀江にあるライブハウス。@knave__

シアン:街鳴りはknaveにでてるの?

Sorako:最近は、club vijon(※3)によく出てますね。knaveは本気で真剣にやってるバンドさんが出演するようなライブハウスで、ノルマはないけど集客頑張れ!っていう感じの、すごい今どき珍しいところで。熱いアドバイスもくれる場所なんですよ。前にknaveでやった配信ライブはシアンさんとかも見てくれたり、フォロワーさんもたくさん来てくれたおかげで初めてバックをもらいました。ありがたい!knaveもそうだし、バンドマンもですけど、最近思うのが「本気でバンドに向き合ってる人」って、大体やさしいし他のバンドのことも理解してくれるなぁって感じますね。オリジナルバンドの世界って人間がいい人が多いなって思います。

(※3)club vijon:北堀江 club vijon。大阪、北堀江にあるライブハウス。@clubvijon

シアン:それはあるよね。人間が良くないと楽曲に出るんですよね。あんまり偉そうなことを言うつもりはないんですけど……人間性はやっぱり出ますよ。

Sorako:そうですよね。いい人の曲って、いい曲だって思います。でも最近思ったんです。私も人間なんでやっぱり人間味があわない人もいるんですけど、その人の曲を聴いて、良いって言ってる人もいる。それを見て、人間性の評価も人それぞれだったりするんだなと思いました。例えばミスチルの桜井さんやゲスの極み乙女の川谷さんもいろいろあったけど曲は素晴らしくて今も売れてて、そういうのを見ると、人間性は出るとしてもやっぱり結局は音楽で評価される世界なんだなって思うし、しっかり私たちの音楽を確立させないとあかんなって思ったんです。

ギターボーカルになった理由/Sorako

Sorako街鳴り

Sorako:私ばっかり喋ってる気がする!(笑)シアンさんにもお話しききたいです!私の周りも、シアンさんの名前を見たことある人は多いんですよ。大阪のバンドでも、シアンさんの名前は聞いたことある人多くて、「なんかすごい人」って感じなんですよね!

シアン:いやいや、そんなことないよ(笑)。まだライブもやったことないし音源もないのに(笑)。

Sorako:歌もカッコイイし、言う言葉も響く感じがあるからやっぱりそこはカリスマ性ですよ!だからなんか、どういう生い立ちやったのかとかをききたいです!

シアン:無駄に長く長く生きてるから、いろんなうんちくが溜まってるだけで、そんな大した人間ではないですよ(笑)。むしろ、Sorakoさんは、波乱万丈な人生というか、劇団入ってお笑いもやってバンドもやって。

Sorako:波乱万丈らしいですね(笑)いやいや、どれも中途半端で終わってましたけど……。

シアン:なんでもやってみないとわかんないとこってあると思うし。

Sorako:そうですね、そこは自分でも私は行動力はある方だと思います(笑)。

シアン:バンドは昔からやってたわけじゃないんでしょ?

Sorako:そうですね、小中学生のときはお芝居が好きで女優を目指してたんですけど、応援してくれていた母もいなくなったし、お金なくてもできることって何かなぁって考えたとき、お笑い芸人だと思って始めたって感じで。音楽に関しては、19歳までミスチルしか聴いたことなかったから、EveryLittleThingすら知らなかったですし(笑)。社会人になって新たにバンドするってなったときに聴いたのがKANA-BOONの “ ないものねだり ” って曲で、これが音楽のきっかけだったんです。そこで初めて「ギターロックってカッコイイ!」ってなって、「バンドやりたい!」ってなったんですよ。でも私歌うまくないし、もし絢香さんとかMISIAさんみたいに歌が上手かったらピンボーカルでもよかったんですけど絶対無理だし、ギターボーカルならギターを頑張れば歌もカバーできると思ってギタボになりました(笑)。

シアン:じゃぁそんなにギター長いことやってるわけじゃないんだ?

Sorako:そうですね、22歳のときにバンドやりたいってなって友達のギター借りてメンバー募集掲示板に書き込んだのが最初だから、7年くらいです。そのときの書き込みで、ギターを一切触ったことないのにオリジナルバンドに入ることになって(笑)。しかもそのバンドが「音楽で飯食っていく!」って感じのプロ志向だったから、夜から朝まで7時間入るスタジオを週3でやって、ライブは月4本こなしてました。ギター弾いたことないのにいきなりパワーコードとかやったり、そのときエフェクターも一気に7個買い揃えたり(笑)。

シアン:7個も!?(笑)

Sorako:それで、加入して1ヶ月後にCLAPPER(※4)でライブしたんですけど、「1ヶ月でこれはすごい!よく頑張ったなぁ!」って褒めてもらえたときに「努力したらいけるんだ」って思って嬉しかったんですよね。でも、自由に歌えないし歌詞も書けないしだんだん楽しくなくなっちゃって。

(※4)CLAPPER:アメリカ村CLAPPER。大阪、アメリカ村にあるライブハウス。@CLAPPER_Amemura

Sorako:そんなときにたまたまKANA-BOONのコピーバンドのメンバー募集を見つけて加入したら、めちゃくちゃ楽しかったんですよ。

シアン:それはギタボで入ったの?

Sorako:そうです。月1のライブだし、リードギターもいたからそこまでガッツリギター弾かなくて良かったし。

シアン:あ、最初の(プロ志向の)バンドはギターがいなかったんだ?

Sorako:そうです!スリーピースやったんですよ(笑)。

シアン:スリーピース!?(笑)。初めてのバンドでそれってすごいね(笑)。

Sorako:そうなんですよ(笑)。で、そこ(プロ志向バンド)を抜けて入ったKANA-BOONのコピバンは楽しくて結構活動してたんですけど、メンバーが転勤になったりして活動できなくなり、その後も何個かコピバンやってたんですけどすぐ解散しちゃったりして、それから親が病気になって27歳のときにお父さんが亡くなって。なんにもやることなくなったなぁって思ったけど、そういえばバンドも中途半端で終わってしまってたなってなって。それでオリジナル始めようと思って、街鳴りを結成しました。だからギター歴ゼロではないんですよ。中途半端にやってたって感じで(笑)。

シアン:でもね、最初のプロ志向バンドの経験が効いてると思います。

Sorako:そうなんです!それはホント思います。一発目に入ったあのバンドでガッとやったのはよかったですね。

シアン:そうそう。その経歴を知らなかったから、今見てて「最近始めたにしてはすげぇな」って思って見てたんですよ(笑)。

Sorako:ホント、あの鬼のような特訓は今思えばよかったと思ってます。

シアン:やっといてよかったですよね。

Sorako:そうですね。今思えば。無謀でしたけど(笑)。

解散や脱退が増える中で……

ソライロシアン(Photo by Cathy Wellincia

Sorako:そのプロ志向のときのバンドのドラムの子はいまだに連絡とってて、すごい応援してくれてます。「歌も上手なったな!」って言ってくれたりして、よかったなって思います。

シアン:解散したバンドのメンバーと仲良いってのはいいですよね。僕も何個か組んできたけど、解散したバンドの子と仲良くしてるし。

Sorako:やっぱり、解散のときに喧嘩するバンドもいると思うんですけど、だいたい仕方なくとかそれぞれの事情でとかってのが理由であって、その人のことが嫌いになったわけじゃないって感じですもんね。

シアン:喧嘩別れの例もあるんだけど、大体はそんなことなく別れてるんで、別れもあればいい出会いもありますよね。

Sorako:そうですね。だから今、解散とか脱退とかってのを見ててもそれぞれ事情があるんだろうなって思いつつ、私にもいつかあるのかとビクビクしてますね(笑)。

シアン:最近多いじゃん、解散とか。

Sorako:めちゃくちゃ多いですよ!今までもあったと思うんですけど、多分今年は多いですよね!

シアン:やっぱりコロナかなぁ……。

Sorako:やっぱり京都とか兵庫のバンドさんも大阪を拠点にライブしてた人が多かったと思うんですけど、コロナで県をまたいで大阪に出ることもできなくなって活動できなくてみたいな感じなんでしょうね……。でも私も、もし病気の家族とかおじいちゃんおばあちゃんと一緒に住んでたらちょっと考えますもん。

シアン:なるほど。こっちも埼玉とかから東京に行きづらいってバンドがいっぱいいるんですよね、悲しいんだけど。

生で見るのがいいけれど、配信にも配信の良さがある

街鳴り

Sorako:今ね、配信とかあるんですけどやっぱり生で見るのが一番いいなって最近思いましたね。

シアン:生には敵わないですよ絶対!

Sorako:ですよね!聴こえ方とか感じ方が全然違いますもんね!

シアン:いや、でもこないだ街鳴りさんのライブ配信見みましたけど、すごいよく撮れてましたよね!音も映像もよかった!だから生がいいけど、ある意味、今はどこのライブハウスも配信してくれてるから絶対見に行けないところのライブも見られるから便利っちゃ便利なんですよね。

Sorako:そうなんですよ!ホント遠くの、北海道とか沖縄の人も見れちゃうっていうのはすごいですよね!

シアン:普段簡単に見に行けないじゃん。大阪のライブとか。そういうのも配信で見られるってのはすごいメリットだけど、やっぱり生には敵わないですよね。

Sorako:ホントですね。(コロナが)いつ終わるんかなって感じですけど……。

アン:こればっかりはねぇ、わからないですもんね……。

Sorako:だから今のうちにできることっていっぱいあると思うんで、それを探してやっていきたいですね。SNSとかもそうですし。

シアン:街鳴りさんとかは、もうガンガンやってますもんね。

Sorako:そうですね、やり過ぎなくらい(笑)。他のバンドが「もう2ヶ月ぐらいライブやってないよ」って言ってるの聞くと、「あれ?うちら出過ぎ?」って思うけど……でも、私は街鳴りの中でもライブ経験値とか全然ないから場数踏まないといけないんです。逆にコロナで配信がメインになったことでノルマも下がってるから、このタイミングに出れるところにしっかり出てプラスにしていきたいなって思ってます。もちろんコロナで苦しんでる人からしたら浅はかな行動なのかもしれないけどライブハウスもバンドもお客さんも、ちゃんと対策してるし、うちのメンバーも全員一人暮らしだし。

シアン:そうだね。せっかくできる環境なんだから、やればいいと思います。うちらもこれからどんどんやってこうってことになってるし。できるんだったらやったほうがいい。絶対に。まぁ自粛で苦しんでる人もいる中で、周りからはいろいろ言われるかもしれないから難しいところですけど。

Sorako:そうですね、難しいところです。だから気をつけてしっかり対策して、できることをやっていきたいですね!

第2回へ続く>>>

アーティスト情報

(Photo by 街鳴り、ソライロシアン / Facilitator by 倉田航仁郎 / Text by ソラ / Edit by 倉田航仁郎

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