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【連載】ファイアーループ足立のライブハウスなんかやめてやる!!/第16回

<毎週日曜日連載>

最近はまたカメラ

おはようございます。ファイアーループの足立です。

閑話休題というか、最近は音の話ばっかりしてたので今回は別の話でもしようかな!

結局は音の話になってしまいそうですけど、今回はカメラのお話です。

僕はライブハウスを初めてこのかたずっとPAばっかりやってきたんですが、とある時期、PAは他のスタッフにたくさん任せて「何か他の、音楽やバンドに関係するスキルを身に付けよう」と写真やPV撮影、今で言うMVの製作に凝っていて、カメラの勉強、構図の勉強、ライティングの勉強とかを浅く広くやっておりました。10年くらい前までかな、、、それはその時点では(お金の発生する)仕事にはならなかったんだけど、その時に勉強したことが今の配信にすごく役立っていると思います。何事も、努力したり勉強したりすることは無駄じゃない。いつか必ず役に立ちますね!

僕はそもそも何か作るのが好きなんですが、15,6年くらい前でしょうか、難波ロケッツのマルチアングルビデオを見て「スゴイ!ウチもこんなんやりたい!」って思ってですね、それにものすごく影響を受けて旧店舗の時代には沢山カメラが設置されていたんです。覚えてる人、いるかなあ。そもそもファイアーループが移転したことも知らない人が多いかもしれないのでここでちょっとウチの経緯を紹介しておくと、

2001年9月に環状線寺田町の駅の下で始まって、

2010年12月に今の場所に移転してまいりました。で、今に至ると。

うわっ歴史の内容すくねえ!

てゆうか、もう既に移転した後(地下)の方が歴史が長くなっちゃったんですね。「つかもうぜッ!」のドラゴンボールよりドラゴンボールZの方が断然長い、みたいな不思議な感覚です。

話を戻すと難波ロケッツのマルチアングルビデオ。今でいう「スイッチャー」ですね、ボーカルがアップになったり、ギターソロを追いかけたり、ドラムのオイシイところでドラムの横から狙うカメラに切り替わったり、こんな映像が壁にでっかくハイクオリティに投影されていたのを見て「超すげえ!Mステみたい!ウチでもこんなのやりたい!」ってなって、すぐさまパクりました。ヤフオクでボロいカメラをせっせと競り落としてはビデオスイッチャーにどんどん突っ込んでいき、カメラ4台じゃぜんぜん足りないからってゲーム用の安いスイッチャーを挟んでまたどんどんカメラを増やして、、、でもね、正直言って撮るのスゲー疲れるの。PAがPAやりながら手元のビデオの向きいじって、まだ足りないから照明卓にも1台置いて動かしてもらって、PAが「次ベース狙ってェ!!」とか指示出すの。なんだこのヘンテコな現場は。最終的には電動モーター雲台とかプログラムできる雲台とかにも手を出してましたからね。で、PAブースにはダイコクドラッグの監視カメラみたいに9分割のテレビモニターがある。自由すぎるだろファイアーループ高架下店。ガラパゴスライブハウスを地で駆け抜けていた、そんな若かりし時代でありました。

今現在、ファイアーループは定点カメラでいかに没入感のある絵を撮れるか、にスゴイこだわっています。良く言えば大人になったというか。紆余曲折経てなんでこういう手法に着地したのかはまたお酒の席にでもお話ししましょう。

てか、最近のカメラは本当にすごいですね!一眼レフ動画の出始めは「背景がボケてて映画みたい!」ってボケボケの映像が流行りましたが、今では表現の選択肢としてすっかり落ち着いて、本当に撮りたいものが良く撮れる時代になった。むしろ肉眼で見るより豊かなんじゃないかと思わせられる瞬間もあって、あながちスマホで見る配信ライブも捨てたもんじゃないぞ、と面白くなっているのが最近です。配信は現場の劣化版じゃなくて、新しい形のライブの楽しみ方なんだなと思わせてくれる、そんな映像が僕みたいなシロウトでも扱えてしまうのは本当に凄いことだと思います。ほんと、僕がマルチアングルに凝ってた時ってカメラはメーカーさえもバラバラで色も表現も解像度も何もなかったですからね、とにかくかっこいい絵でバンドを撮りたい、見せたい、という情熱は自分ながらハンパ無かったなと思いますが、その頃に「動画が撮れる一眼カメラ」が手元にあったらもうちょっと考え方は違ったのかもしれません。あの頃は本能的に、絵の悪さをアングルや動きの派手さで補填しようとしていたんだと思う。うーん若いなあ!でもあの頃の努力がいま、全く無駄になってないと思えるのが本当に嬉しい。

世の中は面白い物に満ち溢れていて、それを面白がる気持ちが僕にちゃんと備わっているのはありがたいことです。最近、配信・収録用に新しいカメラを買ったんですが(前の配信カメラが故障したため)、これが本当にキレイで、もう早くこれで配信したり収録したり、それを見せたりして楽しみたいです。なので今またカメラに夢中です。説明書を読むだけでワクワクしますが、ひゃーこれって6年前のモデルなんやとびっくりするし、金に糸目をつけなければ最新の、もっと面白い物が手に入るのかと思うとこれはもう俺はお金持ちになるしかない、お金持ちになるのが自分の使命である、お金持ちになるのが人生の目的なのかもしれないと齢43にして強く思います。お金がないから、高いから諦めたり目をふさいでしまっている「イケてるもの」が世の中にはたくさんあって、それに触れずに死ねようかと強く思うのです。100万円くらいするスピーカーをファイアーループに置いたらどんな音でバンドの音楽を聴けてしまうのか、すごく興味がある。100万円くらいするカメラで配信したらどんなにキレイで没入感のある映像を撮れてしまうのか、高いHMD(PSVRみたいなやつ)でそれ見たらどんなに面白いのか、そのためには誰にも邪魔されない自分だけの広い部屋が欲しくなりますよね。お金が沢山あったらできることばっかりです。子供みたいに、そういう夢をもういちど持ってみようではありませんか。

そうそう最近、件のHMD、F社のオキュラスクエストで遊ばせてもらいました。もうなんていうか泣きそうになるくらい面白かったです。まーまービジネスマンが集まってお茶飲んで会議してるみたいな場所でキャッキャ言ってしまいました。欲しい!ちょう欲しいです!!!今どういう時期かわかってんの?そんなことやってる場合じゃないだろって?わかります。わかりますがちょっと待ってください。面白い物を面白がれないと、どんどんココロが死んでしまいますから。それって死ぬよりヤバいですから。今は面白い物にたくさん触れて、感動して、うっわーもっと面白いことやりたい!っていう気持ちになるのが大事だと思っとるんです。でもオキュラスクエストは我慢します。今はね!僕がオキュラスクエスト持ってたところで「僕が面白いだけ」だから今は我慢です。みんなが面白くないとダメだ。僕の周りが面白いと思うことにお金をかけるべきタイミングなんです。だからドローンもお預けです。ドローンめちゃめちゃ欲しいんですが、これも僕が面白いだけだから今は我慢。プロジェクターやカメラは良いんですよ。みんなに面白がってもらえると思うから。そういう基準でいまはいろいろ物を買って、失敗して、また物を買って奥さんが「あはははははは」って壊れるんでしょうか。良き理解者で本当に助かっています。

今回はもうとにかく思いつくことをどんどん書いているので何が何だかさっぱりですね!僕も何が何だかさっぱりです。ていうか、いま僕はものすごく頭が混乱しているのを感じます。ただし良い意味で。未曽有のコロナ禍で本当にたくさん、いろんなことを考える「ヒマ」を貰ったのでいろいろ頭の中が散らかっています。視野が広くなったのか狭くなったのかさえもよくわかんないですが、もう兎にも角にも面白いことに飢えています。回りまわってやっぱりバンドはイイな!ライブハウスは本当にいいところです。アートの製作は本当に面白い。でも僕は今、裏方の立場として、非・表現者としてみんなを面白がらせることに飢えているという感じでしょうか。お、だんだん整理されてきました。

なんか今回、わけのわかんないブログ?コラム?になってしまいましたね!早く新しいカメラの説明書を読んで、ウキウキして、皆さんに面白い物を届けたくて仕方がないんです。このイケてる道具でどんな面白いことができるか早くいろいろ試したいです。先日は海遊館に3D映像を録りに行ってまいりました。これもめちゃめちゃ面白いです。それをスタッフに見せるのは楽しいし、早く皆さんにも見せたい。凄く音が良くなるアイデア(けっこう人手がいるので保留になってる)があるからコレもはやく試したい。「アダチはすごく焦ってて散らかってる」って心配しないでくださいってば。

ではまた来週!

ライブハウス『Fireloop』店長/足立 浩志

プロフィール

足立 浩志

大阪府大阪市のライブハウス

寺田町Fireloop』店長

Twitter:@adatinc

大阪にある、寺田町Fireloopという面白ライブハウスのオーナーで店長です。大喜利が大得意ですが、気の利いた答えを出すまでに1日かかります。

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