【連載】新田概論(仮)/第15回
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<毎週木曜日連載>
クリープハイプは傲慢で、捻くれていて、最高です
15回です!
前回投稿したひげだんの記事書くの、めっちゃ楽しかったので、今回もバンドを紹介していこうと思います!
以前、Twitterインスタで募集した話題のも、またやるので少々お待ちを!
今回は僕の作曲しようって気持ちを爆発させてくれたバンド、クリープハイプをご紹介していきます。
題して
『クリープハイプは傲慢で、捻くれていて、最高です』
やっていきましょう。
このタイトル、最後の”最高です”を見て
『社会の窓じゃん』ってなった方、正解です。
今度会ったら、セックスしよう。
訳が分からない人からすれば、
何故突然下ネタをぶっ込んできたの!?!?!?!?!?
ってなりますよね。
安心してください、歌詞です。
本当は今日のタイトルを『今度会ったらセックスしよう』にする予定だったんですが、怒られる映像が浮かんだので、やめました。
えらくない??
クリープハイプも、今や日本では知らない人がいないレベルのバンドですね。
おそらく “ ラブホテル ” とか
“ 憂、燦々 ”
FM802×TSUTAYA企画で、豪華アーティストとコラボしたことで話題になった “ 栞 ”
あたりが有名でしょうか!
僕が思う、クリープハイプの1番の魅力!
それは!!!
余白がほとんど無い限定的な歌詞!!!!
おいおい!
前回!!
ひげだんで!!
『余白のある歌詞最高』みたいな事を言ってたのに!!!!
情緒不安定か!!!
となりますよね。落ち着いてください。
前回紹介したOfficial髭男dismは、確かに余白のある歌詞が素晴らしいです。
そして、彼らの歌詞を例えるなら美しい絵画のようだと思うんです。
絵画って見る人によって、感想が大きく変わりますよね。
どこに目が行くかも人によって、変わると思います。
そして『好き嫌いは一旦置いといて、この絵凄くない?』って質問に対しては
おそらく皆一様に『凄い』って答えると思います。
対してクリープハイプは明治〜大正終わりくらいの文学だと思うんです。
文学も感想は人によって変わると思うんですが、それより評価が『好きor嫌い』に占めるパーセンテージが高いかと思います。
ひげだんが余白で多くの人を魅了するのに対して、
どんな人に向けた唄かというのが限定的で、聴く人を選ぶ音楽なんですよ。
というか、そもそも誰にも向けてなくて、勝手に受け取れ!的な印象です。
これが傲慢な部分ですね!
そのスタンスかっこよすぎます!
最高です!!
そして僕はクリープハイプに衝撃を受けて、
作詞作曲したい!!!!!
ってなりました。
クリープハイプいなかったらDr.FOOLの曲は誕生してなかったと思います。
全然音楽性違うやん!!!
って思われるのは分かってます。笑
インスピレーション受けたのと、アウトプットするのはまた別物ですからね!
ですが、良かったらDr.FOOLの歌詞見てみてください。
僕の書く歌詞は、かなり限定的です。
そして編集長の倉田さんに
『新田さんの曲ってかなり限定的ですよね。僕はそこが好きですが。』
と言われたことがあって
『コイツめっちゃ分かってるやん。』
って思ったことがあります。笑
なんで上から目線やねんオレ!!!!!
話を戻します!
バンドの紹介をする上で最初に歌詞を選んだのは、クリープハイプのキャッチーなメロディ・楽曲を支える上で、かなり比重が大きいと思ったからです。
自分の中の憂鬱な気持ちだったり、愛しい気持ちだったりを爆発させてて、パワーを生み出してる!すげえ!
曲自体も本当にキャッチーなんですが、これがまた捻くれてるんですね。
最近の日本の流行といえば、ピアノだったり何かしら鍵盤使う音楽とか流行ってるし、四つ打ちも段々少なくなってきてますね。
お洒落なビートとか多いし。
その中でクリープハイプは、ずっとギターロックをやり続けています。
もちろんシングルカットとかタイアップで、他の楽器沢山入ってるのもありますが。
そしてそのギターロックの中でも、少しパンクのニュアンスを感じます。
これは尾崎さんが好きな音楽が、GOING STEADYとかだということに起因してるのでしょう。多分。
ギターロックの中でも、やっぱりちょっと古いサウンドなんです。
そして、その辺りのニュアンスに四つ打ちが多めっていうね。
そしてその四つ打ちも、俗に言う2014年あたりにブレイクしたダンスロック勢のような速度じゃなくて、それらよりは少しテンポ遅めなんですよ。
なんじゃこりゃ!!!
どっちやねん!!!!
しかし!!!!
それが良い!!!!
捻くれてる!!!!
多分パンク的な音楽は好きだから、絶対に捨てないけど、四つ打ちみんな好きでしょ?
でもダンスロックしたくないんだよなぁ〜
じゃあパンクで四つ打ちするか〜
ってなったんじゃないかっていう、勝手な予想です。笑
とにかくどこか懐かしく、新しい、やっぱり懐かしい雰囲気があるのがとても良いです。
僕は高校生の頃、青春パンクにどっぷり傾倒していたので、おそらく好きになる理由のひとつにあるのだと思います。
この記事を読んで気になった方は、良かったらクリープハイプ聴いてみてください。
こっからはただのファンの話なんですけど
最初に紹介した『今度会ったら〜』の一節がある曲は “ HE IS MINE ” ってタイトルで、ラスサビ前のブレイクの歌詞なんですが
この曲を武道館のライブで演奏した際に
武道館で言っちゃいけない言葉ってのがあるらしくて、言わないけど分かるよな?(意訳)
って言ってブレイクでお客さんが大声で
『セックスしよう!!!!!』
って大合唱してるときに、かっこよすぎて震えました。(本当にただのファン)
あと一度、クリープハイプが京セラドームでのライブ前日に、たまたま奇跡的に同じスタジオで練習されていたんですが、
まさか自分が練習しているスタジオに、クリープハイプがいるなんて思わないもんだから
音漏れ聞こえたときに
『え?クリープハイプのコピバン?演奏ホンマに上手すぎじゃない?本物じゃない?』
って笑ってたら、まさかの本人やって
震えながらCD聴いてください!!!!
ってお渡ししたことがあります。笑
いえーい!!!!
ただの自慢ー!!!!
はい。
今回は最後まさかの自慢で終わりました。
来週は何書こうかしらね〜!
それではまた来週!
Dr.FOOL/新田