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【連載】ファイアーループ足立のライブハウスなんかやめてやる!!/第11回

<毎週日曜日連載>

インターネットが面白くなくなった理由

おはようございます。ファイアーループの足立です。

今回のタイトルはなんかヤバいですね。もう誰に喧嘩を売ってるのかもわからないくらい多方面に唾を吐いているような気もしますが、インターネットがもう昔より全然、ぜーんぜん面白くないと毎日ぼやいている足立が今日もお送りいたします。こん〇〇は!

以前、「ネットデブリ(インターネット上に漂うゴミ)」というお話で軽く触れた内容なんですが、今回これに関してもう少し掘ってみようと思います。

先日、iPhone12が発表されました。どんなんかなー思って「iPhone12」ってグーグルで検索するじゃないですか。じゃあ検索結果のいちばん頭にAppleのサイトが出てくると推測しますよね。それがね。出ないんです。アフィリエイトなブログが先に出る。そりゃもう私びっくりしたわけですよ。ええ!?天下のApple様の公式サイトより「誰が書いてるかよくわかんないブログ」が先に出ちゃうのかい?もう魔法だよ魔法!アメージング!どうやったらそうなるんだ、そのブログ書いた人、めっちゃお金ゲットなんじゃないの?閲覧数ドエライことになるだろそれ。内容は普通に発表されただけの、公式サイトから引っ張ってきたデータの羅列にちょっと私的な感想文が混ざってる程度の話だよ!!これって、宝くじ当ててやるぅみたいなテンション感でブログを公開するんだろうか?

さてあっという間に順位は公式に抜かれましたが、こういった「ぜったい話題になる、ぜったい注目される」というパワーワードでブログを書く、あとはSEOだかなんだかのテクニックをちょこちょこ使って、たくさんの人に読まれたら丸儲けってどうなの。なんだこのばかばかしい世界観は。との憤りを隠せずそのままこの「インターネットが面白くなくなった」という話題に突入してしまいましょう。

「情報は金になる」とよく言われますが、みなさまこれを聞いてどんなイメージを持たれるでしょうか。

なーんも考えないと、僕にぱっと浮かぶのはこんな感じです。

舞台は西部劇の酒場、木造ですね、悪者たちが酒を飲んだりポーカーをしたり思い思いに悪さをしています。その片隅には汚いフードに身を包んだ小柄な男……彼はこの町唯一の情報屋。「ゥエッヘッヘッいつもありがとうごぜえやす」金貨を一枚握らせると「町はずれの家に住む上品な女には隠された過去があるらしい」とか「この町が山賊に襲われるのは明日の夜更け」とか情報をくれるんです。うむ、こういうのには疎いので良い感じの例えが書けない。小説読まないからね。でもこの感じ、わかりますか。「情報は金になる」の最も原始的な形「情報をお金で売る」

僕がインターネットに触れだしたのが1997年ごろ。

その頃は調べればどんどん有用な情報がでてきました。辞書より断然スゴイ、なんでも出てくる。知りたいことはなんでも分かる全知全能の神々の住処、それがインターネット!!そんな感覚でした。識者は大事な情報だろうが機密事項だろうがどんどんさらけ出してしまう。大盤振る舞いもいいとこです。知識や知恵なんて教えてなんぼ、見せびらかしてなんぼ!!で、すげぇって言われてなんぼ!!でも最初はそうなっても仕方がない。自分が書く一文字、一文字が「不特定多数の人に読まれちゃう」「知らない人にも読まれちゃう」これ、若い人には分らないかもしれませんが相当エキサイティングで革命的なことだったんです。だってインターネットが無い時代に自分の言葉を「他人=知らない人」に読んでもらうなんて、ハガキで投稿して採用されて、雑誌や新聞に載るくらいしかなかったんですから。

何でもかんでも明け透けに教えてしまうのは、自尊心や自己顕示欲を満たしたいという意図が多くを占めていたんでしょう。「そのために」つまり自分の心の満足のために自分が時間も労力もお金も使って得た貴重な情報を全く知らない人に教えてしまう。皆さまお分かりでしょうがこれ、あんまり良くなかった。こんな太っ腹に情報を吐き出すのはモッタイナイということに世の中の識者が少しずつ気付いていったんですね。

で、「情報はお金になる」なんて言葉を直球で受けて入れてしまった。どうやらそれが今なんです。

最近、途中まで読ませて「この先は課金ね」ってのをよく見ませんか。いいところで記事がストップして「おっとこれ以上は有料だゼ」と言ってくる。もうね、西部の酒場にいる情報屋かアンタはと言いたくなりますね。ケチ。それはただのケチな情報屋です。情報がお金になるっていうのは、必ずしも情報を売却するってことではありません。その情報を広めて、それによって何が起きて何が始まって、そして「その状況」がどんな需要が生むかという、マクロな視点で物を考えろということなんです。

こう言うと大げさに聞こえますが、簡単に言えば「あなたを欲しがってる人や環境にたどり着けるか」ということです。僕はコロナからこのかた寝ても覚めてもビジネスのことばっかり考えているんですけど、「どうやったら儲かるか」なんていくら考えても詐欺っぽいことしか出てきません。「どうやったら1000円の価値のあるモノを2000円で売るか」とか考え出したらそれはある意味「詐欺」でしょう。いやビジネスなんてそんなもんだよっていうアナタ。だめだめ!みんながそんなビジネスをやってきたから今どこもかしこも景気が悪くて、景気が悪いのに金が必要だから、そこのスパイラルから抜け出せないんです。

今も昔も子供のおもちゃは飽きやすいように作られているし、コンビニのサラミは持ったときたくさん入ってるみたいな感触にできている。これを飲んだら健康になるって言ってくるし、パソコンは30年前からマウスカーソルの引っ掛かりすらなくならない。同じモノでもパッケージデザインはコロコロ変わりますね。期待感を煽って、でも人が求めるものなんか完成させてはいけないんです。次売れなくなるからです。みんなそんなことばっかり考えている。だから経済が少しずつ衰退していくんです。何故それで衰退するかというと、もうその構造がバレてるからですよ!!みんな薄々気付いてるからですよ!「お金を使う」ということに、みんなが猜疑心を抱き始めているからですよ!お金を出すことにためらいを持たせたからですよ!だめだめ!俺は強くそう言いたい!

言いたいんだけど!別に僕が何かしらで成功したわけでもないのでまぁ子犬がキャンキャン言ってるくらいの心持ちで聞いていただければ僕も気が楽だよ!

最後に、タイトルを回収しましょう。「インターネットが面白くなくなった理由」でしたね。これは上でグチグチ言ったみたいに経済が面白くなくなった話と全く同じです。みんな出し惜しみして、視野が狭くなって、目先の小銭を求めだしたからです。そして受け取る側もそれに気付いてるからです。もうちょっとこんな風に考えられませんか。どんどん有用な情報やモノを広めていったら、それを受け取った世界が「僕もやってみよう!僕もやってみたい!」あるいは「これがあればこんな暮らしになる!」という想像力で溢れてくるはずです。じゃあその素晴らしい世界で自分ならこんなことができる!それはみんなに求められるはずだ!そんな考え方がきっと経済的にも精神的にも豊かな生き方なんです。知らんけど。

じゃあね!また来週!

ライブハウス『Fireloop』店長/足立 浩志

プロフィール

足立 浩志

大阪府大阪市のライブハウス

寺田町Fireloop』店長

Twitter:@adatinc

大阪にある、寺田町Fireloopという面白ライブハウスのオーナーで店長です。大喜利が大得意ですが、気の利いた答えを出すまでに1日かかります。

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