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【インタビュー】ヒエログラフ/改名とMV “雨景色”の製作秘話

前バンド名からの改名を経て、ヒエログラフとして初めてのミニアルバム『憧憬画』を発表。そのなかの “ 雨景色 ” のMVはバンドの色がよく映し出されており、見ていて飽きない仕上がりになっている。今回は、さまざまな変化があったヒエログラフのボーカルギター、前田透に、バンド名変更の経緯とMV制作について話をきいた。

バンドとしての方向性がみえてきた。

https://youtu.be/KibU2Up-XH4

――2020年5月に改名を発表して「ヒエログラフ」になったわけですが。今回名前が変わって、バンドとしての色にも変化がありましたか?

前田透(Vo./Gt.):バンドとしての色が変わったがゆえの改名っていうのが一番近いですかね。改名前の「Picture We Like」の始まりからお話しすると、まず自分の曲を作りたかったというのが最初にあって。でも、曲作ろうにも特に音楽理論とか全くわからない状態だった。そのときかろうじてギターを弾けたので、曲作ってライブハウスで弾き語りをやって。いざ、アルバムを作ろうってなったときに「やっぱりバンドサウンドがいいな」と思ったんです。そこで知り合いをたどってドラムとかベースに参加してもらって最初のアルバムが完成しました。

そのときにバンド名というか、プロジェクト名として「Picture We Like」と名付けたんです。ゆくゆくはバンドにしたいなと思ってたところ、アルバム2作目制作時に1作目でサポートしてくれたメンバーが正式に加入してくれることになって。そこからPicture We Likeがバンドとして始動しました。その頃は今やってる音楽よりも、もうちょっと英語の歌詞とかが多いバンドやったんですよ。

それから徐々にメンバーが入れ替わって、やりたい方向性がポストロックやギターロックに寄ってきたので同じバンド名でずっと続けるとガラッと作風も変わっていくっていうのもあって。Picture We Like立ち上げ時のメンバーは僕だけになっていたので、この機会に「ヒエログラフ」に改名しました。方向性も固まってきたということで心機一転ですね。

――「ヒエログラフ」というバンド名はどうやって決まったんですか?

僕がいくつか案を出して、その候補の中でメンバーと相談して決めました。特にヒエログラフって名前自体には由来はないんですけど、響きが良くて。ほかの似たバンド名とは絶対かぶりたくないなとは思っていました。前バンド名のPicture We Likeは英単語ばっかりだったんで、関係ない英語のサイトとかTwitterではイカガワシイ映像とか出てきたりして(笑)。検索したときにかぶらない造語がいいなって。

アルバム収録曲 “ 雨景色 ” 。MV撮影時は実は……

https://youtu.be/eDqXFd8Po4U

―― “ 雨景色 ” のMVを拝見しました。ほぼ演奏シーンだけで構成されているのに、全然飽きない仕上がりになっていますね。MV制作の秘話などあればお聞かせいただけますか?

見ていただきありがとうございます!この曲はもともとリリックビデオだったんですけど、今回知り合いのカメラマンさんと「こういう感じのを」と打ち合わせして制作しました。頭の中にイメージはあったんで、絵コンテも紙にずらーっと描いていって。たとえば、ここの部分はドラムが激しいからドラムをアップにとか。そういうのをざっくりと。

実は僕、MV撮影時、右足首を骨折してたんですよ(笑)。演奏のときだけギブス外して撮影に臨みました。まさに満身創痍でしたね(笑)。

――ええっ!骨折!?この “ 雨景色 ” は前バンド名のときからすでに演奏されていたし、リリックビデオも挟んで、撮影時は骨折してて……もう思い出の1曲ですよね。

そうですね(笑)。いろいろ思い出が濃いです、この曲に関しては。撮影時、もし僕がボーカルじゃなくてドラムだったら、(骨が折れてて)痛いからバスドラムなしでやってたでしょうね、たぶん(笑)。正直、元気だったらもうちょっと動きたかったっていうのはあるんですけど、とりあえず痛いのを顔に出さないということは守れたので達成感はあります。

――アルバム『憧憬画』の中では “ 雨景色 ” のイメージが強いですが、3曲目の “ 燐火 ” もいい曲ですよね。今までのイメージとは違う、どーんと落ちる感じの刹那ロックで。

ダークな感じですね。たしかにあんまり最初から最後までずっと明るいことを歌うことが少ないですね、このバンドでは。

音源やライブのクオリティに磨きをかけたい

――ミニアルバムが出たばかりですが、直近の予定としてはどんなものがありますか?

そうですね、新曲はどんどん作ってます。また1つの作品としてできる量になったらアルバムをレコーディングしてという感じですね。メンバー全員、曲をバンバン作っていきたいっていう気持ちはあります。あとは、サブスクが始まっているのでたくさんの人に聴いてもらいたいです。

――なるほど!では最後に、バンドとしての今後の目標を聞かせてください。

2019年はフェスに出るっていう目標があったんですけど、MIKROCK’19にオーディションを乗り越えて出演できて、自分たちの中では目標クリアできました。今後は、自分たちの音楽とスタンスも固まってきたんで、シンプルに1つひとつの音源とライブのクオリティをもっと上げること。あとは、たくさんの人にもっと認知されるようになりたいです。それと、スマホとかで変換するとき「ヒエログラフ」って誤変換なく出るようになればうれしい(笑)。1個のステータスみたいな感じですから。

アーティスト情報

(Photo by Hielograph / Interview by 倉田航仁郎 / Text by ミドリM

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