【連載】新田概論(仮)/第10回
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<毎週木曜日連載>
V系好きな人、大体良い人
ついに第10回目を迎えました。
感慨深いものがありますね。
前回の記事書いた後に思い出したんですけど、Twitterで感慨深い→考え深いと間違ってる人もいたことを思い出しました。(うちのギターです)
割と恥ずかしい間違いですので、以後気をつけるようにと言ったと思うんですが、彼は今でも覚えているでしょうか。
第10回ということで、節目になるような記事を書きたいんですが、今回も偏見に満ちた僕の考えを綴っていこうと思います。
今回は『V系好きな人は8割良い人説』について考えていきます。
まずは皆さま、V系という音楽のジャンルをご存知でしょうか。
ヴィジュアル系と呼ばれるバンドですね。
僕らの世代で流行ったのでいうと、シドとかABCとかでしょうか。
派手な髪型にメイクで、端正な顔立ちの方々が多く、ハードロックやヘヴィメタルから影響を受けた音楽に、歌謡曲などの要素を盛り込んだ、日本独自の文化を持つバンド達だと、僕は認識しております。
めちゃくちゃ詳しい訳ではないので「V系とはこういうものだ!」と解説してくださる方がいらっしゃったら、お願いします。
ちなみにL’Arc〜en〜CielはV系ではないので、ファンの方にV系だと言うと怒られます。
気をつけてください。
世間のイメージでは『メンヘラが多い』であるとか『お客さんの間で上下関係があるらしい』とかマイナスイメージも多いV系ファンの方々。
僕は、そんなことないんじゃない?と思っています。
Dr.FOOLが好きだと言ってくれる人の中にも、V系が好きな人が結構多く、そういった人達と接したり、V系が好きな友達や知り合いと接して、僕が感じた感想になりますが
『基本的に色んな人に優しく、音楽に対して非常に冷静な観点で楽しんでいる』人が多い気がします。
そしてそういう人達が僕は好きです。
その理由をご説明していきます。
①『見た目が尊い』から好きなのではなく『生き様が尊い』から好きなのではないか
V系のバンドは先程言った通り、派手な髪型やメイク、端正な顔立ちの方が多いと言いましたが、これを聞くと『顔ファンじゃないか』『音楽を聴いてない』などとおっしゃる方もいそうですが、そうではないっぽいです。
むしろ『こないだのライブではギターが少し上手くなっていた』『ベードラもう少し頑張れそう』などと、バンドマン顔負けの分析をする方も多かったです。
見た目が尊くても、音楽をちゃんと聴いています。
つまりファンの方々は『見た目が好きだから好き、ではなく、煌びやかに着飾ったエンターテインメント性とマッチした音楽だから好き』なのではないかと考えられます。
あとV系バンドマンで楽器が下手くそな人あんまりいなくて、見た目ばかりに拘っても中身が伴わないと見掛け倒しだとファンに見抜かれるし、バンドマン同士もそれではダメだという意識や信念が根強いんじゃないかと勝手に思っています。
花の慶次みたいでカッコいいですね。
ちなみに金爆なんかは演奏してないけど、V系の見た目でキャッチーな楽曲と笑えるパフォーマンスに表現を全振りしているので、これもひとつ信念がないと出来ないことだと思っていますから、僕はめちゃくちゃ尊敬しています。
②バンドを応援する気持ちが強くて、母性を感じる
これをバンドマンの立場から言うのもちょっと違う気がしますが、そういう人が多い気がします。
SNSでの告知や、日常的なつぶやき。
こういったものに対して、バンドマンが一番嬉しいのは、いいねやRTです。
あと、リプライや情報に対しての何らかのリアクションです。
もちろんV系好き以外のお客さんもしてくれてるし、全員に一様に感謝しておりますが、こういったアクションを日常的におこなっているように感じます。
そして自分がイチ押しのバンドだけではなく、自分が興味あったり好きだなと感じたバンドに対してもおこなってくれる優しさを感じます。
全てのバンドには出来ないにしろ、自分が好きだと感じたものを応援する気持ちを大切にして、イチ押し以外のバンドも応援する。
これは愛する息子がいて、もちろん1番愛を注ぐけど、息子の友達や近所の子達も愛する、母性に近いものではないでしょうか。
③感情移入とファンであるということのバランス感覚
①と②を足したような話かもしれないですが、これが最大の特徴ではないかなと感じます。
楽器の上手い下手やライブの良し悪しを分析しながら、応援するバンドのSNSなどの拡散。
盲目的に良いと決めつけて、批判的な声は耳を貸さなかったり叩く訳でもなく、ちゃんと自分がなぜ好きなのかという理由を持った上で、応援してくれる。褒めてくれる。
話しかけたり、物販を見てくれたりするけど、独占したりして他のお客さんの迷惑になるようなことはしない。
なんなら遠征とかもしてくださっているけど、そのあと食べる物を決めていて、自分の時間をちゃんと持っている。
このバランス感覚が優れているように感じます。
以上の3つの理由から、V系好きな人達は『見た目だけでなく、何を表現するかをちゃんと考えているバンドが好きで、それに対しての応援や支援をしてくれるが、盲目的ではなく自分の好きな物に対して誠実』なのだと思います。
さらに言えばアンダーグラウンドな文化であるV系やインディーズバンドに対してもそうであるように、色んな人に対して優しいのは、『そのバンドや、その人物が持っている魅力的な部分を見るのが非常に上手』なのだと思います。
好きな音楽のジャンルで一括りにするのはあまり好きではないし、V系に全然興味なくても良い人もめちゃくちゃ多いし、多分V系好きな中にも、ややこしい人がいるとは思います。
ただ、そういう傾向の人が多くて、素敵だよなって思ったので、今回記事にしてみました。
だからなんやねんって言われたらそれまでなんですけど、人の魅力を素直に褒めれる人って素敵ですよね。
SNS上などでも『◯◯が嫌い』とかそういう話題で溢れる中、良いところを褒めていけるような人になりたいなと思います。
今でもこんな丸々した僕のことを応援してくれる方々がいるので、ここいらでシュッと細くなるようにダイエットして、さらに魅力を高めていきたいと思います。
さあ!!!!!
朝マックでメガマフィン食べに行こーっと!!!!!!
Dr.FOOL/新田