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【連載】RAYSAのおつかれいさだもんで。/第27回

<毎週金曜日連載>

RAYSA/今日の1曲

https://youtu.be/odPGdlTN3wM




再開、そして再始動の4月

おつかれいさ!

お久しぶりです!
3月はサイト側の都合により、休載しておりました。4月になり復活です。何だか心機一転。またこうして想いを綴っていけることが何よりも嬉しく思います。

さて。3月は何をしていたの?というと、私は新しい目標のために動いたり、気が抜けて風邪をひいたり、好きな人たちとの時間を過ごしたり、映画など観たりという感じでした。意図的に今までよりも音楽から離れていました。

マイナスな話ではないけど、音楽から離れることでふたつの事が見えたのでその話と新しい目標について書きます。

ひとつめ。音楽は好きだけど、音楽にまつわるあれこれが私の中で自己否定に繋がるものになっている事に気がついた。ということ。全てがとは言わない。

かつて自分を救ってくれたのは他者の音楽で、自分を保つ方法は音楽表現しかなくて、自己を肯定する唯一の役割を持っていたことは確かでした。

音楽活動というものは、力を磨き、作品を創って、表現をする、そしてリスナーの心を動かすことが出来て、その積み重ねを結果に刻んでいき戦う。それを回していくことなのかなと思います。

どうしたって客観的には私のやっていることは自己満足の活動に過ぎないようだった。私自身はそんなことも無く言葉を選び、メロディーを作り、多角的な視点でやってきていると思っていたので、そこのギャップを埋める為に真っ暗闇の中探り探りで途方もない日々だった。

それでいて私の目指すものは何だろう。目の前の人を笑顔にしていきたいんだと心の中で思いながら、どこか結果や数字にだって執着していて、それが実現出来ず最適解も見い出せない自分に腹が立ったり憂鬱になったりした。

結果を出せなければ意味がない、あながち間違いではないけど、途方もない暗闇で正解がないのに自分は正解ではないという状態に心は明るくなれなかった。歌っている時はいい、あくまでもそれ以外のところで。

人と比べてばかりだった。比べてもきりがない世界だ。音楽の好みなんて多種多様だ。それが分かっていても、長い間他者と比べる事で自分の存在証明をしてきた私はそれをしないということは数字を、結果を、求めないことに近しい。でもそれは間違いじゃないかもしれない。

こんなぐだぐだ考えてたら憂鬱だし音楽も自分も嫌いになりそうで腹が立った。
もーいいや!めんどくせえ!となった私は私だ。私は私にしか出来ない表現を続ける。売れなくたっていいよというあきらめ(明らかになるというニュアンスで)を覚えたのだ。

今思えばしばらく私は不幸のぬるま湯につかって、自分への呪いを無意識に守りながら生きてきた。自分に自信が無いとか自分が嫌いとか当たり前のことだった。考え方の癖が抜けてきたんだと思う。変な自己否定したくないって思う。

「1人でも聴いてくれるなら続ける」昔は本心でそれを言えただろうか?少し建前だったところがあるのではないか?本当はもっともっと、結果出したいって思っていたもんな。今は純粋に「1人でも聴いてくれるならその人のために歌いたい」と思っている。だって、聴いてくれる人に余りにも失礼な話だ。目の前のものを夢に囚われて蔑ろにしていたくもない。

何が言いたいかというと、自己否定に陥るような活動の仕方は辞めます、ということ。ライブだけが全てじゃないと思うので、ライブは減らしています。色々なものをすり減らしながら他者と比べたり自分を追い詰めてネガティブに過ごす時間の方が、得るものよりも多くなる時があるから、そういう音楽人生には終止符を打ちたいと思います。音源とかSNSとか動画とか、頑張っていきたいなって気持ちです。

余談ですが、ライブ会場の物販で売れている方々を横目に、ぼっちしている時はマジで死にたかったです。ここにも居場所は無いのかと思いました。でも、そこで生きなくてもいいと思います。世界は広い。

私はネガティブを何クソ!って思えるタイプだったんだけど最近はなぜか、ネガティブまるごとポジティブに生きたいって思います。呪いをといていきたい。

売れている方々はきっとこんな葛藤をしっかり乗り越えて自己分析して進めてるのかな。比べてしまえば私は笑えるほど弱くて捻くれているし、ファンサービスとか下手くその不器用だ。嘘なんか付けない。媚びも売れない。(嘘付いてファンサしてるとは言ってないです)

私は「夢を見せるタイプのアーティスト」にはなれない。「現実を強く生きる力を与えるタイプのアーティスト」になりたいんだ、と気が付きました。私はアーティストに、音楽に、夢じゃなくて現実を生きる居場所をもらったから。

そんなことに気が付きました。

ふたつめ。ひとつめからの繋がりでもあるけれど、私別に音楽じゃなくても生きてるって感じられるのでは?ということ。

私には取り柄がなかった。昔は人と上手くやれないし、クラスの人気者とは程遠い場所にいた。だから現実を生きる心をくれる音楽が響いた。たまたま、10年ちょっとピアノをやっていたり歌が得意だったりして、そこに拘っていた。「自分にはこれしかない」好きなのもいちばんは音楽だった。正直他人なんて裏切るものだから信じない方がいいと思って生きていました。音楽は唯一、生きてるって感覚があるものでした。

でも、そんなこともない。私が音楽しか興味なかったから、私には音楽しかないってなるのは当然だ。他の事に興味を持って、それが上手く出来れば、得意な事が増えた気がした。

その中で見つけた、音楽以外に興味があること。5月からは新しい仕事を始める。居場所になりたいと音楽活動をしてきたけど、次の仕事では居場所を与える立場になれる。

周りからは大変だってよく言われるけど、やってみないと気が済まないし、そんなの私次第だ。わからないし。そもそも売れないミュージシャンは仕事しながら音楽をしなければならない。仕事で使う時間が多い。その沢山の時間を金銭の為だけに過ごすのはとても勿体ない。シンプルに私という人間としてもっと生きていきたいなと思っての選択。

活動休止とか活動停止とか、しないのは私が私としてまだ終わっていないからだ。もうひとつの目標と一緒に広げていきたいなと思います。

形が変わったって、音楽に対する考え方が変わったって、悪くなったわけじゃない。
それはもっと良いものを生み出すためで好きな人たちをハッピーにするためのポジティブ極まりない決断なのです。

ここ1ヶ月はこんな感じに、悩む事も多かったです。久しぶりの連載なので長くなってしまいました。私ミューラビの連載の中で1番長いコラムを書いている気がしてきた(笑)

次回は軽めのやつを書く予定だよ!またよろしくね。おつかれいさ!

RAYSA




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