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【連載】RAYSAのおつかれいさだもんで。/第26回

<毎週金曜日連載>

RAYSA/今日の1曲

https://youtu.be/odPGdlTN3wM




2月ラスト連載。また4月に会いましょう。

おつかれいさ!

まずは連載に関するお知らせ。ミュージックラビッツは3月いっぱい全ての連載がお休みとなります。勿論、「おつかれいさだもんで。」も少しの間お休み。4月から再開しますので、その時はまたお知らせします。新年度、あなたも私も今以上に気持ちの良い心で再開・再会できる事を祈っています。

さて。今回は先日リリースされた楽曲について。私が参加したコンピレーション・アルバムが2月23日に発売となりました。その名も「バーペガコンピレーション vol3 『人生名画に線を重ねた』」。RAYSAは「遺書」で参加しました。それに合わせてイベントも開催されました。楽しかった。

ちなみにCDは物販で購入可能、サブスクリプションサービス等でも聴けますので是非!

【ダウンロードURL】
https://linkco.re/H0Us0CPQ?lang=ja

はじめに今回参加した作品の説明。東京都中野区にある「Lunch & Live bar PEGASUS」というライブスペースの企画のひとつとして行われたコンピレーション・アルバムの制作。今回は第3弾。居場所になれる音楽を作りたくて参加を決めました。

そのライブスペースは2019年、RAYSAにとって音楽を再始動した時に大変お世話になった場所。「バーペガ」の愛称で親しまれており、根強いファンが多い場所。決して規模の大きなライブスペースではないけれど、店長の古郡翔馬さんを筆頭にパワフルで個性豊かな表現者が集う濃い場所です。「バーペガ」は2019年5月末から高円寺の地下室で始動、2021年に中野新橋駅前に移転。思い出も音楽も仲間も友達も沢山ここから始まった。

心の闇を抜けて2019年、音楽活動を再始動した私はすぐに「バーペガ」とのはじめましてを迎えた。そこで私は人間くささというか人間らしさをびっくりするくらいに感じたことと、暖かい人達が沢山いたことをよく覚えています。第一印象が衝撃で。見た事のない世界だったし、私の音楽をきちんと聴いてくれてフィードバックしてくれる環境だなと思いました。

音楽をやるって、希薄で悲しい世界だと言うイメージが強かったから驚きだった。しかし馴れ合いでは全然無かった。私の場合は。シビアな所はシビア、認め合いながら戦いながらどんどん実力を付けていけました。月並みの言葉でいえば、切磋琢磨。

音楽、特にライブハウスやイベンターには悪い印象と反骨精神しか抱いていなかったので、音楽やってる人ってこんなに面白くて優しいんだなって物凄く新鮮な気持ちになったのをよく覚えている。

私がライブハウス及びイベンターアレルギーを発症したキッカケは昔2016年、音楽をやっている人たちとの繋がりが全然無い中、とあるイベンターに「自主企画イベントをやりなよ」って言われたのだが、こなせるわけもなく苦戦しました。助けを求めても全然で(多分動いてなかったんだろうな)、呼べなかった演者数のノルマは全自腹、その額6万円。自分もお客様呼べずに2万円払った。お金の話したいわけじゃないし、ノルマ払いたくないというアホみたいな話ではなく、ただ単純にまだ10代の大学生に爽やかな顔で「あなた何も出来なかったから8万円払ってな〜」って言えてしまう精神がめちゃくちゃダサいなって思った。しかもそれ、音楽やってる人だっていうんだもん。すんごい腹が立ちました。

だけど私は無知だったから、こういうのが普通なんだ、音楽活動ってそういうものなんだ。って思ってた。そして全然面白くもなく、曲を作る事もライブをする事も出来なくなりました。

ちなみに当時は1人の先輩がラーメン連れて行ってくれて、イベンターの愚痴を聞いてくれました。悪いことだけじゃない、けど

うつ病になったいくつかのきっかけのうち、絶対にこれは大きかったです。

本題に戻りますが、そんな所よりも全然安くて繋がれてあったかいライブハウスあるんだと「バーペガ」ではじめて知ることが出来ました。

そして、今回のコンピレーション・アルバムに収録させてもらった楽曲は「遺書」。

まさにあの、伝説の8万円お支払いライブを終えてから数ヶ月後にうつ病発症して、とりあえず活動休止しますって宣言して作った「明日」という曲がある。それが今「遺書」というタイトルで曲になっています。

2016年に一度だけ歌ってそこから更に病は悪化。2019年に復活、あの曲は「明日」じゃなくて今思えば「遺書」だなって思って曲名を変えました。心が死ぬ前の最後の作品。
名前を変えて「バーペガ」で再び演奏したのが2019年6月だったと思う。

そこから何度も何度もやり、磨かれていった。そしてこの曲が、「明日」という名の「遺書」が、そしてRAYSAの事が好きと言ってくれる人たちに出会うことが出来た。

音楽をやる人、音楽をやらないけど音楽が好きな人、プレイヤーもリスナーだし、リスナーはもちろんリスナー。私はどちらも区別することなく大切。ただ、「遺書」は特に、各方面リスナーの方々からの熱い気持ちがあって歌い続ける事ができているので今回は選曲しました。この曲に至ってはアコギ1本と歌声のみ。それでいい気がした。「遺書」を書くという行為。私は最後だからと派手にするだろうか?心が無気力な時の「遺書」、装飾なんてできないと私は思います。なのでほぼ一発録り。生きている感と衝動を大切にした音源を作りたかった。

「遺書」が生まれた経緯、記憶を掘り起こして書いたら長くなってしまった。すみません。

「消せない過去も 見えない未来も 抱きしめてほしいのさ」という歌詞がある。当時の悩みだったし、人と親密な関係を築く事が下手くそだった。自分の過去や自分の本音を人にさらけ出してしまえばたちまち人は離れていく。虚しくて仕方がなかった。

今はどうだろうか。たくさんの葛藤も作品に昇華。それをリスナーの方々と分かちあって、互いに力にしていける喜びが大きい。自分の過去も本音も世間話のように聞いてくれる人たちに出会えた。爆売れしてないけど、音楽で喜びをちゃんと感じられるのは幸せです。

そんな今のはじまりは、「バーペガ」にあるような気がした2月23日コンピレーション・アルバム発売。でした。ありがとうございました。

ではでは、音源聴いてね&4月まで元気に過ごそうね。おつかれいさでした!

RAYSA




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