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【連載】ミューラビ倉田のラビッツボックス/第56回

<毎週日曜連載>




できないことを数えるより、できることを数えましょう。

おはようございます!
ミュージックラビッツ編集長、倉田航仁郎(クラタ コージロー)です。

バンドさんにしてもライブハウスさんにしても会社にしても、同じ土俵で競い合う存在である以上、どうしても孤独にならざるを得ないなって、改めて思いました。

同じ音楽性のバンドが、例えば数バンド集まってイベントをするってなっても、それが同じメンツでそのイベントを継続していくことってやっぱり難しいなと思うんです。

バンドさんによって方向性や考え方が違うし、もっと言えば、個人個人でも違うわけだから、合うわけないですしね。

であれば、無理して肩を組んで一緒に歩こうとするよりも、理想を共有して共に切磋琢磨し、たまにタッグを組んで花火を上げるような関係性を維持していた方がメリットが大きいのではないかと思いました。

そうした、付かず離れずの距離感で相手をリスペクトできるような「理想を共有できる仲間」を見つけ、自分達は自分達の為に自分達でできることを追求しながら、自分達でできないところを外部に手伝ってもらえたら、もっと道は開けるんじゃないだろうか。

こういう考えに至りました。

やろうと思えばなんでも自分でできてしまう昨今、どうしても自分でやってクオリティが及ばずに時間だけが浪費されていくことを多く見てきました。
「餅は餅屋に」という言葉があるように、専門職の人に任せられるところは任せていった方がいろいろとスムーズだと思うんです。

例えば

ライブハウスを安く借りたいからってスタッフさんを全員使わずに箱だけをレンタルし、照明やPAを全部無料で動いてくれるお友達に手伝ってもらってやったとしても、結果的に満足のいくものが得られないとなれば、それは本末転倒。
仮にそれができるようになるまで回数を重ね、勉強して挑戦することは素晴らしいとは思うし、そういう未来を目指しているのならむしろやるべきなのですが、「バンドで売れたい」と思っているのならその時間を他にあてた方が有意義な結果につながるのではないか、と。

例えばボクはメディア運営者なので、バンドを作ることはできないし、曲を作ってボク自信が「売れる」ことはできません。
ライブハウスさんもお抱えのバンドが売れたところで、ライブハウス自体が有名になったり集客、収入が増えるわけでもない。
となると、自分達がするべきことに注力するのが最善ではないかと。

ボクはメディアと幅広い発信力を生かして拡散していくことを。
ライブハウスさんは現場の強みを生かして設備や仕組みを磨いていくことを。
バンドさんは自分達の曲やパフォーマンスを向上させ、どうやって知ってもらうかを考え、行動することを。
そういうことに時間を使う時間が必要なのです。

先日実施した映像ライブの『BLAST!!!!!』は、全バンドが自分達で映像を作るという挑戦を目玉にしたイベントでした。
これは、自分達で映像を作ることによって自分達でもここまでできるという達成感を感じて欲しかったのと、人にMVなどを依頼する時、打ち合わせなどの場でイメージがしやすいようになったらいいなという思いで開催しました。

こういう目的があるものは別として、無駄に幅広く行動することってただただ広く浅く知識がつくだけで、本来の目的に対しては少し遠回りになるんだなと、ミューラビを2年ほど運営してきて感じたのです。

その中で得た出会いはとても尊いので一概には悪いとは言えませんが、近道ではない。

自分達の強みを伸ばすことは、自分達にしかできないし、それができることはとても素晴らしく、夢の実現に向かって進むことができるって本当にすごいことなんですよ。

まずそれに気づいてほしい。

自分達を否定するのではなく、上を目指して行動してほしい。

できないことを数えるより、できることを数えましょう。

そして、「売れたい」と嘆くのではなく「どうしたらいいか」を考え、一個ずつ「行動して」みませんか?

やれること、まだまだあるはずです。

偉そうに語りましたが、全部自分に対して言ってます。

自戒の念を込めて。

今回書いたような思いで、今ボクは次のステップに向かって進んでいます。

自分のできることを武器にして、ちゃんとお仕事として成り立つ形を作り、具体的な方法でアーティストさんのサポートができる存在になりたい。

助けになる為に「なんでもできる」ようになりたかったのに「なんにもできない」結果になってしまった自分という存在を変えたい。

そうなるために今、力を合わせて構築中です。

今年は大変革の年になりそうです。

ガラッと変わってしまいますが、これからもよろしくお願いします!

—–✂︎—–✂︎—–こぼれ話—–✂︎—–✂︎—–

やることがたくさんあります。

今年は、理由のある忙しさの中で、ちゃんと休める体制を作りたい。

頑張っていきます。

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というわけで、今回はここまで。

ではまた!

ミュージックラビッツ編集長/倉田航仁郎




プロフィール

倉田 航仁郎

ミュージックラビッツ運営者・編集長

Twitter:@cohzirow3_music

京都在住のフリーライター兼ディレクター。元バンドマン(ベース/ドラム)。お酒はビールと日本酒が好き。自分が楽しいと思うこと、周りが楽しいと思うことを追求していきたい。40代目前にしてもなおラーメン大好きぽっちゃり系。

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