【連載】オ客ハ読ムナ。/第35回

<毎週土曜日連載>
The denkibran/今日の1曲
2月13日(日)「Around & Over 30祭」@南堀江knave
こんにちは。倉坂です。
先週休んじゃいました。ごめんなさい。
ごめんなさい…なのにいきなり今日は番外編。
来週に開催が迫ったイベントの宣伝をさせてください。
どうしてもみなさまに来てほしいイベントがございます。
だから今週のは「オ客モ読ンデ」!!
2月13日(日) 『Around & Over 30祭』
絶対に楽しい!こちらのイベント!!
めちゃくちゃシンプルにどんなイベントなのか?を説明しますと
かっこいい大人のバンドが出演するイベントです。
…タイトルがすべてを物語っていますが。
すごくシンプルにかっこいい大人のバンドにもっとスポットがあたる日を作りたい!と
私のknaveでの相方である野津さんが発起人のイベントの第二回です。
ライブハウスには、かっこいい大人がこんなにもいるんだぜ!?と、声を大にして伝えていきたい1日です。
日本~海外とわずロックバンドの歴史を考えると、
「ロックバンド」というのは、そもそもユースカルチャーとしてはじまった文化なので、若い子に注目が集まるのも仕方ないことだし
「ロックバンド/ライブハウス」=「若者の文化」みたいな印象もあるかもしれません。
それを否定もしませんし、実際に
「下手くそでも若い子が全力で音を鳴らしてるだけでかっこいい!」
そういうのがロックバンドの醍醐味でもあります。
しかし、しかし。
いまや時は21世紀。
あの頃とは色々と変わってきている気がするんですね。
10代のために鳴らされる音があるのなら、30代のために鳴らされる音も当然あるし
そもそも世代ごとで文化を分けるのがナンセンスな時代になってきている気が僕はするんです。
ユースカルチャーとう概念が、死語になりつつあるような気がするんです。
ここでちょっとだけ自分語りをすると
自分の本当の意味でのライブハウスの原体験というのは
今思いかえすと、十三ファンダンゴ。
ファンダンゴのフロアで
若い女の子も、おっちゃんも、おばちゃんも、バンドマンも、(なんなら加藤さんも 笑 )
みんなで、笑顔とお酒にまみれてフロアで全力で楽しんでる
あれなんですよね。
あの素敵な光景。
年齢や立場や性別をふっとばして、同じ好きな音楽でみんなが楽しくなれる場所。
ライブハウスって素敵だなぁ~と。
さらに言えば、今の30代オーバーはみんな若い。
(肉体的な意味でも、気持ち的な意味でも)
自分が10代の頃を思いかえすと、当時、30代でバンドをやっているような人は
みんなわかりやすく「おじさん」って感じだったし、
ブルースやジャズというトラディショナルなジャンルを除くと
やっていても完全に趣味的な活動をしている人が多かったように思います。
まぁ、それはそれで素敵なのですが。
今みたいに
ちゃんとかっこいい大人が、かっこいい音楽を現役感を持ってやっている…なんて、ほぼなかった気がするんですね。
そう思うと、今って素敵な時代だなぁ…とも思うわけです。
そして、大人のバンドたちは当然みんな歴が長いわけで、若い子には出せない圧倒的な存在感をもっているバンドばかりです。
Around & Over 30歳だからこそ
聴かせてくれる
踊らせてくれる
楽しませてくれる
泣かせてくれる
圧倒させてくれる
それぞれの芸風の違いはあれど
実力はどのバンドも折り紙つき。
もうどのバンドも人生を音にのせて鳴らしてくれるバンドばかり。
そんな本当の意味でかっこいいバンドに、もっとスポットがあたる日があってもいいんじゃないか?と。
「Around & Over 30祭」というタイトルではありますが
本当は年齢なんて関係なく、実はかっこいいバンド達がただただ集まった1日。
こういう日に、ライブハウスにお客さんがたくさん来てくれて、
笑顔にあふれているのが、ライブハウスの制作の人間としては一番しあわせな瞬間かもしれません。
そんな圧倒的なかっこよさを体感しに2月13日はライブハウス、南堀江knaveに遊びにきてください。
お待ちしております!!
than
ELECTRIC MAMA
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The denkibran(Vo./Gt.)&南堀江kanve(ブッカー)/倉坂直樹