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【連載】パーティ日和/第1回

<毎週土曜日連載>

パーティ日和(略称:パリ日)

まずは自己紹介。

みなさまは松山市、と聞いて「あ、愛媛県だな」と思い浮かべることができるだろうか。

『全国ツアー開催決定!』と謳うアーティストのツアーにカスリもしないことが多い四国という島の左上。

まじめがトレードマークの、みかん県である。

僕は、その愛媛県松山市にある「サロンキティ」というライブハウスで店長を務めさせていただいている。

ライブハウスサロンキティ

連載をさせて頂くにあたって、僕はめちゃくちゃ悩んでいる。

この『ミュージックラビッツ』というサイトは、音楽系のメディアだからだ。

もちろん僕は音楽が好きだし、ライブが好きだからライブハウスで働いているんだけれども、他にも好きなものが沢山あるのである。

フリーク、というかマニアというか、そんなに音楽ばっかり聴いてないしライブばっかり見ていない。

若い子に「俺〇〇〇〇〇〇好きなんすよ!サロキ(サロンキティの略称)に呼んでください!」って言われても「〇〇〇〇〇〇」を知らなかったりするくらいだ。

もはや絶望的であろう。

音楽への憧れは若い頃から強かったし、それなりに尖った活動をした時期もあった。

同世代の近い音楽性を持ったバンドにケンカを売ったし、先輩バンドにシメられたこともあったし、気に入らないバンドに向かって「超ダサい」とか言ったりもした。

だが人の子は、やがて大人になるのだ。

自分の憧れたミュージシャンという職業が。

あんなに自由で豪奢に輝いて見えた先導者たちが。

実はめちゃくちゃシビアで、ままならない世界で生きていると知り始めたあたりから気付くのである。

「僕の憧れは、ファンとしてのものだったのではないか」と。

そのあたりから流行りを追わなくなったし、ひとつの物事に執着しなくなった。

いいな、と思うものを節操なく取り入れ、手放しに讃え、批判的な意見を「そういう見方もあるのか」と関心し、その全てを結構すぐに忘れるというライフスタイルに変えた。

生きるのが少し楽になった。

僕も人の子であったのだ。

こんな僕が文章を連載させて頂くというのだから、とっ散らかった内容になるのは目に見えているし先週と違うことを言ったりすると思うので、音楽情報のみを漁るのが目的な人は「Alt+←」を押すべきだろう。

だが待ってほしい。

音楽は時代の抑圧や既存への疑問、抵抗、反発といった思想を孕むことだってあるし、ファッションやファンダムによって別のベクトルへ評価され変貌していったりもする。

映画やアニメーションといった作品や舞台で、初めて花開くアーティストだっている。

さまざまなカルチャーと常に共存しているのが音楽なのだ。

ならば僕は、さまざまなカルチャーから音楽にアプローチしようと思う。

たまにアプローチしないこともあるかもしれないけど、できるだけしようと思う。

そしてぼくは、なんたって「ライブハウスの店長」である。

良いか悪いかは置いといて、多分かなり人口の少ない肩書きのうちのひとりだ。

ライブに行ってみたい人。

ライブをしてみたい人。

イベントを企画したい人。

ライブハウスで働いてみたい人。

そんな人が、正しくライブハウスライフを楽しめるように発信していきたいと思っている。

ご質問もお気軽にどうぞって感じだ。

もらったご質問は、記事にするかもしれないのでそこはご了承ください。

ということなので、もし僕のことが気に入っていただけたならお付き合いいただきたい。

どうぞ、よろしくお願いします。

ライブハウス『松山サロンキティ』店長/武花 正太

プロフィール

武花 正太

愛媛県松山市のライブハウス

松山サロンキティ』店長

Twitter:@take87syouta

音楽、アニメ、旅、鉄道、廃墟、階段など、引っ掛かりを覚えた物を節操なく取り込んだボーダーレスなライフスタイルは国内外を問わず広く呆れられている。

自身のバンド「MILDS」では作詞作曲、歌、ギター、ピアノを雰囲気でこなし、さまざまな現場でベースを弾く。

DJとしても活動しており、主な得物はなんとアニソンである。

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