1. HOME
  2. ブログ
  3. 【連載】ファイアーループ足立のライブハウスなんかやめてやる!!/第60回

【連載】ファイアーループ足立のライブハウスなんかやめてやる!!/第60回

<毎週日曜日連載>




芸術は四次元である

なんか突然わけわからんことを言い出しましたが、おはようございます。ファイアーループの足立です。「超すごい映像にする」クラウドファンディングもいよいよ終盤戦ですが、なんでクラファンって終盤に盛り上がるのが定番なのかイマイチ腑に落ちない日々を過ごしております。皆様はいかがお過ごしでしょうか。このコラムを書いている段階で残り11日です。期間が50日なので、今は完全に終盤ですね!大終盤!!

さて今回は、「配信映像を超すごいやつにする」っていうテーマで始めたこのクラウドファンディングについて、開始後からもすごく色んなことを考えたり勉強したりして、突然に気付いて、沢山の人に伝えたいことがあるのでここで書かせてもらおうと思います。

芸術って、四次元なんだよ!!!えーーーー!!?

ライブハウスで最近ぼくと会った人、およびウチのスタッフは「またその話か」って思うかもですが、もうこれはみんなに言いたい。言いたいけど直接しゃべってたらきりが無いので、ここでまとめて書かせてもらいますね。

寺田町ファイアーループは、去年の9月頃から企画して準備して、やっとこさ今年の8月くらいにまともな形で始まった「LIVE STORAGE」というサービスをしています。ここのコラムを見て頂いてる方にとっては耳にタコ的なお話になっちゃうかもなのでサラっと説明すると、

「ずーっとハイクオリティだと思えるライブハウスの収録映像を今後ずーっと残して、ずーっと公開する」

というサービスです。えっなんか当初からテーマ増えてない?「ずーっと」ってなんやねん!?これこの機会に断言してしまいましょう。「地球がなくなるまでずーっと」です。そのつもりで動いているし、構想を練っているし、万一それが難しいなら出来る方法を全力で考えます。

順番がおかしいかもしれませんが、このLIVE STORAGEを開始しクラウドファンディングで強化を図り、拡散するという一連の活動の中で「コレの一体、なにがオモロイんや」と悩んだ時期も有りました。友人にも言われましたよ「生配信ならともかく、ライブの録画映像はどんな気持ちで見たらいいかわかんない」と。うーん、ただ純粋に音楽として聴いてくれたらいいんだけどな。でも今にメジャーでクイックなエンターテイメントと比べると全然ハデではないし、一体どういった点で人に

「超おもしろいよ!」

っておすすめできるもんなんだろうか

と考えて考えて、考えたはてに思い付いたというか、気付いたたことがある。で、がっつり腑に落ちたことがある、それが今回のコラムのサブタイトルである「芸術は四次元である」ということなんです。

四次元って、いまどきSFでも言わない陳腐ファンタジーな表現みたいに思えますが、簡単に、かつ理論的にいきましょう。まず「一次元」ですが、これは「点」です。座標ともいいます。「それがある場所」

次に「二次元」。これは「縦と横」です。絵のことを2次元っていうのは、紙のようにペラペラの「面」に置かれたモノだからです。ペラペラの「面」の上にあるモノは縦と横で構成されています。

そして我々が生きているこの世界、これが「三次元」です。三次元には「縦と横」に加えて「奥行き」があります。世界の全ての物体はこの3次元で成り立っているのです。

物体、物質だけに着目すると、どんなモノもこの「三次元」で説明できてしまう。どんなに斜めでも、食い込んでいてもねじ曲がってぐんにゃりしていても、どんなに小さくてもどんなに大きくても、モノは全部「縦(x軸)」と「横(y軸)」と「奥行き(z軸)」で構成されているんですね。

適当すぎてのけぞる図が出ましたが、これにて三次元を完全に理解したところで次に行きましょう。

じゃあ四次元ってなんなのだ。

一般的に言われている4個目の次元は「時間」です。時間によってこのxyzがどう変化するか、これをもって「4つ目の次元」であるという考え方です。

x軸、y軸、z軸という従来の三次元の拡張版?みたいな感じでぜんぜん肌感の違う「t軸」というやつが現れました。TIMEのtです。上の図では、tが増えれば増えるほどyは比例して増えているし、xはだんだん増えると見せかけて突然減っています。zはその逆の動きをしています。つまりこの「t」は立派に4つ目の次元なのですが、この考え方、皆さんはムリヤリだと思いますか?それとも当たり前のように受け入れられますか?

これを芸術に置き換えてみましょう。例えばピカソの15歳の絵がこんなので、青年時代の絵はこんなの。オッサンになってあんなんなって、晩年はこんな絵を描いていた、こんなのめっちゃめちゃ面白いじゃないですか。僕ぜんぜんピカソとか絵画とか知らないんですが、これちょっとなぞるだけでゲルニカの意味がわかってくる。ぱっと有名な1枚、見ただけじゃヘンテコな絵でしかないのにね。音楽、芸術、もっといえば人の喜び、エンターテイメント、こういうのって「三次元」であり「四次元」なんです。

ファイアーループが提唱している「LIVE STORAGE」は、そういう角度から見てもすごく価値のある取り組みだと思っています。

音楽に特化したこれはピカソよりもっとキャッチーな話で、身近な話です。めちゃめちゃ好きなバンドがいて、そのバンドの結成当時の映像が当たり前のように見れて、今でも定番の曲を10年前からやってたりしてさ。やり始めだからぜんぜん歌も演奏もヘタで、でも今よりもパッションいっぱつ勢いマカセ、トラブルだらけでなんか笑っちゃう、でも、やっぱこの曲。いいなあ!すげえな!そういうのを受け取って、そのバンドの表現や世界観やエンターテイメントを「t軸」を通して深く深く味わうっていうそんな「芸術の楽しみ方」「芸術のアソビカタ」って素晴らしいじゃないですか。人生これに賭けたって絶対に損しないと思いますよ?

という「芸術の面白さ」に気付きましたゆえ、今回のクラウドファンディング及びLIVE STORAGEは当初「めちゃめちゃクオリティの高い映像にしたい!!」が旗印だったのに、募集期間の終盤である今になって「超・保管しなきゃ」にすごく重きを置く取り組みをしています。たった1ヶ月でクラファンのテーマがだいぶ変わりました。「超すごい映像にする」が「超すごい映像を、めちゃめちゃ保管する」に変貌しつつあります。これもまた四次元と言って間違いないでしょう。ともあれみんなが面白がってくれていて本当に嬉しいです!ではまた!

【クラウドファンディングへのリンクです!】
https://camp-fire.jp/projects/view/505628

【おもしろい説明動画】

https://youtu.be/hLfU96bGY-Y

【LIVE STORAGE】
https://fireloop.net/livestorage

ライブハウス『Fireloop』店長/足立 浩志




プロフィール

足立 浩志

大阪府大阪市のライブハウス

寺田町Fireloop』店長

Twitter:@adatinc

大阪にある、寺田町Fireloopという面白ライブハウスのオーナーで店長です。大喜利が大得意ですが、気の利いた答えを出すまでに1日かかります。

過去の連載記事

その他の連載スケジュールはこちら




関連記事