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【連載】オ客ハ読ムナ。/第26回

<毎週土曜日連載>

The denkibran/今日の1曲

https://youtu.be/9BxTeZUMNHk




『音楽で飯を食う。音楽で有名になる。』④

こんにちは。倉坂です。

『音楽で飯を食う。音楽で有名になる。』

と題して

①「音楽で飯を食う」はもはや死語かもね?みたいな話を書いてみたり

②「有名になる」にスポットをあてて、SNSでバズる!みたいな話を書いてみたり

③番外編としてヤバTの昔話を書いてみたり

で、やっとこさ『音楽で飯を食う。音楽で有名になる。』の本編。

今日で最終章。

今日のは本当にお客さんには本当に読んで欲しくない!かも。

ってことで「オ客ハ読ムナ」!!

▼「飯を食う」と「有名になる」をわけて考える

そもそもなのですが、ライブハウス・インディーズ界隈では
音楽で飯を食う(収入を得る・稼ぐ)のと
音楽で有名になる(みんなに知ってもらう)のを
ゴチャゴチャにして、活動しているバンドさんが多い印象なのです。

「音楽で飯を食う」と「音楽で有名になる」は似て非なるもの。

これって実は違うものなんですよ?というのを啓蒙したかったんです。

それで、こんなに長々と続けてしまいました。

前置きが長くてごめんよ。

特に、まだ活動をはじめて間もないバンドや
まだ活動の方針が定まっていないバンドが
バンド活動を組み立てていくうえで、この二つをゴチャゴチャにしないで
切り分けて考えられたら、色々とスムーズに進めやすいかな?と思っています。

▼音楽で収入を得る

まずは「音楽で飯を食う」です。

音楽(バンド活動、演奏活動)で収入を得るにはどうしたらいいか?

めちゃくちゃシンプルに極端なことを書くと
「客単価を上げて、ふと客を作る」
方向で活動するのが
現実的な、音楽での手っ取り早い収入の得かたではないかな?と思います。

さらに極端な例を書くと
熱狂的なファンが例えば10人いるとします。

その10人がバンドに対して、毎月10万円を使ってくれるとします。

10万円×10人=100万円

バンドの月の売り上げが100万円になります。

(グッズの原価や、練習のスタジオレンタル料金、その他製作費などはややこしくなるのでひとまず無視してます)

毎月100万円の売り上げがあれば、インディーズバンドでもちょっとしたものではないでしょうか?

これにプラスして、例えば「楽器のレッスン講師」や「専門学校での講師」の仕事なんかをとってこれたら

立派に音楽を生業にしている

つまり「音楽で飯を食っている」と言ってもいいのではないでしょうか?

実際、これに近い活動しているバンドさんもいます。

ただ、これの決定的な弱点は広がらないこと。

音楽活動が収入にはなっているけど、他の人にまで広がらない
熱狂的な10人のなかだけで止まってしまうんですよね。

結果、「有名になりたい」とは真逆の活動。

そして少数精鋭の太いお客さんに支えられているので、お客さんが一人離れるだけでも収入的には痛い。

さらにさらに。

仮に、このスタイルで活動でうまくいかなくなって収入が減ってしまった時。

困って客単価をさらに上げる方向にいってしまいがちなのも弱点でしょうか。

これも極端な例を書きますと、3000円で売っていたアルバムを、1万円で売り出した…みたいな。

お客さんは馬鹿ではないので、こういうことやっているとお客さんも離れていきます。

そんなバカなヤツいないだろ!?とか思うかもしれませんが、意外に近い事やっちゃってるバンドいますよ。

このスタイルの活動って、例えば一度メジャーデビューしてて

知名度もあって、太いファンもすでにたくさんいるバンドさんの場合は上手くいくケースが多いように思います。

▼音楽で有名になる

さて「音楽で収入を得る」と対極になるのですが、「有名になりたい」場合は真逆の考え方になると思います。

これも極端な例を書くと

上の例では、10万円×10人の太客に支えてもらおう!

という考え方でしたが

「有名になる」を目的にするのなら、これと真逆。

無料×10000人

みたいな考え方になるかと思います。

とにかく知ってもらう、聞いてもらう のが第一。

お金に関しては最初に限って言えば
逆に知ってもらうための「広告費」的な考え方になるかもしれません。

身銭を切る!ぐらいのスタンスになるかと思います。

  • Youtubeで無料でMVを公開する
  • ノルマを払ってブッキングイベントに出演する

などは、この例に当てはまるものかと思います。

お金を使ってでもたくさんの人にまずは知ってもらう

をメインに置く活動。

とはいえ、MVの無料公開、ブッキングイベント出演などなど…これはどのバンドも普通にやっていることこなので、

もっと極端なことをしないと目立たないし、不特定多数の人には届かないとは思いますが。

「参加費を払ってミナミホイールに出演する」のもこれに当てはまると思います。

ただし、お金だけをひたすら使い続けていたら絶対にしんどくなるので
多少は収入のことや、お金の補てんの仕方は考えなければいけないのも事実ですが。

これは「お金にならなくてもまずは知ってもらいたい!」という

始めたてのバンドが最初に思うことだと思うので、ある意味では活動の基本のキではあるかもしれません。

▼「認知」と「人気」の違いを知る

で、

「音楽で飯を食う」と「音楽で有名になる」は似て非なるもの。

という、冒頭の文章に戻ります。

うえに極端な2例をあげたように、
「音楽で飯を食う」と「音楽で有名になる」は対極の二つの活動の仕方なので
まずはどちらを目指すのか?

というのを考えて活動の計画を考えないと、綻びが出てきます。

「まずは知名度をあげたい!」という駆け出しのバンドが、やたら高い値段のグッズやCDを作っても意味がわからないし

「売り上げをあげたい!」というバンドが、やたら単価の低いものや、無料オファーみたいなものばかり作っても意味がわからないですし。

ただ最終的には

「有名になりたい」と「名前を広げる」方向で活動していたバンドさんでも、活動のどこかで回収ポイントは作らないとダメですし

「収入を得たい」と活動しているバンドも、先細っていくのは目に見えているので知名度を広げる方向にシフトする時期も出てくると思いますし

活動を続けていくと、極端なこの二つも交わる時期は必ず来ます。

なので最終的にはバランスよくどっちのやり方や考え方も身につけないといけない。

でも、一番最初の段階では、この二つはわけて活動内容を組み立てたり考えていった方がいいのではないかな?

と、よくバンドさんにもアドバイスをしております。

MVがバズって再生回数が、ン10万回と一週間で回ったとしてもそれは
認知されただけで、実際に人気があるわけではなかったりします。

MVがバズったから動員もあるんだろうな?

なんて思ってたバンドがフタをあけたら、お客さん数名…なんて話もよくあります。

twitterのフォロワーが100人ぐらいで、ぶっちゃけ動員なんてまったく期待していなかったバンドさんが20人ぐらいお客さんが入る…なんてのもありました。

認知されるのと人気があるのは違うんですよね。

…と、これだけの話を書きたかっただけなのに、えらい長くなってしまった。

4回も続けてしまった。

ごめんなさい。

書きながら盛り上がってきたので、もし気が向けば、「じゃ、実際にどうしたらいいの?」みたいな内容で⑤を書いてみようかな?とも思います。

いや実際にどうしたらいいのかは僕にはわからないんですけどね。

そんなもんわかってたら苦労はしねーよ!!

と暴言を吐きつつ、今週は終わります。

最後までありがとうございました。

ではシーユーネクストウィーク!!

The denkibran(Vo./Gt.)&南堀江kanve(ブッカー)/倉坂直樹




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