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【連載】RAYSAのおつかれいさだもんで。/第13回

<毎週金曜日連載>

RAYSA/今日の1曲

https://youtu.be/odPGdlTN3wM




生命

おつかれいさ!

今私がこれを書いているのは11月24日。
誕生日です。
そしてミュージックビデオの解禁日です。
メッセージをくださった皆様、MVを観てくださった皆様、本当にありがとうございます。

今年の誕生日は会社へ行き、仕事をしていました。
至って普段通りの日常です。
あ、でも今年はケーキを食べました。
たまに食べるイチゴのショートケーキ、嬉しい。

もう子供時代のようにワクワクしたり、ペーパークラフトの王冠をかぶったりはないけれど、お祝いの言葉やプレゼントを頂いた時の嬉しさは大人になればなるにつれて凄まじい。

というのも私の4年前の誕生日が余りにも寂しかったから。
昔話をしよう。

心の病気でした。
私は不幸自慢をするつもりも同情してくれとも思っていない。
そんなに酷くないじゃないかとか甘えだとか言いたい人がいるなら言えばいい。
そんな私はもう過去。
ただ事実としてあったのは、寂しい誕生日。

2016年にうつ病と診断された。
そこから音楽を1度辞めた。
大学生だったが、家族、金銭、友人、恋愛、目標、バイト、諸々。
当時の自分には背負いきれない打撃や、もっと昔からの苦手な人間関係から生まれた自己否定が物凄くて、全てが嫌になったのを覚えている。
ネガティブに塗れていたけれど、何か変わりたいと焦った私は長年コンプレックスに思っていた体型を変えようと決意した。
ダイエットね…。

私、これだけは声を大にして言いたい。
メンタルやられている時にダイエットするのは(人によって)危険。

当時流行っていた糖質制限。
コンビニでスープやサラダを買ったとすると、トウモロコシとかニンジンとかも糖質が高いからって避けていた。
割とストイックに筋トレしたり食事制限。
炭水化物を怖いって思った。
だんだんストレスが溜まっていって、メンタル面でのストレスも相まって過食、嘔吐。
癖になった。
それでしか発散が出来ない。
食べる、痩せたい。吐く。
人は信じられないし、誰とも話せないしなんて思っていた。
誰とも会わずに過食と嘔吐。
ストレス発散…その場だけで、行為が終わると虚無感と死にたい気持ち。
どうして上手く生きられないんだろう。
どうして止まらないんだろう。

今書いてみて気が付いたけれど、伝えるって難しいね。
健康になってしまえば、どうしてそんな事をするの?って話なんだ。
それしかないくらいに人間が信じられなかった。としか言えない。
思い通りにできる気がしたのだ。
そのひとときだけは。

摂食障害という病の全盛期の中で私は21歳の誕生日を迎えた。
大学へ行ったが、誰とも話さなかった。
当時は大学へ行ける日と行けない日があった。心の問題、身体の問題。
誕生日だから行こうと思ったというよりは、朝起きたらたまたま自宅から富士山が見えて、たまたま見た香取慎吾さんのツイートの言葉が刺さって、心がぶるっと震えたとかそんな感じ。
未だに覚えている。
人の事を信じられていなかったから、誰かからかけられた言葉に関して何も覚えていないのに、そういう目で見た感動はよく覚えている。

以下、香取慎吾さんのツイート。

「一笑懸命.テキトーに」

誕生日より少し前の2017年11月1日、私の祖父が亡くなった。
色々考えて、治したい、ちゃんと生きたいって思ったのに全然上手く生きられない日々だった。
でも、希望はずっと持っていたのかもしれないです。
生きるという事に。幸せを感じて生きる事に。

4年前の体重は何とびっくり30kg。
嘘偽り疑いだらけで。
今の私とは、似ても似つかぬあの頃。
寂しかったな。
でも、本当は誰かと信じ合い助け合いたかったし、愛し愛されたかったな。
本音で話したかったな。
振り返れば上手くできなかった事が色々とあります。
ひとつひとつクリアにしていって、また歌を歌い始めた。
そこから繋がって繋がって、今は生命を歌っている。

私は当時の自分が本当に別人の様で、一度死んだと思っている。
あの一度死んだような誕生日から4年。4歳…。
あの頃見つけられなかった沢山の新発見と共に、楽しく生きていきたい。
これからも。

あの頃から離れないでいてくれた人、あの頃を知らない人、あの頃の話を受け止めてくれる人、感謝いっぱいに25歳の誕生日は終わることができる。
まだ不完全で悔しくて自信が持てない事が沢山あるが、生きる事をがんばれいさできていれば…生きていれば、良いと私は思います。
それを音楽やこうした言葉で表現していきたいです。

嘘は書きたくないから本当の事を言う。
今年の誕生日はとても暖かくて寒気がするほどでした。

私は自分の存在価値を疑って生きる時間の方が、生まれた喜びを感じるよりも多かった気がする。
生命を後悔したり呪ったりする事が多い人間に、幸せな誕生日は慣れないもので落ち着かなかったです。
人に暖かい言葉をかけてもらえることを当たり前だとは思わないので、本当に有難い。
そう感じます。

自己実現と誰かの為にという思いの中で音楽活動をしていますが、音楽は私にあの頃無かった沢山の人との繋がりももたらしてくれた。
そういう面でも音楽が大好きです。

ではではこの辺で。
長くなってしまったな。

おつかれいさ!

RAYSA




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