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【連載】オ客ハ読ムナ。/第24回

<毎週土曜日連載>

The denkibran/今日の1曲

https://youtu.be/Qjz9It_AiYA




『音楽で飯を食う。音楽で有名になる。』②

一週間のご無沙汰です。倉坂です。

前回は『音楽で飯を食う』っていう表現は、もしかしたらもう古いのかもね?

なんて話を書かせてもらいました。

今日は『有名になる』の方にスポットを当てて、好き勝手に書いてみたいと思います。

オ客ハ読ムナ!!

▼「有名になる」とは?

アンディ・ウォーホルの有名な言葉で

In the future everyone will be world-famous for 15 minutes.
(誰もが15分間なら有名人になれる。いずれそんな時代が来るだろう)

というのがあります。

うん。

まさに今の時代にぴったりの言葉だと思いませんか?

ツイッターで有名人がRTしてくれて一夜で有名人に。

TikTokでバズって急に有名人に。

現代のシンデレラストーリーにSNSはもはや欠かせないものとなってますが

SNSはおろかネットも普及していない時代に、こういうことを言えちゃう人ってすごいですよね。

さすがアンディ・ウォーホルさん。

「いずれそんな時代が来るだろう」という言葉どおり、そんな時代がすでに実際に来てますよね。

アンディ・ウォーホル、すげーな。

予言者か!

で、この言葉で一番注目してほしい僕的ポイントがございまして

「15分間なら有名人になれる」

この部分。

「15分間」

時間が限定であること。

ここに意識的になれるか?なれないか?が、かなり重要だと思うんです。

あくまで15分間だけ。

あくまで限定的な有名人。

「例え有名になってもこの感じでは、ずっと続かないよ?」っていう。

はたして、この部分に意識的な人ってどのぐらいいてるのでしょうか…?

などと「次のMVでバズりたいな~」とか打ち上げでぼやいて

ラッキーをただ待っているような、バンドマンを見てよく思うわけです。

「バズったとして、そんな一瞬の話題が続くわけないだろ!?」って

外から他人を見てたらわかるんですけど、

自分のことになっちゃうと

なんか、この上り調子がずっと続きそうな気がして

意外に都合よく解釈しちゃうんですよね。

はい。人間は愚かで弱い生き物です。

よもや、感度の高い人からすれば「バズる」という表現自体が死語みたいにはなってるとは思うんですけどね。

そして実際にツイッターなんかで何度かバズった人に言わせれば

「いやいや、1~2回ぐらいバズっただけじゃ状況って何も変わらないよ?」

と、けっこう冷静なことをみんな言うと思います。

実際、そんなもんです。

「15分間」は大げさにしても、一晩だけSNSで有名人になったところで、

人生変わるほどのことが起きると思えない。

「おい!まだ人気が出ていないバンドマン諸氏よ!

バズること、一瞬だけ有名になることにあんまり大きな夢をみちゃいけない!」

と、わたくし倉坂は声を大にして言いたい所存であります。

別の少し突飛な例えをしてみますが

あなたがウルトラマンになれたとします。

でも、それって3分間だけなんですよ。

ウルトラマンでいられるのは3分間だけ。

じゃ、その3分間で何を成し遂げますか?

そう。

3分間できっちり怪獣を倒さないといけないんです。

「おお!!オレ、ウルトラマンになれた!うひょー!!」

と浮かれてるうちに、その3分間が終わってしまえば

それはただの「巨大化して世間を騒がせただけのハタ迷惑な野郎」なんですよね(笑)。

ウルトラマンがなぜ評価されてるのか?

それは「怪獣を退治してくれたから」なんです。

けっきょく評価されるのは内容。

何を成し遂げたのか。

これ、すごく普通のことを書いてますけど(笑)。

しかもウルトラマンにいたっては

定期的に訪れるその3分間でほぼ毎回、結果を出しているんですよ!

すげー!!!!

(物語を盛り上げるためにたまに負ける回もありますけど…)

そりゃ、ウルトラマンのことみんな好きやわ。

みたいな。

はい。

ちょっと無理やりに話題に話を戻しますけど

バズる(有名になる)=結果 (人気が出る/収入になる)

では、実はなかったりするんですよね。

バズって有名になったタイミングで

結果を出すためのキッカケがすでにあったり

力技を使ってでもなんとか結果を出した人だったり

そういう人たちが生き残っているんです。

別の言い方をすると、もしバズってなくても、この人なら自分でなんとか出来たよね?

みたいな人たちが結局、生き残ているんですよね。

仕事柄「バズった!イエーイ!」と浮かれちゃっただけで終わった人もいっぱい見てきました。

バズってからが大変なんですよ。

無名だったものがいきなり有名になっちゃうわけです。

そこから辻褄を合わせる作業がまっているわけです。

…と、ここまで書いて気づいたけど

「音楽で有名になる」という話とかなりズレてしまいましたね。

「SNSで有名になる」な話になってしまった。

というか「いきなり準備なしにバズったら大変よ?」みたいな話になってしまった(笑)。

ってなわけで、時間をかけて積み重ねて有名になるのではなくて

例えばSNSで、瞬間的に「15分間だけ有名になれる」ってのも実は怖いんだよ…っていうお話でした。

そういう棚ぼたラッキーは

どうしても辻褄があわなくなる。

でも、たまにいる その辻褄を合わせられる人

その15分を永遠に出来るほど輝いている人や作品はすごいな…と本当に思います。

「多くの人に認知される」のと「多くの人から人気が出る」のは似てるようで全然違うんです。

今週はほぼSNSのバズの話で終わってしまいましたが、

来週こそ本編『音楽で飯を食う。音楽で有名になる。』③

の予定です!!

ではシーユーネクストウィーク!!

The denkibran(Vo./Gt.)&南堀江kanve(ブッカー)/倉坂直樹




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