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【連載】オ客ハ読ムナ。/第23回

<毎週土曜日連載>

The denkibran/今日の1曲

https://youtu.be/9BxTeZUMNHk




『音楽で飯を食う。音楽で有名になる。』①

こんにちは。倉坂です。

いきなりですが、このコラムの趣旨はそもそも

「お客さんは知る必要のないことを書き散らかした、ミュージシャン向けのコラム」

なんです。

今さらですけど。

ちょっと最近、趣旨がブレブレになっているのは自分でも気づいてるので

少しずつ通常営業に戻していきます。

だから今週から改めてお客さんは読まないで!

と声を大にして叫んだところからスタートです。

さて今日はタイトルどおりなのですが

今日は『音楽で飯を食う。音楽で有名になる。』について書いてみたいと思います。

改めて思うのですが

「音楽で飯を食う」という表現。

気がつけば自分もすっかり言わなくなりましたし、

そんな言い方をしてる人にも会わなくなりました。

これが10年前ぐらいなら

「オレ、音楽で飯を食いたいんです!」

とか熱く言ってるバンドマン、まだけっこういたんですよ。

なので、まずはこの「音楽で飯を食う」という言い方について、改めて考えてみようかと思います。

音楽で飯を食う気のない「オ客ハ読ムナ。」

▼「音楽で飯を食う」とは?

まず「音楽で飯を食う」=「音楽で収入を得て生きていく」ということだと思うんです。

僕の印象では「音楽で飯を食う」という表現がギリギリ使われていた10年前ぐらいって、

どんな時代だったかな…と思いだしてみました。

たぶん、音楽業界のCDバブルがはじけて「CDが売れない、売れない」と業界が騒いでた頃だったと思うんですね。

ただ、ライブハウスに出てるようなバンドマンって、

良くも悪くも「業界の流れが…!」とか正直あんまりそういうの気にしてないのでね(笑)。

特に10年前ぐらいのバンドマンは…。

だから「音楽業界の状況は知らないしCDは売れてないらしいけど

メジャーデビューして売れて、ちゃんと音楽を職業にしたい!」

みたいにまだ思ってたバンドマンが多かったんだと思います。

あんまり周りの状況が見えてないから、まだそういう事ができると思ってたんですね。

だから「音楽で飯を食う」という表現は、もっとわかりやすく書くと

要するに「メジャーデビューしたいです!」

って事だったと思うんですよ。当時は。

そして時代は流れて現代。

今ってね、僕的には「メジャーデビュー」を目指して活動してるバンドって意外に少ない印象なんです。

変な書き方になりますけど

「結果として出来るならメジャーデビューしたいけど、そこまで目標にはしていない」

みたいなバンドが多い気がします。

この10年での状況の変化は、さすがにバンドマンでもわかりますしね。

インディーズというものが「ブーム」の時期を終えて、当たり前のものとして定着したのも大きいと思いますし

SNSが普及した影響も大きい。

何よりも「CDを買わない世代」がバンドをやっているのも大きい気がします。

昔って「CDをリリースする」=「メジャーデビュー」ぐらいの感覚だったので、

「CD出すのになんでメジャーデビューしないといけないの?CDぐらいなら自分たちでリリースできるやん?」

って発想の人も多いかと思います。

だから「メジャーデビュー」というものは、もちろん「なんとなく憧れのもの」ではあるんだけど、

バンド活動を続けるうえでそこまで重要視されるものでもなくなってきてるように見えます。

▼一般社会的には?

そして音楽業界を少し飛び出してみます。

もっと俯瞰で社会の流れを見ても

たしかに「音楽で飯を食う」という発想は、完全に前時代的なんですよね。

これって終身雇用で当たり前で、ひとつの会社に勤めてひとつの仕事を死ぬまでやりきるのが当たり前

そんな時代の発想なんです。

今や、いくつかの仕事を掛け持ちしたり

副業を持つのも当たり前

仕事の仕方や、仕事じたいの在り方も変わってきていると思います。

そんな今の時代の空気感のなかで

「音楽で飯を食う」

書き方を少し変えると

「音楽(だけで)飯を食う」

というは、ちょっと時代の感覚とズレているような気もしなくはありません。

しかも一般のカタギの方からしたら、とんでもなく不安定でヤクザな職業に見えているであろう、ミュージシャンの話ですからね(笑)。

良くも悪くも、生きていくために何を糧にしていくかの選択肢が増え

「音楽で収入を得る」=「メジャーデビューする」だけではなくなった時代です。

昨今だと、一般的にある程度の知名度があっても、実は兼業ミュージシャンというのも珍しくなかったりします。

音楽でどういう風に飯をくっていく(収入を得ていく)のかも人それぞれ。

2021年の日本でバンドをやるうえで

「音楽で飯を食う」

とは、いったいどういう事なんだろうか?

と、改めて考えてみても面白かもですね。

…とか書いてて、

実はまだタイトルの『音楽で飯を食う。音楽で有名になる。』という本題まで、全然たどり着けていないんです(笑)。

まだまだたどりつけそうにないので、このまま次週に続けようかと思います。

ではでは

今の時代に「音楽で飯を食う」とはいったいどういう事なんだろう?

というのを来週までの一週間、考えてみてください。

宿題です。

次週は「音楽で有名になる。」の方にスポットをあてた内容を書けたらと思います。

ではシーユーネクストウィーク。

寒くなってきたので風邪ひくなよ!バイバイ!!

個人的な追記>

夏頃からずっと品切れだった、Slate AudioのVSXをようやく購入できました。

これヘッドホンなんですけど、内容的にはプラグインエフェクトで

VRオーディオというか、有名スタジオのスピーカーや音響を再現するみたいなやつです。

自宅録音をがんばっている人にはおすすめ。

モニター環境大事だぜ!!

なかなか楽しいです。

The denkibran(Vo./Gt.)&南堀江kanve(ブッカー)/倉坂直樹




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