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【連載】音楽と僕らの共存論/第9回

<隔週木曜日連載>




ライブハウスは居場所でしょうか?

バンドをやっていると、ライブハウスという場所で演奏することがあります。

爆音のギター、
胸を高ぶるドラム、
包み込むベース、
響くボーカルの声。

私はこの空間に初めて出会ったのは高校生の頃でした。

今はもう無い
愛知県岡崎市のCam Hall

第一印象は、タバコの匂いでした。

ステージからは、
これまで聴いたことない迫力で包み込むサウンドが流れ続けます。

クラスの友達に必死に声かけて、
ライブに来てもらっていました。

最寄りの岡崎駅から徒歩で行くには距離のある場所で、
初めて歩いてライブハウスにご挨拶した時は、
メンバーと何か色々話をしながら会場へ向かったことを覚えています。

初めて出演したとき、
対バンの方々のステージを今でもいくつか覚えています。

9mm Parabellum BulletのPunishmentをカバーしていた他校のバンドがすごくうまかったことや、
ポップパンク系のバンドで、「5分前に退出してください」っていうサビの歌詞が印象的だったことなどなど。

思えば
あの頃から私はこのライブハウスという空間に取り込まれていきました。

この間もライブをやって、
ライブを通じて仲間が増えて、
音楽に対する熱量や知識が強化されていくような経験を何度も繰り返してきました。

ただ、ふと思うことがあります。

私にとってライブハウスとは、
居場所なのでしょうか。

私は、
演奏前にステージで手が震えます。
演奏を終えてステージを出るとき、少しの安心感があります。

ライブハウスは僕たちが
作り込んできた楽曲とパフォーマンスを、
生演奏で披露する場。

演奏というのは時を止めたり戻すことはできず、
そのステージで表現した全てがバンドの印象を決定つける。

こんなにも緊張感のただよう空間で、
私は常に心地よく暮らせているわけではないのです。

ただ、この緊張感があるからこそ、
そこで出会える仲間というのは大事な存在なのです。

ライブハウスで出会えた人たちは、
僕と緊張感を共有できた大切な仲間なのだと、
思うのです。

これからも緊張して生きよう。
手が震えるくらいの方が、
僕たちは僕たちらしく居られると思うんですよね。

Endless宵道/永江 晴夫(Ba.)




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Endless宵道/今日の1曲

https://youtu.be/Q-cK9rvH3Wk

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