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【連載】音楽と僕らの共存論/第8回

<隔週木曜日連載>




音楽で渇きは満たされないのでしょうか?

仕事がうまくいかなかったとき、
友人を傷つけてしまったとき、
恋人に別れを告げられてしまったとき。

私たちは、色んな場面で心をゆれ動かされて生きている気がします。

どんな苦しいことがあっても、
前を向いて生きようとして、
ときに無理をしてしまったこともあるかもしれません。

音楽を聴くと、心の傷をふさいでくれるのでしょうか?
満たされない気持ちを満たしてくれるのでしょうか?

「音楽には傷を完全に回復させるようなことはできない」
と、私は思っています。

むしろ、弱ってしまった自分を正直にしてくれるような、
そんな力を感じ取ることがあります。

少年の私は、恋が実らなかったとき、
学校からの帰り道では元気に歩いていました。

あの頃は、「自分の思いを打ち明けることができた」
と、すがすがしい気持ちだったのかもしれません。

帰宅してからは、
1人、家のコンポでMDを聴いていました。

暗い部屋で流れるポルノグラフィティの「ROLL」は、
さみしい私の気持ちを呼びおこしてくれたような気がしました。

「思いを打ち明けたものの、受け入れられなかった自分が悔しい。」

今の自分の正直な気持ちを押し出してくれる音楽だということを強く思いました。

周りを見渡すと、
現在は妥協できるものであふれています。

「まあ、こんなもんでいいか」
「自分はこれくらいの人生がお似合いだろう」
「ガマンするのがかっこいいことだ」

他人や環境も関わることなら、
変えられないことだってあるかもしれませんが、
自分がやりきったと思えるところまで、渇ききっていたい。

過去が恋しくても、
未来が怖くても、
現在を正直に生きていたいいと思うのです。

私はそんな思いを持ちながら、音楽を聴き、
そして音楽を奏で続けようと思うのです。

Endless宵道/永江 晴夫(Ba.)

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Endless宵道/今日の1曲

https://youtu.be/XYJaLFk8V4E

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