【連載】インディーロックバンドTheRustと敏腕マネージャーM女史のマーブルロック対談/第7回

<隔週金曜日連載>
2頭のイルカ、機材について語る
M女史:The RustのマネージャーMです。さて、今日はふたりの使用楽器や機材の話を聞いていきたいと思います。
Su:はい、今日は『サウンド&レコーディング』ばりにディープな機材の話をしていきたいと思います。笑
A+:笑 といっても、ぼくら機材全然持ってないよね。
Su:そうだね。笑 レコーディング環境は、普段は棚に置いてあって、レコーディングのたびに机代わりのこたつに出してくるノートパソコンでしょ。笑 同じく普段は棚に置いてあって、レコーディングのたびに机代わりのこたつに出してくるオーディオ・インターフェースと普通のマイク。以上。笑
M女史:少ないわね。笑 DAWは何を使ってるの?
A+:メインのDAWはStudio One Proです。ピッチ補正は、Studio Oneに付属でついていたメロダインを使ってます。音色もほぼStudio Oneに入っているものを使ってますね。プラグインとしてはまず、ボーカルのミックス用にNector 3 plusを入れてます。ただあまり使ってないですね。ボーカルでいわゆるケロケロボイスを作る時ぐらいかな。あと、ボーカルに厚みがほしい時に薄くハモりを入れてます。次に、Neutron 3 advancedは入れてはいますが、まったく使ってないです。楽器の音色は基本的に、EQやコンプ、ディレイあたりで一から作っちゃってます。あとは、マスタリングツールのOzone 9 advancedですが、これは音圧も上がるし便利でまあまあ使ってますね。
Su:ボーカルのノイズ除去のためには、RXの上位版がほしいよね。もうちょっとRXは使いこなしたいですね。
M女史:楽器は何を使ってるの?
A+:ベースはフェンダーのプレベを使ってます。
Su:ギターはね、昔知り合いからもらったんですが、名もない古いアコースティックギターをメインで使ってます。結構弾きにくいんですけど、気に入ってずっとこれを使ってますね。状態はあまりよくなくてチューニングも甘いんですが。『Don’t stop music』のイントロのローファイっぽいギターも、『Colour』のシューゲイザーっぽいギターもすべてそのギターの音です。
M女史:そうなのね。てっきりいろいろなギターを使い分けているのかと思ってたわ。
Su:ぼくらのバンドはギターが大切なのですが、だからこそ気に入っているギターを使いたいですね。
A+:ぼくらは、出てきた音さえいい音ならそれでいいと考えていて、楽器や機材にはあまりこだわりがないです。それよりも、理想の音を作るためには、幅広く音楽を聴いていたり、豊かで鋭い感性を持っていることなどが求められると思いますね。
M女史:そういえば、新曲もいろいろできてきてるんですってね。発表を楽しみにしてるわ。ではまた来週!
The Rust